恒例になった弟とのクロダイ釣り一泊旅行で今回は南房総の富浦港に行ってきました。今年初めての釣りになるので愉しみでした。今回はクロダイの活性が高い時期の5月中旬、潮は中潮~大潮で潮目も良い日を選んで出掛けましたから狙いの「クロダイ」が釣れるだろうと期待しました。場所は今まで一泊釣行で行った保田港、金谷港、勝山港、岩井袋港、元名港、大原港、富浦港の中では、富浦港(旧港)が1番ロケーションが良く、クロダイの釣果も期待できそうだという事で決めた次第です。
いつも通り8時に津田沼駅で弟と待ち合わせて、京葉道路~館山自動車道路を乗り継ぎ終点の富浦ICで降りて、富浦港(旧港)に2時間足らずで到着。富浦港は北側に旧港、南側に新港と2つあります。国道沿いの釣具店でクロダイ用にこませと配合剤とオキアミと僕用に青イソメを購入しました。釣り人が誰もいない堤防が気がかりでしたが、狙い目の潮通しの良い堤防先端の灯台下のテトラポットのきわで釣り始めました。地元の人が釣っていない場所は経験上、概して釣れません。ここは入り江になっていて向かい側に対岸の山々が見えて落ち着ける釣り場です。(下の写真が富浦旧港堤防)
夕方まで粘りましたが、全く何のあたりもなく仕方なく納竿。明日は新港に行ってみようという事になりました。夕食をファミレスで済ませて予約してあったきのえ荘で大きな風呂に入って釣りの疲れをとりました。カエルの声が「ゲコゲコ」と賑やかなここの民宿きのえ荘はしっかりした造りの清潔な民宿でお勧めです。風雨が次第に強まりはじめ、弟と「明日は大丈夫かな?」と話しながら就寝。。
翌朝は、大雨で突風が吹きまくり釣りどころではありません。テレビの予報で午前中には上がりそうそうだというので、雨が小ぶりになったのを待って、途中で餌を買ってから富浦新港堤防まで行ってみました。多摩ナンバーの大型のワゴンがすでに停まっていて、中で3人ほど雨が上がるのも待っている様子でした。東京の小金井から朝5時に出て来たそうです。9時ごろから釣り始めたら、また突風と雨が強まり道具を置いたまま車に避難。雨が弱まって釣り場に戻ったら、釣り道具箱の蓋があいて上に置いてあった道具一式が堤防脇の海の上を漂っています。弟にたもで拾い上げてもらいかろうじて難を逃れました。そのうち雨も上がり、暑くなってきて、釣り人も増えてきました。
(富浦新港)
隣で「団子釣り」でやっていた小金井3人連れの1人が「きたっ!」と竿をたて引っ張り合いになり廻りの人が一斉にそちらを見ました。竿が大きくしなっています!。引っ張り合いの途中で「あっ!切られた!」と逃げられてしまいました。その後は周辺では竿を絞る人もなく、3時過ぎまでやりましたが、小さな魚がかかっただけで、結局今回もクロダイの釣果はなしという結果でした。しかし、大好きな海の近くで綺麗な景色を見ながら過ごせた2日間は気持ちが良かったです。今頃のクロダイ釣りは、餌取りの小魚(ボラの子など)が多いので、いわゆる「団子釣り」(別名紀州釣り)でないとダメかも知れないというのが、今回の結論でした。