錦織選手の一回戦は３－０のストレート勝でしたが、不安含みのスタートになりました。相手のＳ．グロート（ランク124位オーストラリア）は強烈サーブの持ち主ですが、サーブだけでは勝てません。錦織はドロップショットを混ぜたりコーナーに振ったり、ダウンザラインへのショットを放ったりして、終始自分のペースで試合をしていました。結果は６－４、６－４、７－５でしたが、全仏で傷めた「左わき腹痛」でメディカルタイムアウトを取ったりしましたから、まだ完治はしていないようです
。試合中の表情も不安を抱えているのか今一でした。ベスト８以内に入る為には、この先長い試合を勝ちぬかないといけないので、僕はまた途中棄権があるのではないかと心配しています
。２回戦までに１日休養があるので、十分回復に努めてほしいですね。何処にも不安を持たないジョコビッチやマレーなどが控えていますから、ベスト８は厳しい道のりです。
テニスのグランドスラムで１番格式が高い全英オープン（ウインブルドン大会）がロンドンで27日から本戦が始まります。全員が白のウエアしか認められない大会です。錦織選手の１回戦出場は27日～28日にかけてだそうですから深夜になりますね。放送時間はまだ未定だそうです。今回はグランドスラムで唯一入っていない全英オープンでのベスト８入りを狙っているそうです。ウインブルドンの芝はビッグサーバーに有利ですから、錦織には不利ですね。
前回のドイツのゲリー・ウエバーオープンでは左わき腹を負傷して１回戦で棄権しましたが、ほぼ100％回復しているそうです。２３日に行われたエキシビションでガスケに２－０で楽勝しているので、けがの回復は問題ないようです。しかしウインブルドンは芝のコートなので高速テニスになりますから、素早い対応が必要です。そのうえ、初戦の相手は263キロの世界最速サーブを誇るＳ．グロート（123位オーストラリア）だそうですから初戦から難敵に当たる事になります。レシーブがポイントになりますね。これらがスポーツ新聞記事に詳しく乗っていますので、関心がある方はご覧ください。
女子はセリナ・ウイリアムスが力が落ちて来て、誰が優勝するかは予想が難しくなりました。僕は全仏でセリナに力で打ち勝ったムグルッサに勝ってほしいですが、はたして速い芝はどうでしょうか。
毎週水曜日にパークゴルフ同好会のメンバーが14～15名参加してオスカーパークゴルフ場でパークゴルフをやっています。ゴルフの個人戦は承知のように３～４名で４コース（９ホール×４）の36ホールを廻ってトータルスコアを競います。僕は最近は110を切るのを目標に頑張っています。
前回の同好会（どんぐり会）は今にも雨が降りそうな中で14名が参加してのプレーになりました。くじ引きで４名×２組と３名×２組に分かれて開始しました。僕は３名の組に入りプレー開始、好調で２5前後のスコアで３コースを廻り、「これなら110を切れそうかなと？」と楽しみでした。ところが４コース目にはいって２ホール終わったところで少し霧雨が降り始めました。一緒のの男性が「雨になってきたので、僕はこれで上がらせてもらうから」と言い出しました。すると彼の車に便乗してきた女性も「それなら私も」と、僕一人残して上がってしまいました。コースでは大きな大会をやっていて残りホールを僕一人では廻れません。仕方なくその残りホールは廻れずトータルスコアーは出せずに終わりました。あの程度の霧雨なら残り数ホールは我慢するか、「僕は上がりたいんですが、どうしますか？」と相談するのがマナーのように思います。ゴルフは一人では出来ないチームプレーなのに、体調不良なら仕方ない事ですが、霧雨が少し降ってきた程度でプレーを止めて一人残して上がってしまうという無神経さと気遣いの無さに後で腹が立ってきました
。実際雨はすぐ上ったので、全員４コースを廻って上がってきました。入賞のかからない練習試合だったという気安があったのかも。ただ、８０歳前後の高齢者や持病持ちのメンバーもいるので、月例会の場合は途中棄権した場合の事も考えて組合せを考慮しないといけないのかなと思った出来事でした。
ＡＴＰ500の試合のゲリー・ウエバーオープンの決勝は、フェデラーを破った19歳のＡ．ズブレフ（38位）と３２歳のＦ・マイヤー（192位）のドイツ人同士の対戦になりました。ランクからいえば、ズブレフが楽勝かと思いましたが、結果は６－２、５－７、６－３でマイヤーが優勝しました。マイヤーは2回戦で錦織と対戦が決まっていましたが、錦織が棄権したため労せずして3回戦に進んだのでラッキーな面もありました。
ズブレフの剛、マイヤーの柔の対決で柔が剛を制した形でした。優勝経験の少ないマイヤーはショットもスピードがありませんでしたが、経験の差があり、強打すると見せかけたトリッキーなドロップショットを多発してポイントを稼いでいました。ズブレフも良く粘りましたが、19歳では経験不足はいなめず敗れてしまいました。世界のトップランク同士のレベルの高い試合では見られない、トリッキーなプレーで勝敗が分かれる試合でした。
フェデラーが敗れました
。ドイツで行われているゲリー・ウエバーオープン準決勝で３連覇中のフェデラーをノーシード選手の19歳の地元のＡ．ズベレフ（ランク38位・ドイツ）が７－６、５－７、６－３の２－１で破り決勝に進出しました。テニスの内容はとても38位の選手には見えませんでした。驚きです
身長が198㎝の長身の選手ですが、今までベスト10の選手には一度も勝ったことがなかったそうです。しかし、このところ急速にランクを上げて来たそうです。強烈なファーストサーブを持ち、フォア、バックとも正確なショットで、フェデラーのファーストサーブを長い手足を伸ばしてよく返していました。フェデラーのバックの弾まないスライスを膝を良く曲げて低い姿勢で深いボールを綺麗に返していました。攻撃はフェデラーのバックを重点的にせめて、早いフォアのコーナーへの攻撃でミスを誘っていました。今日のような試合が出来れば、きっと同じ芝のコートのウインブルドンでは上位に上がって来るでしょう。全仏優勝のムグルッサも長身で若く、男女とも若くて大柄な強い選手が出て来ました。
錦織選手が出場するウインブルドンの前哨戦になるドイツでのゲリー・ウエバーオープン（ＡＴＰ500）が始まり、６月13日（月）の夜７時からＧＡＯＲＡで錦織選手の１回戦が放映されます。さっそく観るつもりです。前回の全仏は雨にたたられてコートの状態にうまく対応できませんでしたが、今回はクレーではないのでそういう事は無いでしょうね。相手はＬ．プイエ（ランク29位フランス）だそうです。
試合は１セット目はタイブレ―クのすえ６－７でプイエ、２セット目は６－１で簡単に錦織、３セット目は６－４で錦織が逆転で勝ち２回戦に進みました。３セット目に入る時に、わき腹痛でメディカルタイムアウトを取りました。また負傷で負けるのかと心配しましたが、その後は試合をうまく進めて大丈夫でした。試合後の錦織の表情はフルセットになってしまった試合同様、暗く冴えませんでした。はたして２回戦は大丈夫なんでしょうか？
（追記）錦織選手は結局左わき腹痛の為、2回戦は棄権しました。
ＮＨＫのＢＳプレミアムで朝８時から「英雄たちの選択」という番組で「人見絹江」の特集をやっていました。日本の女子スポーツの開花に尽力して、過労のため２４歳の若さで肺炎で死去した女性の話です。得意は100ｍ走でしたが、オリンピックでは決勝に出る事が出来なかったので、初めて800ｍ走に出場して決勝で銀メダルを取り、日本で初めてオリンピックに入賞した女性になったそうです。彼女が出てきた当時はオリンピックはまだ男性の競技で、女性は参加出来なかった時代でした。
当時の日本は女性がスポーツで足を見せるのは「女のくせにはしたない」という時代だったようです。この番組で人見絹江が女性のオリンピック参加の石杖となり過労で若くして死んだという話で、人見絹江の同郷（岡山県）のあの有森裕子（バルセロナＯ.Ｐ.マラソン銀メダル）は「一度会って話を聞いてみたかった・・・」と涙ぐんで
あとは言葉になりませんでした。子供の頃からから彼女の話はよく聞かされたいたそうですし、同じスポーツに携わるトップアスリートだった人間として人見絹江の思いや苦労がよく判り、若くして死んだという事で残念な気持ちは人一倍だったと思います。
全仏オープン男子決勝戦で、ノバクジョコビッチ（ランキング1位セルビア）がアンディマレー（ランク2位英）を破って生涯グランドスラム（四代大会すべて優勝）を達成しました。夜中なので全試合をＷＯＷＯＷでビデオに録り観ましたが、３－１での優勝でした。達成したジョコビッチは満面の笑みで感激に浸っていました
。
勝敗を分けたのは、技術の差でなく、体力の差のように見受けられました。ジョコビッチは最後までいつも通りの顔できびきびと動けていましたが、マレーは、試合が進むにつれ表情に疲れが出て動きが悪くなってきました。次第に腰高になり、攻められた時にネットやアウトボールが多くなりました。全仏は赤土のクレーコートなので、弾まない為、球が遅くなりラリーが多くなる事で体力を消耗し、体力の維持が難しいと言われています。その中で、最後まで体力を維持し続けられたジョコビッチの身体能力は素晴らしいです
。食生活や日常の身体の調整、身体作りから違うようですから、ジョコビッチに勝つにはこの面の研究も必要でしょうね。次はイギリスで格式が高いウインブルドンが始まります。
全仏オープンの決勝戦は、女子はＳ．ウイリアムス（ランキング1位・米）とＧ・ムグルッサ（ランキング4位スペイン）との対戦になりました。
ムグルッサはセリーナとはグランドスラムでは1勝1敗だそうです。昨年は全仏2回戦で勝ち、その後のウインブルドン決勝戦で負けています。長身でスタイルが良く強いストーロ―クを持つ美人選手だったと記憶しています
。ムグルッサがセリーナに勝つには、強いストーロ―クだけでは勝てませんし、左右前後に走らすことが出来ないと難しい気がします。彼女のエンジンがかかる前に崩さないと、パワーでは勝てないでしょうし、走るのも速いです。セリーナは両足首にテービングをしていますから、ドロップショットなどで前に落としたり、強いコーナショットが打てれば勝ち目が出てくる気がします。今回は雨にたたられてますので、連日の試合でフィジカル面も影響が出てくるかもしれません。放送はＷＯＷＯＷとテレビ東京で６/４（土）夜9時45分からだそうです。
（追記）ムグルッサが７－５、６－４で勝ち初めてグランドスラムの栄冠を獲得しました。良かったなぁ～素晴らしい「攻撃のテニス」でした。サービスラインから一歩も下がらず、お互い雄たけびをあげながらの激しいラリーの打ち合いでは僕の予想に反してほとんど剛腕ウイリアムスに打ち勝っていました。凄かったー速く深いコーナーショットで相手を左右に走らせ、オープンコートへのショットでポイントを重ねました。ウイリアムスの200キロに近い高速サーブにも長い手足を伸ばして良くレシーブしてました。ダブルフォールトも物ともせず深く速いサーブを打ち続け、優しそうな顔つきからは想像できない激しい闘志がほとばしる試合で見応えのある素晴らしい試合でした。22歳の若い選手が久しぶりに女子テニスの頂点に立ったのでこの先楽しみです。スペインはナダルとムグルッサという二人のスパースターを生み出しました。
男子はジョコビッチ（ランキング1位）とマレー（ランキング2位）です。ジョコビッチとマレーは過去に何度も対戦してジョコビッチが優勢ですが、最近はマレーも勝ったことがあるので、その日のお互いの調子で勝敗は紙一重だと思います。放送はＷＯＷＯＷでは5日（日）の夜9時45分からテレビ東京では深夜1時５分からだそうです。
ジョコビッチ（セルビア）とＲ・バウティスタアグート（スペイン）との試合は雨の為、3日がかりとなりました。バウティスタ・アグートはジョコビッチに対して善戦しました。結果はジョコビッチの３－６、６－４、６－１、７－５の３－１でジョコビッチが勝ち、準々決勝に進みました。ジョコビッチはまだ全仏の優勝がなく、今回優勝すれば初めて一人ですべてのグランドスラムでの優勝を勝ち取る「生涯グランドスラム」を達成することになります。相当な思い入れを持ってやっている事でしょうね
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