太田和彦の居酒屋紀行を観る楽しみのなかにはバックの音楽を聴くことが含まれる。よく使われるアーティストのひとりがハーモニカのトゥーツ・シールマンズだ。そのトゥーツ・シールマンズをメジャーにしたのがこの69年映画の主題歌というわけ。
よくアメリカン・ニューシネマは嫌いという方もいらっしゃるが、『俺達に明日はない』『明日に向かって撃て』『イージーライダー』『卒業』『いちご白書』『タクシードライバー』『ミッドナイト・カーボーイ』と想い出に残る作品ばかりだったなぁ。ハッピーエンドよりは死みたいな。
トゥーツ・シールマンズの哀愁を感じさせるハーモニカに馬車のようなリズムが続けばラストシーンのダスティンホフマンの死を想い出すわけだ。
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