粋なオヤジになりたくて

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Ambassador Twenty-Five

2022-01-28 | お酒にまつわる話
 
 義母がついに屋敷を処分して成城の老人ホームに引っ越すことになり、亡き義父の遺品である洋酒のボトルの整理を手伝った。おそらく80年代に海外旅行をしたときに免税店で買ったものだろう、コニャックやスコッチの超高級な酒ばかりだ。自宅で大事な客をもてなすために買ったようだが、出番のないまま結局20年近くが過ぎてしまったようだ。ワインはダメだろうと泣く泣く流しに捨てたが、未開封のブランデーやウイスキーなら古くても大丈夫だろう。

 結局30本程いただいてきた。きっと小生も一生のうちで全部飲むことはできないだろう。しかしオークションでたたき売るのも忍びない。譲ろうにも酒飲みの強者と言えるような友人もいない。

 その中の一品がブレンデッドスコッチの『Ambassador Twenty-Five』。かってグラスゴーにあったテイラー&ファーガソンが60年代に所有するスキャパを中心にグレンバーギー、ミルトンダフ、など42種類のモルトをブレンドしてつくったそうです。ウイスキーで25年物とはあまり聞いたことがないがこれが2本あった。箱には680ドルと書かれていた。当時の免税店でこの値段とはよほど高級だったのだろう。現在このお酒を日本で販売している所は少ないのだが、調べてみると52500円で販売しているところがあった。またこのお酒が飲めるお店は少ないのだが、一杯3800円というところがあった。

 ここまで記事を書いてからなんと14年の歳月を経て、やっと『Ambassador Twenty-Five』の順番が巡って来て、開けて飲んでみた。やはり口に含むと立ち上って鼻に抜ける芳醇な香りは格別のものです。。
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