晩年のブラームスは燻銀のような小品を多数残しているが、翁の独り言のような作品群の中でも間奏曲の118-2は外せないブラームス60歳の作品。かって純情きらりでも喫茶マルセイユでかかったこの曲を桜子がいつか弾いてみたいとつぶやくシーンがあったなぁ。しっとりとした切ない名曲です。
グールドのグールドたるゆえんがこんな曲にも表れるのが興味深い。YouTubeにグールドの解釈に関してある外人がうまく言い当てている。
"he knows how to uncouver hidden melodies in this piece of which one would not expect they existed."
クラシックの面白さはこのように同じ曲でも常人の想像を超えるような発想の発見があるところですかね。
Intermezzo Op 118-2、いろいろな意味で懐かしく拝見しました。
憧れの年金生活、仕事から完全に解放された日々はいかがでしたか。私自身は退職・失業・再就職を繰り返してきましたが、失業中でこその発見もあったのではないでしょうか。たとえ限られた期間でも人生の価値観が変わりませんか。
今年もますます楽しい一年になりますように。
「平均律」、近いうちに伺わせていただきます。
あろまさんは東横線なんですね。平均律でヒラリーのCDを見つけたらそれが私がリクエストしたものです。学芸大学は失業中に一度うろついただけですが、味味とかまだまだ行きたい店があるんですよ。