ベートーヴェンのピアノソナタは何度聴いても飽きないが、なかでもロシアの故エミール・ギレリスの演奏は小生のお気に入り。鋼のタッチを評される若い頃の演奏スタイルは録音された年代にはだいぶ丸くなっていたという。
中期にあたるワルトシュタインはそんな彼のスタイルが伺える一曲。なんといってもジャケット・デザインがいい。冬のロシアの分厚く鋭く尖った流氷が彼の演奏スタイルを連想させます。ちなみに『月光』の入っているCDの幻想的なジャケット・デザインも最高ですよ。
長い第一楽章の途中で切れてしまうのがとても残念。。。それにしてもこのCDが1000円とは。。。