先週のこと、実家を訪問すると、
7日に、
熊んさま(熊野神社の宮司さん)が『おひまじ』に来るのでその準備をしてほしいと母に頼まれ、母の言うとおりに準備をしました。
お米一升をお盆に盛ったものと、塩一山・煮干し数匹をそれぞれ小皿に盛ったもの、水を入れるコップを座卓にのせ、あとは灯明代わりのろうそくも準備。
それと、一番大事な玉串料の準備。
お正月過ぎに宮司さんが来て祈祷してくださるのは、なんとなく知っていたけれど・・・
はて?『おひまじ』って、何?
本日実家を再び訪問し、熊んさまからいただいたお札を見て、私はとんだ思い違いをしていたことが分かりました。
母からは口語で聞いていたので、『おひまじ』とばかり思っていた言葉は『おひまぢ』であり、これも訛っているので、正しくは『おひまち』 漢字で書くと『御日待ち』でした。
それでも???ですよね。
そこでネットで調べてみると、
民間行事の一。前夜から潔斎して翌朝の日の出を拝むこと。
特に、正月・5月・9月の吉日を選んで行う行事をいう。
待つ間の退屈しのぎに皆で集まって飲食を共にし、歌舞音曲を楽しむことも多く、次第に遊興化した。
かげまち。 (大辞林)
現在でも、お籠もりなどと言って一部の地域で行われている行事(それもごくわずか)ですが、一般ではこんな風に形を変えてしまったんですね。
一つ勉強になりました。