チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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羊毛100% part2

2018年07月22日 | チエの玉手箱
母のサポートデイでした。

私が着くなり、母が言う。

「奥の部屋が、ちらがってんだよ。
 一昨日、お茶箱の中 片づけっぺと思って 出したんだげんちょもなんだが疲れっちまって、そのまんまになってんの。
 まったく、体力がなぐなっちまって、困ったもんだ。」

どれどれ、どんなに散らかっているのかと覗いてみると、想像ほどではなかった。
取っておく自分の冬ものは廊下に干してあり、処分するものはきちんとゴミ袋に入っていた。
残っていたのは、古いセーターの類だった。

「これは化繊だがら、捨てでいいんだ。
 こっちはどうすっぺ? 
 昭和30年ごろ、うぢで羊を飼ってた時に、その毛糸で編んでもらったがら純毛だよ。
 あんだが、これ解いて編み直すなら使ってもいいげど・・・

 これナア、サキちゃんに頼んで編んでもらったセーター。
 あんだが2~3歳の時着てたんだよ。可愛いがったんだよ~」

以前にもらったベビーカーディガンの他にこんなセーターもあったのか~
私が還暦なのだから、このセーターも60年近く経っているということになるが、デザインこそ古めかしいものの毛糸の風合いは損なわれていない。
よくまあ、こんなものを取っておいたものだと思うが、捨てられない気持ちもわかる。

とりあえず、「ブログネタにするから、私がもらっておくよ!」




ユリの支柱に残ったセミの脱け殻。今年は暑すぎるせいなのかセミの声が聞こえないな。