HAPPY MANIA

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リトル・チルドレン

2008-03-04 22:50:33 | ☆MOVIE☆
「リトル・チルドレン」を見に行ってきました。

去年の夏に公開されたケイト・ウィンスレット主演の映画ですが、
一週間限定で都内の劇場で公開されていました。





ケイト・ウィンスレットというと
「タイタニック」のイメージが強いけれど、
タイタニックって1997年の映画なんですよね。
あれから10年以上も経ったなんて。


「リトル・チルドレン」は公開前に予告編を見て、
絶対見たい!と思っていた映画。


  いい年をして今の自分を受け入れられず別の人生を夢見てしまう
  大人になりきれない大人たちの哀しい人間模様を
  同情と共感をこめつつもシニカルに綴る


なんていうレビューを読んだりもして、とても興味をもったのでした。





よほどの強い心を持った人でない限り、
人は誰でも過ちを犯す可能性を十分に持っているのだと思います。


「誰かから見たら、わたしはきっと幸せに見えるだろう。
 でも、ほんとうに、わたしは幸せ?
 幸せって何?」


誰にも覗くことのできない心の奥を自分だけは知っているから、
何度も何度も自問してしまうことがあると思う。

何度自分に問うてみてもでない答えに、
「もっと別の人生があったかもしれない」
「今からでも遅くないかもしれない」
なんて現実逃避することは
行き詰った“今”をやり過ごすひとつの術なのかもしれません。





夫がありながらブラッドに惹かれた、サラ。
サラに応えた、ブラッド。
判断ミスから子供を銃殺してしまった元警官、ラリー。
性犯罪の服役から戻ってきた、ロニー。


それぞれが、階段のステップをひとつ登る
最後のシーンがとても印象的でした。

もちろん「過ち」なんてないほうがいいに決まっているけど、
スクリーンの中で、悩み、迷いながら生きる登場人物たちに
どこか共感してしまうのは、わたしだけではないはずです。



きっと、大人になるってことは、
自分にとって一番大切なものが何か、分かることなんじゃないかな。

そして、
大切なものは、
探すものではなく、気づくものなのだと感じました。




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