HAPPY MANIA

おいしい、まいにち。
あじわう、せいかつ。

東京タワー  オカンとボクと、時々、オトン

2007-02-11 10:17:07 | ☆BOOK☆
遅ればせながら。

リリー・フランキーさんの
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
を読みました。

この本を貸してくれた人には、
何度も「電車の中では絶対読んじゃダメ!」と
念押しされたのだけど。
その通り。電車で読まなくてよかった。
と読み終えた今、ほんとうにそう思います。

だってね。
後半にさしかかった頃から、号泣だもの・・・☆



わたしはまだ親になったことがないから、
想像の範囲や、
わたしが今の時点で最大限
自分の両親から感じられることからしか分からないけれど、
子供を想う親の愛情の深さ、大きさは、
言葉通り、計り知れないものなんだろうな。

そして、その感謝の気持ち、
伝えきれないほどの大きな「ありがとう」を、
与えてくれた親に返すことはなかなか難しくて、
だから、わたしたちは、
その愛情を自分の子供に、
親がわたしたちにそうしてくれたように注ぐことで、
恩返しというか、感謝の気持ちを伝えていくのかも知れません。



最後。
オカンの残したメモ帳にはこんなことが書いてあるの。


  これからも健康には充分に気をつけて
  決しておごることなく
  人の痛みのわかる人間になっておくれ
  中学校の時の伊藤先生が
  中川君は男の子にも女の子にも好かれていますと
  言われたことがうれしかった
  勉強の出来る子より
  そういう人間になってもらいたかったから


むかしむかし見た、
夕方の「金八先生」の再放送。
金八先生がこんなことを言っていた。
「立派な人にはならなくても構いません。
 感じのいい人になってください」
随分と時間が経った今も、その言葉が忘れられません。


勉強ができる、
地位がある。
それは、もちろんあった方がいいものなのかも知れないけど、
それよりもっともっとたいせつなことがあって。

人を愛し、愛される人間になること。
いつも誰かを思いやれる人間になること。
誰かをしあわせにすることは、
自分のしあわせに繋がっているんだと、
きっと、伝えたかったのでしょう。


人の嫌がることは絶対にしちゃいけません。
自分がされたらどう思うか、考えてから行動しなさい。
何かをして欲しいと思う前に、
何をしてあげられるのか考えなさい。


いつもいつも、
わたしが父や母に言われてきたこと。
その意味のもっともっと奥深いところを、
少しだけ理解できたような気がします。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
感じのいい人 (マドレーヌ)
2007-02-12 09:14:57
CHACOさん、私もこの本を読んで、
最後は号泣でした。

感じのいい人、
目標ですね。
返信する
☆マドレーヌさんへ☆ (CHACO)
2007-02-14 23:17:56
やっぱり、号泣、ですか・・・

前半は何気なくすらっと読めていたんですよねー。
ところが!
後半はもう涙涙。

親は偉大だなぁ、と改めて思いました。
返信する

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