握らねば書くことできぬエンピツの使ひ切れない最後の部分
秒針の一分間の道のりを半日かけて進む短針
行く道によけ合ふ時はお互ひに同じ側へと動いてしまふ
束ねたる三本の矢は折れぬといふ折れぬといふが矢とは言へない
健康のためと夜道を懸命にわざわざ歩く人にまた会ふ
(風間博夫 動かぬ画鋲 ながらみ書房)
******************************
奥村メール歌会でご一緒の風間博夫さんが第一歌集を出された。コスモス短歌会に所属しておられる。奥村さんの言われるところの発見の歌、感動の歌。読者に、ああそうかと納得させる視点がある。「ナットク短歌」と名付けたらどうだろう。
秒針の一分間の道のりを半日かけて進む短針
行く道によけ合ふ時はお互ひに同じ側へと動いてしまふ
束ねたる三本の矢は折れぬといふ折れぬといふが矢とは言へない
健康のためと夜道を懸命にわざわざ歩く人にまた会ふ
(風間博夫 動かぬ画鋲 ながらみ書房)
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奥村メール歌会でご一緒の風間博夫さんが第一歌集を出された。コスモス短歌会に所属しておられる。奥村さんの言われるところの発見の歌、感動の歌。読者に、ああそうかと納得させる視点がある。「ナットク短歌」と名付けたらどうだろう。