Weblog喫茶 モンブラン

日常のあれこれをのんびり綴っています

水陸両用カー、ついに誕生:ロータス・エスプリを超えたのか?

2008-02-16 23:55:10 | 実はクルマ好きです

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

ペーパードライバーでゴールド免許保持者の私ですが、クルマは昔から結構好きでした。

スーパーカーブームの洗礼を受けた世代ですので、やっぱり今でもそういうクルマは面白く感じますね。

さて、今日はネットでこんなニュースを見つけました。
(リンク先には写真もあります)

(以下引用)

”「007」気分で水中ドライブはいかが=スイスのメーカーが潜水乗用車を開発”

【ジュネーブ15日AFP=時事】スイスの自動車メーカー、リンスピード社は15日、ジェームズ・ボンドばりの水中でも走行できる乗用車を開発したと発表した。3月にジュネーブで開かれる国際モーターショーでお目見えする。
 この水陸両用自動車はスキューバと命名された。「007」シリーズの英諜報機関員ジェームズ・ボンドの大ファンの同社社長は、「ここ30年間、どのようにすれば水中を自由に走る乗用車を作ることができるかを考え続けてきた。やっと夢が実現した」と語った。
 スポーツカータイプのスキューバは、乗っている人は水中では酸素マスクをつけて呼吸する。同社長は、防水や水圧など解決しなければならない難しい問題はあったが、最も苦労したのは水中で魚のように動かすことだったと述べた。
 電気モーターで推進するスキューバは、10メートルの深さまで潜航が可能。オープンカーのスタイルにしたのは、水中で緊急事態が起きた際に乗っている人がいち早く脱出できる安全面を考えたのと、窓を閉め切るタイプにした場合に掛かる大きな水圧を避けるためだという。
 スキューバは、ジュネーブで開かれる国際モーターショーで3月4日に報道関係者に公開され、6日から16日まで一般に公開される。同社はこの日の発表では、スキューバの値段は明らかにしなかった。

(引用終了)


この記事を20代の人が読んでも、「007」の例えはわからないかもしれませんね。(^^;

これは、007シリーズ10作目の「私を愛したスパイ」(1977年)で使われたボンドカーのことなんです。
映画で使われたクルマは、イギリスのメーカー「ロータス」が当時初めて作ったスーパーカー、「ロータス・エスプリ」の白(画像はこちらのリンクを見てください)

MI6によって改造されていて、何と水中に潜って、タイヤを格納して潜水艇仕様に変形できてしまうという、実に楽しい設定なのです。

上で引用した記事のクルマは、ライトウェイト・スポーツという感じなので、私としてはやっぱりロータス・エスプリの方が(実現したら)すごいだろうなと思いますね。

余談ですが、この「007/私を愛したスパイ」は、お金はかけているんですけれども、ストーリー性で言うとまぁ荒唐無稽・・・って感じです。

けれどもオープニングはものすごく秀逸でセンスがよいのです。

アルプスの山小屋にいたボンド(ロジャー・ムーア)を、敵が急襲。
ボンドはスキーで逃げ出します。
アルプスの急斜面を滑走しながら、やはりスキーで追ってくる敵との死闘。

敵をかわしたボンド、しかし行く手には断崖が迫る!もう止まれないっ!!

アルプスの目もくらむような断崖からスキーを履いたままダイブしてしまうボンド。
音楽も止み、ひたすら落ちて行き、もはや絶体絶命か・・・。

しかし!

ノーカット(!)のロングショットでカメラが追う中、やがてボンドの足からスキーが外れ、数秒後には真っ青な空を背景に、ポッ・・・とパラシュートが開くのです。

しかもそのパラシュートは、でっかいユニオンジャック柄。
007ファンならニヤリの、心憎い演出です。

このあたりでバックに流れ始めるのが、カーリー・サイモンが歌うメイン・テーマ、「Nobody Does It Better」です。
この曲も歴代のボンドのメインテーマの中でも、かなり名曲だと思いますねぇ。

余談の方が長くなってしまいましたが、007シリーズ、「カジノ・ロワイヤル」の次はできるのかなー。




最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
見た見た ()
2008-02-17 01:49:00
で、あの潜る車、チラ見だとロータスのエリーゼに見えたんだけど、どですかね?

やっぱ英国?

007のパロで、「0093女王陛下の草刈正雄」ってあるの知ってますか?
返信する
まさんへ (ヴィシア)
2008-02-17 09:31:17
まさん、コメントありがとう!
私もエリーゼ?と思ったんですが、形は”まんまエリーゼ”じゃないですよね。すごく似てるけれど・・・。
エリーゼ「改」なのかどうか、ウラが取れなかったので、そこは書かなかったんです。
作ったのはスイスのリンスピード社です。
ドンカーブートみたいなメーカーなんでしょうかね?

その映画、タイトルは聞いたことがあるんですが、見ていません。
しかし日本人で007を作ろうと思ったら、草刈正雄は悪くないキャスティングかも。(^^;
返信する
Unknown (茶葉ママ)
2008-02-17 15:24:44
たぶん、自分のお金で初めて観た映画が「私を愛したスパイ」です。
20回は観たかなぁ?
もちろんDVDもあります。
ストーリーは今でも繋がらないのですが、ただ面白い。
その影響で私は、エジプトへ行きました。
水陸両用も夢の夢ではなくなったんですね。
そういえば、メッセージが出てくる腕時計も、
その当時は秘密兵器扱い。
今は子供が持つ携帯でもテレビが見られるのにねぇ。
こうなるとボンドは回を重ねるほど突拍子も無いことをやらないと満足してもらえませんね。
返信する
茶葉ママさんへ (ヴィシア)
2008-02-17 21:17:19
茶葉ママさん、コメントありがとう!
私も昔は映画をよく見たほうかなと思いますが、「20回は見た」っていう作品はないかなぁ・・・。すごいです。
荒唐無稽なら荒唐無稽の面白さをとことん追求すればいいのだ!と楽しめますね。
なるほどー、それでエジプトへ行ったんですか。(^^)

出てましたねぇ、字を打ったテープみたいなのがにょろにょろ出てくる時計。
いまや、たいがいの秘密兵器は想定内の時代になりました。
はるか昔は、つま先にナイフがシュッと出てくる仕込み靴が、ものすごい武器に思えたものです。(どの映画かきっとおわかりですよね・・・?)
返信する
試乗会 (フィナンシェ)
2008-02-18 12:37:48
オープンカータイプってことは....、
-悪者に追いかけられて海に落ちたと見せかけて、実は水中カーで逃げ延びるって言うのもまだ無理か。
-10Mとはいえヒロインが必死で耳抜きするのもかっこ悪い。
ということで試乗は次回に持ち越そう。
水族館でみれたら大人気だろうね!
返信する
フィナンシェちゃんへ (ヴィシア)
2008-02-18 23:55:40
フィナンシェちゃん、コメントありがとう!
仕様上オープンカーにせざるを得なかったのでしょうね。
私としてはできれば海からクルマが上がってきて、ウインドウが開いて、全然濡れていないボンドが小魚をつまんで外に出す、あのシーンを再現してほしかったなぁ。

水族館でイルカと一緒に水中ドライブなんていうのは大ウケしそうですね。
そこまでいくならオットセイが運転するとか。
おサルの電車みたいな感じで。(^^;
返信する

コメントを投稿