マリンスポーツからの新たなる参入です。
ニールプライド
私は知りませんでしたが、なかなかメジャーなブランドのようです。帆柱などの空力技術を駆使してくるようです。
実はこういった先例は自転車業界では既にありました。厳密に言えば空力を求めての事ではありませんが。アルミの柱の軽さ、強さに目を付けたメーカーがあったのです。そう、キャノンデールです。あそこのファットアルミチューブはヨットの帆柱にヒントを得ていたのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/42/08d9393ec06edb24d26a03f681cd610a.jpg)
アレー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/73/41eaaa24afe0beeee9d16ec75d378c48.jpg)
ディアボロ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/d1/53ae3e1de55f441ef00f455dd8ac99ff.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/c2/a7fb03718ebbe2e3e46df1496f6fb573.jpg)
http://www.rouesartisanales.com/article-53428414.html#more-53428414
トレック、スコットと同じく『カムバック理論』と取り入れています。
ニールプライドではカムテールとしていますね。カムバック理論を初めて聞いたのは…、中学生くらいでしたか? 「カムバック? なんで戻ってくるんだ?」とまったく見当違いの疑問を抱いていたのを覚えています(笑)。
この理論は、ある程度の厚みを持っていればストンと切り落とした形状でも物体を通り抜けた後、乱気流を起こさないというものです。乱気流は負圧を生じ、物体を引っ張る力を持ちます。そのため、乱気流を如何に起こさないかが空力学のキモなのです。まあ、すごいですよね。それまでは、後部も徐々に細くなっていかなければ乱気流が生じてしまうと考えられていたのです。
この形状のメリットは物体に対して、真正面の風のみならず、通常なら最も多いであろう斜めからの風にも有効であるということです。
今回ニールブライドはヘッドチューブ部分を大胆に厚みを持たせることで、シートチューブ部分までの非常に広い範囲で気流を制御しています。なるほど……、面白い設計です。
最も、ヘッド~シート間にはライダーの回転する脚という障害物があります。さすがにこれをクリアしたバイクは見たことがありません(苦笑)。そういった意味ではフレーム単体で考える空力はまだまだ第一歩です。ライダーを含めての風洞実験は勿論行われていますが、それ以上の理論はまだ出てきていません。オブリーポジションは2つともそれらを覆す素晴らしい理論だったのですが……。UCIは馬鹿です。
新しいもの好きには、グッと来るのではないかと。
ホイールでは、ジップとシマノが応用しています。リムが胴太のやつです。このモデルからエアロホイールは新時代に突入したと考えて良いでしょう。特にシマノは面白い話しを聞きました。
WH-7900-C50-TUとWH-7900-C35-TUは空力的にはほぼ同じ値だそうです。なので軽いC35を選ぶ選手が多いのだとか。たった60グラムくらいなんですけどね。他にも剛性など走りに関する要因はありますが……。安直に縦と横の比率だけでは空力は語れません。いや、難しい。
ニールプライド
私は知りませんでしたが、なかなかメジャーなブランドのようです。帆柱などの空力技術を駆使してくるようです。
実はこういった先例は自転車業界では既にありました。厳密に言えば空力を求めての事ではありませんが。アルミの柱の軽さ、強さに目を付けたメーカーがあったのです。そう、キャノンデールです。あそこのファットアルミチューブはヨットの帆柱にヒントを得ていたのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/42/08d9393ec06edb24d26a03f681cd610a.jpg)
アレー
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ディアボロ
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http://www.rouesartisanales.com/article-53428414.html#more-53428414
トレック、スコットと同じく『カムバック理論』と取り入れています。
ニールプライドではカムテールとしていますね。カムバック理論を初めて聞いたのは…、中学生くらいでしたか? 「カムバック? なんで戻ってくるんだ?」とまったく見当違いの疑問を抱いていたのを覚えています(笑)。
この理論は、ある程度の厚みを持っていればストンと切り落とした形状でも物体を通り抜けた後、乱気流を起こさないというものです。乱気流は負圧を生じ、物体を引っ張る力を持ちます。そのため、乱気流を如何に起こさないかが空力学のキモなのです。まあ、すごいですよね。それまでは、後部も徐々に細くなっていかなければ乱気流が生じてしまうと考えられていたのです。
この形状のメリットは物体に対して、真正面の風のみならず、通常なら最も多いであろう斜めからの風にも有効であるということです。
今回ニールブライドはヘッドチューブ部分を大胆に厚みを持たせることで、シートチューブ部分までの非常に広い範囲で気流を制御しています。なるほど……、面白い設計です。
最も、ヘッド~シート間にはライダーの回転する脚という障害物があります。さすがにこれをクリアしたバイクは見たことがありません(苦笑)。そういった意味ではフレーム単体で考える空力はまだまだ第一歩です。ライダーを含めての風洞実験は勿論行われていますが、それ以上の理論はまだ出てきていません。オブリーポジションは2つともそれらを覆す素晴らしい理論だったのですが……。UCIは馬鹿です。
新しいもの好きには、グッと来るのではないかと。
ホイールでは、ジップとシマノが応用しています。リムが胴太のやつです。このモデルからエアロホイールは新時代に突入したと考えて良いでしょう。特にシマノは面白い話しを聞きました。
WH-7900-C50-TUとWH-7900-C35-TUは空力的にはほぼ同じ値だそうです。なので軽いC35を選ぶ選手が多いのだとか。たった60グラムくらいなんですけどね。他にも剛性など走りに関する要因はありますが……。安直に縦と横の比率だけでは空力は語れません。いや、難しい。