BIKEBIND自転車日記ブログ2

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2011 Xフュージョン完成版

2010-05-12 21:07:00 | 自転車




Xフュージョン・
ベルベットRL


エアスプリング
リバウンドアジャスト
ロックアウト

日本に大きな代理店も出来て、安定供給の兆しが見えてきたXフュージョン。

他のサスペンションメーカーが全てのレンジを考えているのに対して、ジャンプ系から始めてDH系へそしてオールマウンテンと一貫してアグレッシブ系に絞って開発してきました。それが2010年、インテンスのファクトリーチームへの供給を通じて、一気に開花している感があります。



これが内蔵です(笑)。

まあなんて単純なんでしょう。スペーサーを入れ替えてトラベル調整をするんです(写真は2010年モデル)。

15ミリEスルーアクスルを装備して、妥当な装備になりましたね。昨年ちょっと入ってきていた旧型からは大きな躍進を遂げているようです。ロックショックスの囲い込みは失敗しましたね(苦笑)。

重量はさておき、サスペンションの基本性能は剛性と減衰特性です。とくに減衰は各社の腕の見せ所です。さて新生ベルベットはどのような味付けでしょうか?






ベンジェンスHLR

160、130、100ミリ内部スペーサーで変更可能
エアスプリング
ハイ&ローコンプレッション、リバウンドダンパーアジャスト
インナーチューブ 36ミアルミ
アウターチューブ マグネシウム
エンド 20ミリスルーアクスルボルト固定
重量 2.2キロ
価格 799.99ドル

今年はこれが本命です。ダンパーはカートリッジ方式の最新型です。しかしまあ160ミリから100ミリまでなんて……、大胆ですなあ(笑)。あ、誤解の無いように書いておくと、この製品自体はすでに日本でもデリバリーが始まっています。問題なのはプロに供給することでどこまで性能を上げてきたかということなんです。それが結実するのは今年なのか、来年なのか……?

パテントに引っかからないような20ミリスルーアクスルクイックは作れなかったようです。ここは必須ですから、なんとかしなければいけませんね。ユーザーは待ってくれませんよ(笑)。

それにしても問題は値段です。海外では7万5000円ほどなんですが、日本では11万円しますからね……。作りはものすごく良くなって驚きましたが、値段にそれ以上に驚きました。これだと、フォックスかロックショックスを選びますよ。海外の値段なら、このトラベルでこの価格なら選択肢に登ると思いますよ?

今年はかなりの円高ですから、どうにかなるといいですね。

性能は期待して良いと思います。インテンスはやはり一流ですから。

個人的な希望としては、せっかくカートリッジ式ダンパーなのですから、特性の違うバージョンをいくつか用意して、簡単に交換できるようにしてあったらいいなあと。

やはり好みや、走り方の違いはありますから。


ついでにこんなのも……。

本当だったら、ものすごい耐久力です。



新型ダブルクラウンフォークも開発中……。



これが






こうなる!

黒い方が新型ですよ。

ベクターHLR

コイルスプリング
ハイ&ローコンプレッション、リバウンドダンパーアジャスト
空気圧によるダンピング曲線の変更(容量、圧)



O2 RCX
エア式スプリングモデル

http://www.pinkbike.com/news/x-fusion-shox-sea-otter-2010.html

http://www.bikeradar.com/news/article/2011-preview-magura-sr-suntour-and-x-fusion-25857

http://www.vitalmtb.com/product/guide/Suspension-Forks,33/XFusion/Vengeance-HLR,1702

リヤショックは前モデルから定評がありました。さらに新しくなったベクターHLRは大容量の道ではなく、細身にすることで、レイアウトのしやすさを優先しました。

昔はどう逆立ちしても、アジアメイドのショックアブソーバーユニットはフォックスに勝てませんでしたが、ここ数年の製品は結構良い勝負をするところまで来ています。インテンスのファクトリーチームが使用しているのですから、フォックスとまでは行かなくても、マニトウレベルの性能は最低限クリアしていると思われます。

でもですね、なにせ高いんです。2010年モデルのベクターHLRはなんと6万5100円します! フォックスのDHX5.0が5万6175円ですからね。お話になりません。格の上でも性能の上でもアフターフォローの面でもXフュージョンはフォックスに追いついていませんから。

元からならともかく、アフターで交換する価値はなかなか……。金金言うのは嫌なんですが、やはり予算は大切ですから。




http://www.x-fusion-shox.com/
でデータをチェックしていたら、面白い物を見つけました。

もう忘れ去られようとしている27.5インチ(650B規格)も作っていて、2011年もベルベットのバリエーションで出すようです。



サンMontgenevreチーム

2010-05-12 13:19:00 | 自転車
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Team Sunn Montgenevre 2010 from Lucas Stanus on Vimeo.


いやあ、なんだかウェアが異様にポップですね。前からと後ろからのグラフィックのギャップが好きです。

マックス・コメンサルが抜けて、全くと言っていいほど輝きが失せてしまっていたサン。ところが昨年のニューモデルから、かなり本気なMTBを作ってきています。

このDHモデルもかつてのラディカルプラスのような、本気具合が伺えます。フランソワ・ガシェ懐かしいですねえ。



http://www.sunnbicycle.com/francais/velos-242/downhill-257/radical-259/article/radical-507?/=general

RADICAL FINEST

いたってシンプルなバイクです。これで全体の剛性が保てるのか? 正直びっくりな構造です。ですがラディカルプラスと同じように、リヤユニットへの入力にはリンクを用いています。……、これGTのRTS(ロッカー・チューンド・サスペンション)とほとんど同じなんですよね(苦笑)。でも18年ほど前とは根底の技術がまったく異なりますから、性能は別次元に進化していることでしょう。

注目は重量です。

なんと16キロ! です。

軽いですねー。一昔前のフリーライドか、オールマウンテンほどの重量です。

他にも魅力的なバイクを作っていますから、サンは今年、注目のブランドですよ!

ヨカッタね、エバンス

2010-05-12 12:30:00 | 自転車


去年はこんなヘッドチューブをくりぬくなんて、とんでもない工作でポジションを出していたカデル・エバンス。

でも今年は……、










http://www.bikeradar.com/news/article/race-tech-custom-front-end-for-cadel-evans-26084

BMCにはちゃんとしたバイクを作ってもらえたようです。

やあ、よかったよかった。

まあ、彼のポジションは異常とも言えるくらい前傾姿勢なんです。それを実現するには、非常に限られた手段しかありません。一番最初の写真のようにヘッドチューブをくりぬいたり、特別なステムを使ったり(ルックのエルゴステムが一番手っ取り早いですね)、フォーククラウン部分からハンドルを出したり……。

今回はフロントフォーク一体型のスペシャルモデルで実現してきました。

フォーク直結タイプはジャイアントやスペシャライズドなどが採用している最新形状です。でもスペシャライズドのシーヴはエアロ形状だと言って、使用停止になりそうになっていました。

もう、UCIは邪魔をしないでほしいですね……。