BIKEBIND自転車日記ブログ2

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TNi・エアロ80ホイール登場!

2012-03-29 21:49:00 | 自転車
トライスポーツはたまに覗きに行くと、おもしろい新製品がありますねえ。

さすが! 我ら庶民の味方!!

ん? あ、それ以外の人にも(笑)!








http://www.trisports.jp/?q=catalog/node/6298
http://www.trisports.jp/?q=catalog/node/6296



TNi・エアロ80

■スペック
●カーボンリム チューブラー、高さ80ミリ、幅25ミリ、重量550グラム
●ハブ TNi・レボリューションハブ
●スポーク サピム・CXレイ フロント20H/リヤ24H
●重量 フロント700グラム/リヤ890グラム
●価格 フロント6万1950円/リヤ6万8250円(前後セット12万6000円)

TNiなのに格好良くなっています! リムもスーパーディープのみならず、25ミリのワイドタイプです。ここは流行を踏襲した形なのでしょうが、正解でしょう! 80ミリというハイトの割には重量もなかなかのものです。

ハブはTNiの通常グレードですが、問題ないでしょう。ここはセラミックベアリングにしなくて良いかと。ディープリムは他のパーツへのダメージも大きいですから。スポークがやや多めなのもここを鑑みたのでしょう。他社ではリムが剛性を担うためにスポークを減らすことが多いのですが。

そしてTNiのホイールがちょっとずるいのはサピムのスポークを使えることです。スポークはある意味カーボン以上に中身がわからない部品です。もう生産者を信じるしかないわけです。今自転車界で信じられるスポークメーカーの二大巨頭のうちの一つがサピムです。バージンスエーデン鋼を使っているのですが、これが良いらしいのです。バージンと名がつくとおり、山から出てきたままの鉄です。鉄はリサイクル性に優れた材料ですが、再処理するときに様々な元素が交わってしまい厳密な意味では多元材になってしまいます。それが良い影響を出すときもあるでしょうが、そうでないときもあります。バージンスエーデン鋼を使うということはブランド信仰などではなく、品質の安定化という意味で大切なことなのです。

値段も良いですね! 12万円なら多くの人が試してみたいと思うでしょう。それ以上になると同社扱いのエンヴェとかぶってしまいますから、ちょうどいいです。エンヴェも圧倒的なコストパフォーマンスですが、それを邪魔しない、とてもいいレンジに据えられたエアロ80。

……売れそうですね(笑)。


エンヴェ・スマートシステム、クリンチャーバージョン登場!

2012-03-29 18:23:00 | 自転車
エンヴェ・
スマートクリンチャーシステム3.4


スマートシステムがクリンチャーにも! しかもチューブラーよりも空力に優れるとか……。







http://www.bikerumor.com/2012/03/28/enve-smart-system-adds-clinchers-more-aerodynamic-than-tubular-versions/#more-41944


■スペック
スポークホール:20H/24H
フロントリム:幅26ミリ/高さ35ミリ/重量435グラム
リヤリム:幅24ミリ/高さ45ミリ/重量450グラム
スポーク:DTスイス・エアロライト
ハブ:クリスキング(1411グラム)、DTスイス・180(1379グラム)、DTスイス・240(1426グラム)

はっきり言ってしまうと、このスマートシステムはエンヴェの最大の売りである軽さはありません。それはスペックを見てもらえばわかると思います。前後とも400グラムを超えてます。ハイトがそこそこあるとはいえ、マヴィック・オープンプロよりも重いですし。もちろんクリンチャーにしては結構軽いのですが。

しかしそれ以上のものが秘められています。バランスと空力、そしてブレーキングです。エンヴェのリムが他社よりも高いスポークテンションを実現する秘密にスポーク面のモールデッド技術がありますが、このスマートシステムクリンチャーはさらにブレーキ面にもそれを施しています。初期のエッジリムは急な下りで熱変形を起こした事例がみられましたが、質量も増え、接触面の加工で格段によくなっていることが予想されます。

そして空力。前後でハイトを変え、幅もスマートシステムチューブラーと同じにしてあります。しかしチューブラーを上回る空力を謳っていますからどこかに秘密があるはず……。うーん、スポーク面が幅広くなっているような……? わかったら追記しておきます。カムバック理論をどこまで発展させているのか? 楽しみです。


ヴィー・ラバータイヤ・650Bタイヤ拡充中!

2012-03-29 02:55:00 | 自転車
私が650Bホイールがまだ普及しないだろうと言ったのは、タイヤのラインナップが間に合っていないからでしたが、どうやらどうやら予想もつかないところから一気に多用途のタイヤたちがラインナップされるようです。

メーカーは『ヴィー・ラバー』。タイの会社です。

アジアのタイヤなどは安かろう悪かろうというイメージがありますが、ヴィットリアを引き合いに出すことなく、チャレンジもタイ産ですし、シュワルベもほとんどをインドネシアに委託しています。コンチネンタルも中級グレードはみなアジアンメイドです。クオリティコントロールをきっちり行えば、一級の製品が生産できます。特にタイは突出した技術を持っていると言っていいでしょう。

日本にも自転車タイヤは扱っていないようですが、代理店があります。スクーターのタイヤなど、2000円を切ります。激安商品です。価格と相談して割り切って使ってみるのもいいでしょう。














http://650bpalace.blogspot.com.es/2012/03/big-tire-news-bulletin.html



しかしそれよりすごいのはなんといってもラインナップです。ブロックタイヤ、セミスリックタイヤ、1.9インチ幅から2.3インチ幅まで非常に多彩なラインナップを一気にそろえてきました。性能は断言できませんが、用途に合わせて選べばそこそこの能力を示してくれそうです。

同社は本国ページを見るとスポーツタイヤもきっちりとそろえており、モーターサイクルも生産しています。そんなに悪くない印象を受けます。

日本でもモーターサイクル用ですが輸入しているところもあり、スクーター用のタイヤはなんと2000円を切ります。激安です。

タイヤは良品を使うというのが私のポリシーですが、ここまで安いと色々と試してみたくなります。もっとも自転車用は日本には入ってきていないようなので、いくらになるかわかりませんが。

ケーシングもコンパウンドもわかりませんが、トレッドパターン的には良い線をついている気がします。おもしろい存在ですね。

しかし、本日は650Bばかり巡り会ってしまいました。ふしぎですねえ(笑)。

http://www.veerubber.co.th/web/index.php
http://www.tiresupply.jp/tires.html


レイノルズ・NEW MTBカーボンホイール

2012-03-29 02:27:00 | 自転車
なかなか良さそうなホイールです。





http://www.triridemtb.com/reynolds-cycling-nuove-ruote-in-carbonio-per-xc-e-am/



意外とシンプルなグラフィックで出てきました。山のデザインとかが描いてあったあそこらへんは……? どっちも良いですけど。

XC~オールマウンテンに対応した29erと26インチが用意され、アダプターを見るにフロント20ミリ、15ミリスルーアクスル、リヤ135×10、142×12スルーアクスルに対応するようです。アダプターで主要規格にすべて対応ですか。良いですね。ここら辺はまだ完全に固まりきっていませんから。

重量は26インチXCモデルが1430グラム(リムは375グラム)、26インチオールマウンテンモデルが1590グラム(リムは450グラム)となっています。チューブレスにはNO TUBE式で対応するようです。

おもしろいのはリムです。耐ヒット性を高めるためにいくつかの新技術を投入したようで、MR5(マウンテン・リム・5)、VRC(バリアブル・レジン・ケミストリー)、IGC(イナート・ガス・コンプレッション)という記述があります。詳しくはわかりませんが、単純に予想するに、新技術のレジンとレイアップスケジュール(カーボン以外を混ぜている可能性もあり)、圧をかけるのにイナートガスを用いたなんらかの手法で作ったということでしょう。おもしろそうです。

さてさて、マヴィックのアルミ路線か、エンヴェやシマノのカーボン路線か……。チューブレスかはたまたチューブラーか。どれが次世代のスタンダードとなるのでしょうか?