BIKEBIND自転車日記ブログ2

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いのりのひ

2012-03-11 22:20:00 | 自転車
今日はどなたにとっても特別な日ではなかったでしょうか。

私も何が出来たわけではありませんが、色々考え祈った日でした。基本的に無宗教なので祈ると言うことは人生においてほとんどしてきませんでしたが、手を合わせずにいられない、そんな日です。


くじけない歌

たとえ大地が息絶えようと
くじけない歌を覚えているなら
目をこらし生命のきらめきを探そう
奥歯をかみしめ 空を見上げよう
見えない明日を信じることは
時には苦しいものだけれど
僕たちは勇気にあふれているから
くじけない歌を力に変える
僕たちは人間を信じているから
くじけない歌を笑顔に変える

覚悟のススメ第一巻引用 著/山口貴由


昔とても好きだった漫画の後書きに書かれていた詩です。荒れ果てた近未来が物語の場所なのですが、怪物が出てきたりしなければまさに311の現場のようです。読んでいた頃はそのような景色が自分の生きている時に、この日本にそんなことが起こるとは……。

もちろん物語のように上手くいくはずはありません。『勇気を持つ』『あきらめない』そういった言葉が無責任に発することの出来ない重い言葉だとも今回痛感しました。それでも、それでもあきらめないでほしいのです。

中央政治は稚拙かつ鈍重。メディアは政府発表しか流すことをしない。現場の当事者や現場の人たちに過大なる負担の元に今を凌いでいるのでしょう。

いまだもってあれほど頑張っている人たちに対して頑張れなどという無神経な言葉を掛ける人たち。勇気を与えられたらなどとほざくスポーツ選手。違うでしょう? 勇気を少しでも感じてもらったり、きっかけになったらということでしょう。何を上から言っているんだが! まあ言葉を知らないだけなんでしょう、気持ちそのものはわからなくもないのですが。

ですが一年経った今でも、日本中から毎日約8000万円もの寄付金が集まっていると聞きます。お金で全てが救えるはずはありませんが、大きな助けになるのもまた事実。持てる人も持たざる人も、いままでこの国でなかったほどなにかを分かち合っています。

あそこまでの大事がたった一年で過去のモノになることはありえません。まだなにも再出発のスタートラインに立っていない人も多いでしょうが、なんとかこの時を凌いでいただきたいと思って止みません。

どうか、どうかあきらめないでください。


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