BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

コルナゴ・C59ディスク登場!

2012-03-07 21:42:00 | 自転車
だあっ!

遂に来ました! 
コルナゴ・C59の
油圧ディスクロード
です!! しかも保守的とも言われる、イタリアンバイクの雄・コルナゴからです!

コルナゴはパートナーに同国のフォーミュラを選びました。ここから時代が変わるのかも知れません!





















http://www.bikeradar.com/road/news/article/colnago-launch-c59-disc-33359/



いやいやいや、来ましたねー。最初見たとき「シクロクロスか?」とか「なんかグレーな写真だからCGか?」と思ったんですが、本物でした。

フォーミュラとは意外なところと組みました。もちろん同国というのは大きいでしょうけど。変速系はシマノ・Di2を流用しているので出来たことです。これならシマノと組んだ方が……、ねえ(苦笑)? でもおそらく待てなかったのでしょうね。来年度モデルとして夏以降、ディスクロードが各メーカーから山のように出てくるでしょう。C59は名作だと思いますしコルナゴはとても好きなブランドですが、ここしばらく時代を作り出してきたとは言えませんでした。そこはエルネストとしては、ロードレース界の牽引してきた誇りが許さなかったのかと。

さて現物に目を向けましょう。

ブレーキレバーは……、なんだかヘンな形です(笑)。まるでブルホーン用のレバーのようです。でもシマノと同じようなところに変速スイッチを仕込んでいるようです。レバーの裏です。

ローターは140㎜です。はい、これは正しいですね。個人的にはもう一回り小さくしても良いと思います。タイヤのμが決定的に違いますから、もっとコントロール方向に振っても、ローター小径化してもいいかと。

マウントは前後ともポストマウントです。リヤは140㎜化したことが裏目に出て、マウントボルトがシートステーの内側になってしまっています。これでいいのか、それとも普通にリヤトライアングルの外側がいいのか、ここはまだまだ検証が必要でしょう。

ホースの取り回しは……、チェーンステーを通っています! いやあエア抜きがしにくそう……。これはオイルホースを取り外せるフォーミュラならではかもしれません。これは強みですね。

ホイールもフォーミュラ製です。同社は数年前から突如ホイールも作り始めていましたが、まさかこういう取り合わせとは……。意外です。

ディスクなんて来ないよ、という人もいるでしょうが、私は来ると思います。それは乗り物のブレーキとして、当然の進化だからです。リムも消耗しませんし。他にもスポークを介する分制動がABSのようにコントロールしやすくなり、雨の日の制動力は圧倒的になります。

さらに調整幅が広いこともあります。今MTB用ディスクで実現されている機能だけでも、レバーリーチアジャスト、パッドコンタクト、パワーモジュレーションがあります。MTBでは自分の好みのタッチというのはごく当たり前でしたが、ロードではあまり選択の余地はありませんでした。パッドコンタクトは従来からワイヤ調整できますが、レバーリーチアジャストはごく最近付き始めたばかり。カンパにはまだ付いていません。この三つに加え、ローターとパッドの選択でさらに変更が可能です。

ブレーキはもっともこだわって良い部分だと思うだけに、単にストッピングパワーが上がるということでなく、性能の向上という点でありだと思います。