めざとい人は気がついているようですが、試してますねー。
http://weightweenies.starbike.com/forum/viewtopic.php?f=3&t=98373&start=15
http://www.newsbikes.com/article-nouvelles-roues-shimano-prototypes-101267030.html
http://www.newsbikes.com/article-shimano-dura-ace-11v-9000-les-photos-100179073.html
まさか動画まであるとは思いませんでした(笑)。基本的に全てに手が入っている用に見えます。
まずはハブ。幅広く、フランジも大きくなっています。ついでにフランジは肉抜きがされています。ここは剛性重視といった感じでしょうか?
そしてリム。断言はできないのですが、画像で見た限りだとさらに幅が広くなっているように見えます。カムバック理論をさらに前進させるのでしょうか? それともこっちも剛性のため? むーん……。
ニップルはまた内蔵型に戻ったようです。面倒くさそうです……(笑)。ま、性能を重視するのも一つの考えです。本当はタイヤを外すのが簡単なクリンチャーは内蔵、面倒なチューブラーは外蔵とかでもいいと思います。まあチューブラーは最上級の性能を追求することが多いので結果として内蔵になるんでしょうけど。
最後にスポーク。これが最大の違いですね。リヤのスポークは……21本です。そうドライブ側2本に対してノンドライブ側1本の割合で組まれています。そう、フルクラムの2:1スポークレイアウトですね! ……ええええええ? 大丈夫かなあ? いや、大丈夫ですか。さすがにこんなところでパテントにひっかっかっているようでは、勝負になりません。逃げ道があるか、パテントを取っていないか、もしくは見た目ではわからないまったく新しいものなのか……。
さあどうでしょうねえ?
追記
ニップルは内蔵式になったと書きましたが、どうやら違うようです。初代以来久々にハブ側にもってきたようです。むーん、これは……、かなり劇的な変化が予想されます。
リムは太く、軽く。従来のタイヤメーカーが主張する、かまぼこ形にならないとタイヤ本来の性能は発揮されない、というロジックを無視、あるいは乗り越えて、タイヤを覆わんばかりの幅広リムになりつつある最新のカーボンリム。コメントに書き入れてくれた方がいるように、タイヤ自体も太くなってきています。ヴィットリアもチューブラーは21ミリがスタンダードサイズでしたが、今後は23ミリにすると宣言しています。これはタイヤの変形量のおおきさによるエネルギーの損失に由来するものです。
ロードタイヤは19ミリなどを履くと、踏み出しなどが軽くなり走りが軽く楽になったように感じます。しかし最終的な状況を総合的に鑑みると太いタイヤの方が早く走れることは実は昔から言われてきたことです。タイヤが太くなると設置面積が減り軽く走れることは、極限の低エネルギーを追求したソーラーカーが昔から証明しています。自転車は重量やグリップなどの他の条件もあるので、一概に同じとは言えないのですが。
新生代ホイールたち、ボーラやライトウェイトの牙城を崩すことができるのか? 楽しみですね!