その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

フィナンシャル タイムス紙 「対応に窮する自民党」

2009-02-16 23:47:11 | ロンドン日記 (日常)
 今日のフィナンシャル・タイムズ紙に、中川大臣のG7での醜態について、その対応に窮する自民党についてレポートされています。

Mr Nakagawa’s slurred and sleepy performance at the press conference – which he blamed on taking too much cold medicine – threatens to become a metaphor for the inability of an embattled administration to effectively counter the effects of the global financial crisis on the world’s second largest economy.
(中川大臣の記者会見における不明瞭で眠たそうな仕事ぶり(彼は風邪薬の飲みすぎと言い訳しているが)は、難問を抱えた現政権が、地球規模の経済危機が世界第2位の経済大国に与える影響をとても処理できそうにないことを暗に示している。)

う~ん。しっかりしてくれよな、大臣。世界中で見られてますよ。海外にいる我々が恥ずかしいじゃないか!


(以下、フィナンシャル・タイムズWebサイトより引用)
Japan’s ruling party struggles for response
By Mure Dickie in Tokyo

Published: February 16 2009 14:29 | Last updated: February 16 2009 18:30

With Japan’s government struggling to survive amid an economic downturn of truly historic proportions, there could hardly be a worse time for a finance minister to appear incoherent and incapable.

On Monday, however, Shoichi Nakagawa, Japan’s finance minister and a veteran heavyweight in the long-ruling Liberal Democratic party, was forced to deny allegations he had turned up drunk for a press conference at a weekend gathering of Group of Seven counterparts in Rome.

Mr Nakagawa’s slurred and sleepy performance at the press conference – which he blamed on taking too much cold medicine – threatens to become a metaphor for the inability of an embattled administration to effectively counter the effects of the global financial crisis on the world’s second largest economy.

The scale of Japan’s problems has been put on stark display by the 3.3 per cent quarter-on-quarter decline in gross domestic product suffered in the last three months of 2008 – and by the fact that few economists expect things to be much better in the first quarter of this year.

“The deterioration in the Japanese economy has been unprecedented and savage. And the data available so far for the first quarter suggest that the economy will post at least as large a decline in the first three months of 2009,” wrote Grant Lewis of Daiwa Securities in a research note.

“Without further aggressive action, what looks certain to end up as Japan’s worst postwar recession risks ending up something much worse altogether.”

Indeed, some economists say that if GDP declines persist through most of this year and deflation takes hold – both mainstream assumptions these days – the downturn will justify the title of depression rather than recession. In Japanese, some people have for a while been adding the modifier “big” to the word fukyo – a general term for slump that can be translated either as recession or depression – to stress the seriousness of the situation.

The government’s ability to influence the eventual definition of the downturn remains highly doubtful. The support ratings of Taro Aso, prime minister, have fallen to ever more perilous lows and he may struggle just to win Diet passage for existing stimulus action in a supplementary budget for the current fiscal year and the full budget for the year from April.

The opposition Democratic party – which on Monday gleefully seized on the opportunity provided by Mr Nakagawa’s poor showing in Rome to demand his resignation – is pushing for an early election that would inevitably delay the introduction of new policies.

Even a new DPJ administration would face difficulty financing any stimulative action, given that government financial liabilities are already equivalent to a stunning 173 per cent of annual GDP by the Organisation for Economic Co-operation and Development’s count.

Still, Masaaki Kanno, head of economic research at JP Morgan in Tokyo, says the need of all parties to be seen to be willing to act for the economy ahead of the next general election, which must be held by September, could smooth passage of a further round of stimulus early in the next fiscal year.

In the meantime, pressure will grow for more aggressive action from the Bank of Japan, which has cast its role in the crisis so far largely in terms of maintaining market stability and has broadly eschewed the policy innovation embraced by the US Federal Reserve.

Some government officials express frustration at the independent BoJ’s caution. “They have been slow, says one senior official. “It’s time for the BoJ to act in a more decisive manner.”

Few expect such action soon, however.

A bank policy meeting this week is expected only to extend or perhaps expand a programme under which the central bank buys commercial paper in an effort to ease corporate credit conditions.

Any general recovery is still likely to rely on a revival of external demand. Asked for domestic triggers for a return to growth, one Tokyo economist just laughs. “There’s nothing at all,” he says.

Still, while many observers put their hopes more on stimulative action from Washington instead of Tokyo, the world-beating Japanese export sector could be well placed to benefit from any revival in demand for its cars and electronics. A rise in corporate inventories in the last quarter belies the forceful reaction taken by many companies to the crisis, slashing production and laying off temporary staff.

It may also turn out that Japan’s economy can take inspiration from the endurance of its finance minister. Back from Rome, Mr Nakagawa was clearly chastened by his press conference performance and apologised to the nation for “any trouble caused”.

Yet he was chipper enough to win the backing of his prime minister and to promise voters he was ready to “work hard”.
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タイムズ紙記事 パナソニック

2009-02-16 08:27:25 | ロンドン日記 (日常)
 昨日のタイムズ紙に「パナソニックの従業員へのメッセージ 社歌斉唱から自社製品購入へ」という記事が載っていました。「不況で苦しむパナソニックが、社員に£100相当の自社製品購入を命じた」という内容です。

 日本人から見ると、そんな大したニュースではないと思うのですが、「愛社精神を名目に社会的なプレッシャーをかけている」というのが、タイムズ紙記者には面白く映っているようです。

 ロイヤリティの名を借りて、従業員にプレッシャーをかけているのかどうかは置いておくにしても、会社へのロイヤリティというのは、まさに今、自分が直面しているカルチャーショックの一つです。

 たとえば、苦しい経営環境の中、会社の経費節減や売り上げ増のために従業員自ら何らかの形で会社に貢献しようとするのは、私には当り前とも思えるのですが、そこは欧州の人は違うようです。あくまでも、会社との契約の中で決まった責任範囲の中で仕事は一生懸命するが、それ以上のことは進んではしない。こんな姿勢が垣間見えます。

 本記事も、「そこまでやるのか、日本人は」という意識が背後にあるような気がしました。

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ロンドン ジョギング ハイドパーク

2009-02-16 00:08:36 | ロンドン日記 (日常)
 今朝のジョギングはハイドパーク、ケンジントンガーデンの周回コースです。

 ケンジントンガーデンからロイヤルアルバートホール(後方の煉瓦の建物)を覗いた写真です


 今日の東京はずいぶん暖かかったと聞きましたが、ロンドンも春を感じさせることがいくつあります。

1.日暮れが遅くなってきた
 最近は夕方5時過ぎが日没です。来た頃は、15:30には暗くなり、16:00には真っ暗でしたから、これだけでずいぶん、世界が明るくなった感じがします。

2.鳥の声が聞こえ始めた
 公園内では鳥の声がかなり聞こえ始めています

3.池の氷も溶けた↓。1月は完全に凍ってました。


1月の写真を参考まで


もう少しの辛抱のようです。

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ロンドン 夕暮れ時のタワーブリッジ

2009-02-16 00:03:49 | ロンドン日記 (日常)
 昨日の夕方、夕暮れの光とタワーブリッジのライトアップがとてもきれいに融合していました。

フラッシュなしでとったバージョンです


フラッシュ付きでとったバージョンです


実感はフラッシュ無の方が近いです。それでも、写真でその場の雰囲気を切り取るのは難しいですね。
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ベルディ オペラ「リゴレット」

2009-02-15 00:13:31 | オペラ、バレエ (in 欧州)
ロイヤルオペラのベルディ「リゴレット」を見に行きました。

 今回は、今までで一番いい席を取りました。バルコニー席のほぼ中央の最前列です。値段も高いだけあって、良く聴こえることにびっくり。歌手の声が直接聴こえるだけでなく、天井からも反響が良く聴こえるため、360度サラウンドステレオという感じです。席によってこんなに聞こえ方が違うのかとびっくりです。


 公演も最高でした。作品そのものの面白さに加え、歌手の歌と演技、オーケストラの演奏、演出などなどすべてが素晴らしく、2時間余りの公演を、緊張感をとぎらせることなく、集中して楽しむ事ができました。

 いきなり肝を抜かされました。第1幕第1場で侯爵邸の大広間で舞踏会の場面があるのですが、舞踏会というよりも殆ど乱交パーティ。ずいぶんエロチィックな場面だなあと思っていたら、なんと、一組の男女が突然、全裸になってからみ始めるではないですか。女性は胸も、男性は下半身も丸出しです。ものすごいナマナマしさなのですが、パーティの位置づけとか雰囲気を見事に表しているとも言えます。まあ、とにかく、驚かされました。

 「美と醜」「善と悪」「愛と憎」という対立構造がうまく織り込まれている「ストーリーの面白さに加え、作品全体に、アリアや重唱の見せ場が散りばめられていて、楽しめます。このオペラを見るのは初めてなのですが、聞き覚えのある曲が沢山入っていて、すんなりと入っていけます。

 最も印象に残ったのは、リゴレット役のLeo Nucciとジルダ役のEkaterina Siurinaです。Leo Nucciは、迫力のある歌声もさることながら、人生の苦しみをすべて背負ったかの如くの、迫真の演技でした。Ekaterina Siurinaのソプラノは会場全体に響き渡り、ジルダの純真な愛が表現されていました。

 とにかくブラボーでした。(★★★★★)


ジルダ役のEkaterina Siurinaの挨拶です。


リゴレット役のLeo Nucciです


指揮のDaniel Orenを交えて。



Rigoletto
Saturday, February 14 7:00 PM

Credits
Composer;Giuseppe Verdi
Director;David McVicar
Set Designs;Michael Vale
Costume Designs;Tanya McCallin
Lighting;Paule Constable
Choreography;Leah Hausman

Performers
Conductor;Daniel Oren
Duke of Mantua;Francesco Meli
Rigoletto;Leo Nucci
Gilda;Ekaterina Siurina
Maddalena;Sara Fulgoni
Sparafucile;Brindley Sherratt
Giovanna;Elizabeth Sikora
Count Monterone;Iain Paterson
Marullo;Changhan Lim§
Matteo Borsa;Daniel Norman
Count Ceprano;Vuyani Mlinde§
Countess Ceprano;Louise Armit

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映画 それでも恋するバルセロナ (Vicky Cristina Barcelona)

2009-02-14 10:51:33 | 映画
「それでも恋するバルセロナ (Vicky Cristina Barcelona)」を見ました。ウッディ・アレンのラブ(?)・コメディです。2人のアメリカ人の女友達が、バルセロナに夏休みに遊学に来るのですが、そこで、スペイン人の画家をめぐって、彼の元妻も含めて4角関係に陥るというお話です。

 この映画は、先日、バルセロナに出張に行った際に、スペイン人の同僚が「あの映画が公開されてから、アメリカ人の女性観光客が増えた。あれは面白い」と言っていたので、ちょっと気になっていました。

 日本人から見ると「あり得ねえだろう」というような話なのですが、ウッディ・アレン一流の、おしゃれな会話と雰囲気作りで、尤もらしい映画に仕上がっています。まあ、現実感にとらわれなければ、単純に楽しめます。

 前述の彼によると、「バルセロナの雰囲気とライフスタイル、情熱的なスペイン人の性格を良く描いている」とのことです。(2月1日 機中にて)

(★★★★☆)
 
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ロイヤル ソサエティ

2009-02-14 09:10:56 | ロンドン日記 (日常)
 今日夕方、日本のK大学のロンドン研究室立ち上げを記念した開所パーティにお招き頂きました。場所はロイヤル・ソサエティです。ロイヤルソサエティは、350年も前から「科学の卓越性を追求してきた」団体で、Carlton House Terraceというすごい格式のある建物(上の写真参照)の中に、本部、会議室、レセプションルームが入っています。

 レセプション、会議室に移動してのスピーチ、そしてカクテルパーティと格調の高い世界を覗いてきました。参加者は日本からの大学関係者、日本の外務省の方、イギリスの大学関係者などなどで、非常に香り高い雰囲気です。

 パーティでは、知り合いの方から、当地の大学関係者を何人かご紹介頂きました。「まだ、日本から来たばかりだ」というと、皆さん喜んで、「ここに行きなさい、あそこも良いよ」とお話頂きました。「一回、この部屋のパーティに参加してみたかったんだ」などという先生もいましたから、かなりのお値打ちパーティなのかもしれません。皆さん非常に、気さくな方々で、短いですが楽しい時間を過ごすことができました。

 写真は、ロイヤル・ソサエティからの流用です。

 入口です。

 
 スピーチ・講演のあったホール。ホワイトハウスのプレスルームのよう。



 パーティ会場です。パーティは立食形式でした





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写真もろもろ

2009-02-13 16:24:01 | ロンドン日記 (日常)
 2月9日 夜 アムステルダム空港近くのホテルの部屋です


 お寿司弁当


2月10日 アムステルダム→フランクフルトを走るInterCityの車内です


2月11日 朝 フランクフルトのホテルの窓から。中央の広場の中にある建物が昨夜、食べて飲んだレストランです (CAFE HAUPTWACHE)。1904年スタートとのことでした。




2月12日 朝 起きたら雪が降っていました(ローデンブルグのホテルの窓から)


ミュンヘン郊外の駅(Daglfing)から空港に向かいます


飛行機が1時間半遅れ。ビールとソーセージで時間つぶしです。結局、帰宅は23:00 白い御飯が食べたいです。
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ローデンブルグ→ミュンヘン 出張

2009-02-13 02:55:55 | ロンドン日記 (日常)
 19:10発の飛行機が1時間半遅れで、ミュンヘンの空港で時間をつぶしています。

 今朝は目覚めたら雪が降っていました。ローデンブルグ(Royhenburg)から5キロほど離れたこのホテルの付近は、幾つかの工場とオフィスビル以外は何も無いところですが、雪がうっすりと積もった風景は、日本の田舎にも似て風情があります。泊まったホテルは家族経営のビジネスホテルで、ビジネスホテルながら、暖かいホスピタリティを感じるものでした。(GASTHOF AM SEE)

 今日も午前中は9:00から13:00過ぎまでミーティングで、その後、100キロちょっと離れたミュンヘンに向かいました。正直、ローデンブルグは、「中世の宝箱」(地球の歩き方 ヨーロッパ)と評されるほどの町らしいのですが、立ち寄ることもならず、変な欲求不満が募ります。

 ミュンヘンでも、提携先のオフィスが郊外に位置しているので、是非一度行ってみたいと思っているバイエルン州立歌劇場を見ることも無く、16;30過ぎに打ち合わせが終わるや否や、近くの駅から電車に乗って、空港に向かい、今、一人打ち上げでビールとソーセージを食しています。

 今回のオランダ、ドイツ出張は非常にタイトなスケジュールな中で、仕事としては非常に有意義なものでした。次回、是非、プライベートで今回訪れた町々をゆっくりと、訪ねてみたいと思います。

 ※ロンドンに帰ったら、写真をアップします。「こいつ、何しに来たんだ」と思われるのは癪なので、一人で居るときしか撮っておらず、大した写真はありませんが・・・

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フランクフルト→ローデンブルグ アウトバーン

2009-02-12 14:56:40 | ロンドン日記 (日常)
 フランクフルトでは、9時から、デリバリされたサンドイッチの昼食を挟んで、4時半まで打ち合わせを行いました。

 5時過ぎに、ドイツ人の同僚の車で350Km南下したローデンブルグ(Royhenburg)近郊に向け出発します。

 制限速度なしのアウトバーンの初体験でした。廻りは平原が広がっているだけの何も無いところを走る高速道路の割には、思いのほか車の数が多かったので、飛ばし放題というわけには行かないのですが、平気で160、170Kmは出します。乗っているBMWはメーターの最高速度が250Km なので、160Kmでもメーターの角度は1時ぐらいですから、ドイツ人にとっては、我々が日本で100Kmちょっとで走っている感覚なのでしょうか。

 助手席に座る私は、正直、かなり体を強張らせての乗車になり、とっても疲れます。対向車線で、事故で数台の車がペチャンコにいるところを通り過ぎたりすると、他人事にも見えません。夕暮れ時の微妙な光の中でのドライブは、昨日降った雪景色とも重なり、それは美しいものなのですが、とても景色を楽しむ状態ではありません。

 ましてや、途中のやや高地エリアでは、突然、吹雪に近い雪が真正面からぶつかって来ました。さすがにその時は、”Please drive slowly”という私を慮ってか、120-130Kmにスピードを落としましたが、生きた心地がしませんでした。

 結局、7時半過ぎにホテルに到着しましたので、350キロを2時間半で走り抜けたということです。ふ~、疲れた。

PS 夕食はホテルのレストランで食べたのですが、「典型的なこの地方(バイエルン地方)の料理を推薦して」と言って出してくれたのは、ローストされたあひるとキャベツの酢漬けの付け出しでした。昨夜も飲んだドイツビールとあわせての食事は、VeryGoodでした。

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フランクフルト 出張

2009-02-12 05:52:34 | ロンドン日記 (日常)
 夜、フランクフルトのホテルについて、近くのレストランでやっと夕食にあり付けました。ドイツ定番のドイツビールとフランクフルトソーセージで、私のドイツデビューを祝いました。

 ドイツビール、良いですね。こくがあり、味わいがあります。いつものど越しを味わうのにがぶ飲みしているビールとは違って、舌と喉で味わって飲むという感じです。

 フランクフルトは思ったより普通のソーセージでした。連れのオランダ人に、「もっと太いかと思った」と言ったら、「フランクフルトというソーセージは細いのが普通。太いのは○○○。」と言われ、一つの学びがありました。

 結局、12時近くまで、飲んで、ホテルでバタンでした。(2月11日)
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アムステルダム→デュセルドルフ→フランクフルト 出張

2009-02-11 07:44:29 | ロンドン日記 (日常)
 朝、目が覚めたら、なんと7:15。オランダの同僚が7:30にホテルに迎えに来てくれる約束なので、朝食も取れずに、髭だけ剃って、あわててチェックアウトしました。

 空港から車で10分ぐらいのところにオフィスがあり、8:00からミーティングです。2つの打ち合わせを済ませて、11:30過ぎにオフィスを出て、アムステルダム中央駅に車で向かいました。車窓から見えるやたら平べったい風景と、時折見える運河、いかにもヨーロッパ的な建物が、唯一オランダを感じさせてくれました。オランダ人の同僚に「オランダといえば、チューリップと風車が、日本人のイメージなんだけど、風車はどこに行けば見れるのか?」と聞いたら、「もう、風車は殆ど残っていない。観光用のパンフレットにはあるかもしれないけど・・・」と笑っていました。

 アムステルダム中央駅で、インターシティという国際列車に乗って、次はデュセルドルフのオフィスへ向かいます。非常に、ゆとりのある座席設定になっていて、快適です。以前に乗ったロンドンーパリ間を結ぶ、ユーロスターよりもずっと良いです。車両の中は8割がたがビジネスマンで、皆、パソコンをパタパタ叩いています。生憎の雨模様の天気なので、車窓からの風景を楽しむという感じではないのですが、ヨーロッパの田舎を走る列車からの景色には、なんとなく北海道的な雰囲気があります。
 丁度、お昼の時間帯で、座席まで食事の注文に来てくれるので、メニューも読めないまま(ドイツ語、オランダ語はあるけど英語は無い)、中では一番高い部類(とは言っても€9ぐらい)の品を頼んでみました。すると、出てきたのは、8種類のチーズの盛り合わせとパンでした。チーズそのものはおいしいのだけど、水とパンだけで食べるのは、日本人には限界ありです。途中で、ギブアップした挙句に、ちょっと胸焼けが・・・。唯一メニューが読めたサンドウイッチにしておけば良かったと後悔です。

 約2時間半でデュっセルドルフに到着。駅前に路面電車が走しる風景は、いかにもヨーロッパの都市ですが、アムステルダムとは微妙に雰囲気が違う。どこが違うのか考える暇も無く、デュセルドルフのオフィスへ向かいます。

 3時から約2時間半、打ち合わせを2つこなし、またまた6時半過ぎの列車に乗ってフランクフルトに向かいます。幸か不幸か、連れの同僚と隣り合わせの席だったので、来週の会議に向けた打ち合わせを社内で1時間実施。一息ついたところで、フランクフルト到着。20:40でした。 (つづく)



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ロンドン→アムステルダム 出張

2009-02-11 07:28:05 | ロンドン日記 (日常)
 今日は、朝から週初めの定例会議から始まって、午前中打ち合わせ2本、お昼は東京からの出張者との昼食、午後も会議が2本と、全く席に付く暇も無い忙しさでした。

 バタバタしているうちに夕方5時過ぎに会社を出て、ヒースロー空港へ。地下鉄が遅れて飛行機に乗り遅れるかと焦りましたが、なんとか19:40の飛行機に飛び乗り、アムステルダムへ。

 豪雨のため飛行機は離陸が遅れ、空港近くのホテルにたどり着いたのが23:00過ぎです。アムステルダムもひどい雨の上、アムステルダムの空港ではシャトルバスがなかなか来ず、寒い、寒い。
 
 ホテルは以前パリ郊外で泊まったのと同じチェーンのビジネスホテル。まあ、不便さはないけど、ちょっと味気ないなあ。夕食もヒースロー空港で買った巻き寿司をホテルでつまんでおしまい。仕事なので文句は言いませんが、結構、寂しい出張の出だしでした。(2月9日)


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ロンドン ジョギング カムデン・ロック・マーケット

2009-02-08 15:56:51 | ロンドン日記 (日常)
 久しぶりのジョギングに出かけました。コースはリージェント公園を抜けて、カムデン・ロック・マーケットを目指します。カムデン・ロック・マーケットは、ロンドンでも有名なストリートマーケットです。雑貨・小物や古着、食べ物などのお店、出店が揃い、特にパンクファッションの出元と聞いたことがあります。自分も今回が初めてです。

 公園には、雪だるまの残骸のみが残っていました。


 通りには想像以上にお店がたくさんありました。まだ10:00なので人出はこれからでしょうが、既に原宿竹下通りのような雰囲気です。クラシックのCDが20枚セット10ポンドで売ってました。残念ながらお金は持ち合わせていないので、悔しいですが、通り過ぎました。来週はお金持って来よう~。




 復路にまたすごく良いジョギングコースを見つけました。カムデン・ロック・マーケットからリージェントパークの外延沿いに運河がはしっているのですが、その川べりを走れるのです。静かで、人も少ない歩道は走るに最適です。東京の自宅近く小川沿いを走っていたのを、なつかしみながら、復路を走りました。




久しぶりの、とても充実したジョギングタイムでした。
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モーッアルト オペラ「魔笛」

2009-02-08 08:46:01 | オペラ、バレエ (in 欧州)
 ロンドンコロシアムへイングリッシュ・ナショナル・オペラの「魔笛」(冒頭のイラストはENOのHPから流用)を見に出かけました。イングリッシュ・ナショナル・オペラを聴きに行くのは初めてです。ROHに比べると「料金もいくらか安く、もう少し気楽にオペラを楽しめる」(地球の歩き方 ロンドン)とのことです。ここでは、すべてのオペラが英語で上演されます。



 確かに、服装もフツーの服で来ている人が多いし、観衆の平均年齢がROHよりずっと若いです。よそいきの服ではなくて、普段着で見に来る雰囲気でした。ホールも一回り小さめで、派手さはありません。

 なんと、主役を務めるはずだったSarah-Jane Daviesが病欠。代わって、BチームのMairéad Buickeが本番当番のお昼のマチネに続いて、代役を務めました。自分にとっては、前回のROHのトーランドットに引き続きの不運です。

 魔笛をナマで見るのは初めてでしたが、分かりやすい筋立てと、美しい音楽や歌、オーソドックスな演出で、初めてでも十分楽しめました。魔笛は、いろいろ深読みができる作品らしいのですが、単純にただ楽しむこともできるのがモーツアルトのすごさですね。



 ROHと比べること自体が無理なのでしょうが、全体的に迫力、存在感という意味では少し弱かったようです。その中では、Papageno役のRoderick Willがお茶目な演技と安定した歌声で、舞台を盛り上げてくれました。圧倒されるというところまでは、行きませんでしたが、「地球の歩き方」の云う通りで、オペラを気軽に楽しむことができました。
(★★★★☆)
(2009年2月7日)


CAST:
Tamino Robert Murray; Pamina Mairéad Buicke ; Papageno Roderick Williams; Papagena Amanda Forbes; Sarastro Robert Lloyd; The Queen of the Night Emily Hindrichs; Speaker Graeme Danby; Monostatos Stuart Kale; First Lady Kate Valentine; Second Lady Susanna Tudor-Thomas; Third Lady Deborah Davison; First Priest / First Armed Man Christopher Turner; Second Priest / Second Armed Man James Gower


CREATIVE:
Conductor Erik Nielsen; Original Director Nicholas Hytner; Revival Director Ian Rutherford; Designer Bob Crowley; Lighting Designer Nick Chelton; Translation Jeremy Sams
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