その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

N響、12月C定期、ファビオ・ルイージ/ メンデルソーン 交響曲第3番「スコットランド」

2022-12-11 08:39:14 | 演奏会・オペラ・バレエ・演劇(2012.8~)

この日はW杯サッカー準々決勝のアルゼンチン対オランダ観戦のため、早朝4時前に起床。朝からこれぞW杯と言える激闘を満喫。午後の演奏会に備え、ゲーム後眠ろうとしましたが、興奮冷めやらず眠れないまま。ぼーっとしながら、NHKホールへ参上することとなりました。

ルイージさんとの12月Cプログラムは、モーツァルトとメンデルスゾーンの交響曲の組み合わせ。予想通り、モーツァルト交響曲第36番リンツは睡魔との激闘となりました。モーツァルトの長調の音楽らしい明るく美しい曲を、夢心地の中で。ごめんなさいです。

2曲目には立ち直り、しっかり聴きました。メンデルスゾーンの交響曲第3番<スコットランド>の実演に接するのは久しぶり。こんなに変化に富んだ楽曲であったのを改めて認識し、新鮮でした。スコットランドの変わりやすい天気のように、陰陽や明暗な音楽が美しく流れ、様々な表情を見せてくれます。ルイージさんの指揮は、各パートからの音が明瞭でありながら、全体としての統一感がクリアです。オーケストラもとっても熱の籠った演奏でした。

今日で今年の私のNHKホールは納め。NHKホール改修中に週末の演奏会開始時間が14:00に変更になったのと、Cプロは休憩なしのプログラムで15:30には退出するので、17:00からの「青の洞窟」は見学叶わず。紅葉もほぼほぼ終了し、すっかり冬模様になってきた代々木公園を通って、帰路につきました。

第1972回 定期公演 Cプログラム
2022年12月9日 (金) 開演 7:30pm(休憩なし)
NHKホール

曲目
モーツァルト/交響曲 第36番 ハ長調 K. 425「リンツ」
メンデルスゾーン/交響曲 第3番 イ短調 作品56「スコットランド」

指揮 : ファビオ・ルイージ

Subscription Concerts 2022-2023Program C
No. 1972 Subscription (Program C)
Saturday, December 10, 2022 2:00pm [ 1:00pm ]

NHK Hall

Mozart / Symphony No. 36 C Major K. 425, Linz
Mendelssohn / Symphony No. 3 A Minor Op. 56, Scottish

Conductor: Fabio Luisi


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