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その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

晩秋のハンプシャー州を走り歩く (ピーターズフィールド~リス)

2011-11-02 23:22:40 | 旅行 海外
 今年の10月は信じられないくらいに週末の天気が良く、ロンドンの秋を満喫できた。

 先週末の10月最後の土曜日、この日も晴れの天気予報だったので、ジョギングとウオーキングを兼ねて、ロンドン郊外まで足を伸ばした。以前、「カントリーウオークス(COUNTRY WALKS)というウオーキングのコースガイドを買ってはみたものの(こちら→)、一度も活用したことがないので、ちょっと使ってみたかったというのもある。

 ロンドン ウォタールー(Waterloo)駅から列車に乗って丁度1時間、Petersfieldという田舎駅で下車する。ガイドブックによると、そこから田園や森の中を歩く11.1マイル(17.7キロ)のコースである。

(ここからスタート)


 天気予報に反して曇りの天気が残念だったが、早速Jog開始。このあたりはHangers Wayという、全長34キロに及ぶウォーキングコースになっていて、今日走り、歩くのはその一部。時折、車道には出るものの、99%は森や草原のWalkPathを辿る。週末の朝の8時過ぎということもあり、誰に会うこともなく、孤独感一杯だが、朝の誰にも吸われていない新鮮な空気の中、走ったり歩いたりするのは何とも気持ちよい。

(ホントの田舎道)




 紅葉の進んだんだ森を歩き、広々とした牧場に出て、そして今度はちょっとした丘を登って、降りる。日本の登山のような険しさや、苦行感無く、だれでも手軽に、たっぷりと自然の中に自分を晒す体験ができるのがイングランドの良さだ。



(秋の恵み・・・リンゴ)


(丘の上からSouthDownsを臨む)
 

 途中で天気もよくなり、素晴らしい風景を楽しんだりして、「これは病み付きになるなあ〜」と思い、気分良く、全体の三分の二ぐらいの道程が終わる。しかし、このウォーキングは、そう簡単ではなかった・・・

(秋の田園風景)








 森の真ん中で道に迷ってしまったのである。半分、思いつきで家を出たものだから、地図も無いまま、ガイドブックに載っている略図と文章による詳細なコース案内をもとに途中まで来たものの、あるはずの道標が見つからないまま、随分と道を行きすぎてしまったようで、自分が何処に居るのだか全く分からなくなってしまった。

 これには結構びびる。全行程11マイルだから走れば1時間半ちょっと、途中徒歩が入っても2時間半もあれば、完走できるだろうと思ってたのも甘かった。途中で写真を撮ったり、道を確かめながらきたりしたので、もう既に2時間はたっていた。家を出て4時間近くたって、腹も減ってきたのだが、食料もチョコが3切れほどしか持ってきていない。「遭難」の2文字が頭に浮かぶ。でも、まさかこんなところで・・・・・

 途中で戻ってみようとしたものの、往路と復路では景色も違うので、ただ徒に迷いを深めるだけだった。そこで、これは前進あるのみと、かなり焦りながら、走リ続けてみた。そしたら20分程走って、やっと車道に出た。人間ちょっと焦ると20分が、優に1時間以上に感じる。走った汗と焦りの冷や汗で、シャツがべっとりだった。

(森の中)


(この道標を見たときの安心感)


 一旦車道に出ると、そこからはもう弱気になって、森のWALKPATHに戻ることはせず、車道(といっても途中、車を見たのは3台だけだが)を3マイル弱を走り、終着点のLiss駅を目指した。やっと、駅に着いた時の何とも言えない、安心感・・・。

 森を舐めたらいけないという教訓を得つつも、このCountry Walk&Jogの素晴らしさは格別であった。また、近いうちに違うコースを試してみよう。


 2011年10月29日

週末旅行 チューリヒ&ルチェルン(2日目)

2011-10-16 20:30:27 | 旅行 海外

2日目 2011年10月10日

【ルチェルン】
・朝、曇り空なので、チューリッヒ湖畔を走る。45分。紅葉が進み始めている湖畔の遊歩道を走るのは何とも気持ちいい





・朝飯たべて、チェックアウトして、ルチェルンへ向かう(10:40発、所要時間50分、往復42ユーロ)





・チューリッヒからルンチェルンに向かう車窓が美しい。左手にチューリッヒ湖や次の湖が現れて奥には雪を被った山脈が見える。青い空と白い雲が重なって立体的な空間を形成している。スイスを感じる。





・ルチェルンはとっても綺麗な街だが、駅前の移動遊園地が雰囲気をぶち壊す 思ったより車や人が多い 大きな町 中国人観光客が沢山 湖と山は本当にきれい 


















・ルチェルンで城壁のある丘から見る、湖、山々の風景が素晴らしい。










・遊覧船(1時間、16CHF)も色合い豊かな秋の綺麗な風景だった。チューリッヒを出て正解だった












 2011年10月9-10日


週末旅行 チューリッヒ & ルチェルン(1日目)

2011-10-16 20:28:27 | 旅行 海外

(旅行メモをそのまま)

2011年10月9日

【チューリッヒ】
・8:40ロンドンシティエアポートからのスイスエアでチューリッヒへ
・30分ほど遅れたため、ホテルについたのは丁度12:00
・天気予報通り雨。寒い。
・ホテルの無線ネットが旨くつながらず、フロントのおじさんと悪戦苦闘するが、結局、有線を無料で使わせてもらうことにした。スイス人のイメージは良くないが、このホテルのフロントは皆とっても親切

・雨も少々小ぶりになったので、昼飯食いがてら街を散策


・フランスとドイツとイタリアに囲まれた小国だが、どの隣の国とも違うのはヨーロッパの複雑さで面白い。
・フランス語圏のジュネーブに比べると明らかにドイツ語圏




・旧市街のスイス料理のレストランに入る
・スープ、ソーセージとポテト、玉ねぎのクリーム煮にスイスワインの小瓶を一本。ソーセージは袋の中が固めていない。如何にも腸に肉をつめましたという料理で、面白い。味も美味しい。
・ただ、これで66フラン。50£は高いなあ~







・チューリヒ美術館へ。期待以上に良かった。ルネッサンスからピカソぐらいまで満遍なく広く浅く作品を収集している。久しぶりにシャガールやダリの絵も観る。







・ホテルに戻って、オペラに備え、仮眠
・オペラについては別記事で。とっても良かった
・終演後、イタリア料理屋でぺパロンチーノ。グラスワインとあわせて25CHF。18£。

(つづく)


ストラッドフォード・アポン・エイヴォン 日帰り旅行

2011-10-10 22:48:20 | 旅行 海外
先々週末、シェイクスピアの生まれ故郷ストラッドフォード・アポン・エイヴォンへ友人と行ってきました。主目的は、新しくなったシェイクスピア劇場でRSCのシェイクスピア劇を見ることですが、せっかくなので街も少しぶらつきました。

 ストラッドフォードはこぢんまりしていて、とっても可愛い町と言う感じなのですが、この日は10月になったばかりというのに、天気も良く夏のような暖かさのためか、凄い賑わいでした。正直あまりの観光客の多さにビックリで、ちょっとまったり気分を味わいたいと思って出かけた私にはちょっと、ショック。ロンドン並みの混雑ぶりです。

 とりあえず、いくつか記念撮影を。

「お気に召すまま」に出てくる道化


 とっても有名なシェイクスピアの生家。シェイクスピア10歳の時の1574年当時の様子が再現されているとのことでした。お父さんは一時、ストラッドフォードの市長も務めたことがあるそうですが、その割には、お屋敷と言うよりは、生活感あふれる家です。






 街の写真はあんまり撮ってないのですが、通りにはこうしたチューダー朝の建物がいろんな所に残っていて、風情があります(何故か、蔵の町、喜多方を思い出してしまった)




 観劇の後、エイボン川を行く観光ボートに乗船。やっと、何か落ち着いた気分。
 



 シェイクスピアが洗礼を受け、死後、埋葬されたホーリー・トリニティ教会。


 とても良い町なのですが、個人的にはもう少し落ちついた雰囲気が味わえれば良かったなあ~。

 2011年10月1日

エディンバラ ホリールード宮殿 クイーンズギャラリー 「北方ルネッサンス美術展」

2011-09-12 23:20:34 | 旅行 海外
 今回、ホリールードハウス宮殿 クイーンズギャラリーに初めて訪れました。ポリドール宮殿というのは、王室の宮殿でエリザベス2世の夏の避暑地にも使われています。昨年、ローマ法王が訪英した際、エリザベス女王がこの宮殿に招待しています。クイーンズギャラリーは、その附属の王室のコレクションを展示する別館で、先日行ったバッキンガム宮殿のクイーンズギャラリーのエディンバラバージョンです。



 ここでは、今、北方ルネッサンス美術展(デューラーからホルバイン)”The Northern Renaissance: Dürer to Holbein”という企画展をやっていますが、これが素晴らしい。画家だけでなく美術商としても能力があったディーラーの絵画、版画、ルーカス・クラナッハの「アポロとダイアナ」、イギリスの宮廷画家になったハンス・ホルバイン(子)の肖像画などなど。どれも精緻で色鮮やかな絵は一枚一枚、じっくり見入ってしまいます。



 来年2012年の1月15日まで公開していますので、エディンバラに行く機会があるかたは、お見逃し無く。このあたりの絵が好きな人は、これを目的にエディンバラまで行ってもいいぐらいだと思います。

※クイーンズギャラリーのHP→

2011年8月29日訪問




エディンバラ ホリールード公園に登る

2011-09-07 23:50:00 | 旅行 海外
 あと2回ほど、エディンバラネタにお付き合いください。

 2年前にも紹介したのですが(こちら→)、エディンバラに行ったら是非、行ってほしいのが、エディンバラ城に対向するかのごとく、東側にそびえ立つホリールード公園です。公園と言っても、ただの大きな岩の丘です。しかし、一度この眺望を味わったら病みつきになること間違いなしです。今回も、8月28日と29日の朝、計2回も行ってしまいました。

【Salisbury Crags】
 28日に上ったのがSalisbury Cragsという公園の西端にある丘。岩山は険しいですが、迂回するように遊歩道ができているので、整備された登山道や草野原のなかを緩やかな上り道を、ゆっくりとマイペースで進むことができます。頂上に立つと、エディンバラ城を見下ろし、北海までも優に見渡せる展望は、ため息が出る程です。

(西回りの遊歩道を歩く。岩に注意)
 

(岩山の上を歩きます)


(頂上付近の展望。南に向かって)


(エディンバラ城を見下ろす)


(写真では分かりにくいですが、吹きっさらしなので風がものすごい。帽子が何度も飛びました)


(東方面、北海が見えます)


(帰りの野原の遊歩道)


【Arthur's Seat】
 29日に登ったのが、ホリールード公園の最高地点Arthur's Seat。前日登ったSalisbury Cragsからだと唯一展望が遮られるのが、Arthur's Seatがそびえる南東側。やっぱり、一番高いところを目指したくなるのは、人間の本性かもしれません。

(写真だとあんまり高そうじゃない)


 Arthur's Seatは途中から完全に岩道、砂利道になります。なので、ヒールの靴ではちょっと難しそう。登りはそれなりにハードですが、30分程度で頂上まで行きます。家族に助けられながらも、西洋風の松葉杖をつきながら頂上まで登ったおじいさんが居ましたので、登ること自体は、やる気さえあればできます。



 頂上は海抜250メートルですが、250メートルでこんな展望が味わえるのかというぐらい、高く感じます。まあ、東京都庁の高さが243メートルらしいので、都庁の上からスコットランドを見下ろすという感覚とでも言えばいいんでしょうか?

(頂上です)


(昨日上ったSalisbury Cragsをも見下ろします)


(犬も登ってきました)


(南のイングランド方面)


(東の北海方面)




 「百聞は一見に如かず」です。是非、登ってください。1時間あれば、楽に往復できますから。


エディンバラ・フェスティバル・フリンジ 2011 (2)

2011-09-04 16:07:47 | 旅行 海外
 電話帳ほどもあるフリンジ公演ガイド。21192のパフォーマンスの中から選ぶのは至難ですが、今年は3つの公演をピックしました。

【Out of the Blue】



 昨年、初めて知ったオックスフォード大学の男性アカペラグループ。歌唱力もさることながら、振付の面白さで、腹を抱えて笑わせてもらいました。今年も、やっぱり気になります。

 去年はエディンバラ大学内の小ホールでしたが、今年は普段は何に使われているかわからないような謎の石造りの建物群の中にあるホール。200名程度の収容ですが、会場は満員で、BoxOfficeの売切れリストの筆頭に挙がっていました。

(会場番号33。この門をくぐると、中庭があり、それを囲んだ館の部屋部屋が会場として使われます)


(真ん中の黄色の方向指示案内が、館内の会場の方向を指し示しています)




 芸風は昨年と変わっていませんが、メンバーは卒業生が新入生の入れ替えがあったようで、相当変わっていました。私を昨年一番笑わせてくれた人はもう卒業したらしく不在。相変わらず、歌も上手だし、振りやトークも面白いのですが、昨年に比べるとややトンガリ人材が不在でパンチに欠けた印象がありました。







 ※Out of the BlueのHP→

【Bellissiama】



 男性アカペラを聴いたので、次は女性アカペラでも思い、オックスフォードの女性アカペラグループBellissiamaを聴きに行きました。

 場所はエジンバラ芸術大学のキャンパス内の小ホール。定員は200名ぐらいかと思われましたが、観客は60名位で空き空き。Out of the Blueの熱気と比べると、かなりさびしい雰囲気でした。

 女性7名のこじんまりしたグループで、バラードやポップなスタンダードな曲から比較的新しい曲(聞いたことはあるけど、名前まで知らない)を歌ってくれました。歌はそれなりに上手でしたが、軸になるような秀でたボーカルが居なかったこと、歌以外の見せ場(振りとか)は全くなかったので、50分の公演が聴いていて限界です。失礼ですが、日本の大学のアカペラサークルが学園祭で行う公演の方が上手で面白いかも。






【3 GAGA HEADS: Tokyo Game】



 フリンジと言えばやはりコメディが主役です。ただ、きっと英語のコメディを聞いても私には理解できない可能性が大きいこと、そして、結構日本人のパフォーマーを見かけたことから、日本人によるパフォーマンスを応援しようと思い、3 GAGA HEADSというグループのコメディを見に行きました。

(会場番号88番。かなり怪しい会場でした。この右手の建物の中の4部屋が会場として使われています)


(しとしと冷たい雨の中、開場を待つ人たち)




 場所はCAVEというまさに石造りの古い建物のパブの2階にある、陽が一切入らない洞穴のような会場です。50-60名が入るのが一杯と言う感じの、石の壁に囲まれて、暗くて、カビの匂いが匂ってきそうな空間に足を踏み込むと、それだけで何かとんでもないことが起こりそうな期待感と不安感が襲ってきます。

 満員とは行きませんが、40名位は入っていたような気がします。日本人も居ましたが、他のアジア人の若者や西洋人も多くいたのは驚きでした。

 芸は何と言うのでしょうか?全身タイツ姿で現れた日本人男性3人組による、タイツを駆使した芸やお座敷芸的な言葉を使わないコメディです。幾つか私には何が面白いのか意味不明な芸がありましたが、概ねとっても楽しめました。私よりも近くに居た白人が大笑いしていたので、ちょっと不思議な気分でした。

(ETです)






あとでHPを覗いてみたら、日本ではTVにも出たり、海外巡業を続けたりしているようです。なんか、こうして世界に挑戦している日本人を見て、そのチャレンジ精神に拍手を送りたいと思いました。

3GAGAHEADSのHP(芸がいくつかVIDEOで観られます)→

 いろいろ質的には玉石混合のエディンバラ・フェスティバル・フリンヂの公演ですが、このフェスティバルの面白さは、公演そのものの質というよりも、世界の芸人の一発当ててやろうとするチャレンジ精神や鍛えた技を披露しあうという競技的な舞台、そして旅先で面白いものを貪欲に物色する観光客たちが作り出す全体の雰囲気だと思います。この2年半、欧州内のいろんな所に足を運びましたが、私としてはこのイベントは間違いなく一押しです。

 2011年8月27-29日

 ※エディンバラ・フェスティバル・フリンジのHPはこちら→

エディンバラ・フェスティバル・フリンジ 2011 (1)

2011-09-03 16:41:21 | 旅行 海外
 8月最終週の連休を使って、エディンバラ・フェスティバル・フリンジを見に行きました。昨年の夏に訪れて、この時期のエディンバラのお祭り騒ぎが、とっても気にいってしまったのです。(昨年のフリンヂ見学→

(往年の「ぴあ」をさらに厚くしたようなプログラム)


(スコティッシュ・アカデミー・オブ・アーツ前の当日券売り場。売れ残りチケットが半額で売り出されます)
 

 この連休は、フェスティバルのフィナーレを飾るラスト3日間です。実質秋に突入しているエジンバラは、3週間に及ぶ祭りのお疲れモードとラストスパートの狂騒が入り混じった雰囲気を感じさせるものでした。



 このフェスティバルでは、演劇、コメディ、ダンス、音楽などなどが街のありとあらゆる会場を駆使して開催されます。その数、258の会場数に、21,192のパフォーマンス。そして、通りや広場でも大道芸が披露され、観光客を大いに楽しませてくれます。(Wiki解説はこちら→



 いくつか、この大道芸や模擬ステージの写真を紹介します。楽しい雰囲気を少しでも感じてもらえれば・・・。

(旧市街のロイヤルマイルの一部は100メートル以上の大道芸通りとなります。ここに足を踏み入れると、あっというまに1,2時間はすぎてしまいます。)


(フォークソングを歌うペア)


(これは意味不明)


(自分の公演のちらしを配るパフォーマーたち)


(日本人のパフォーマー。随分、客を集めてました)


(何かの劇のようでしたが、良く分かりません???)


(真面目なスコットランド民謡も)


(オーストラリアから来たジャグラー。国別ジャグリングという、各国人の特徴を捉えたジャグリングで大いに笑いを取ってました)


(これはアクロバット系)


(模擬ステージの面々)
 


 

(今年も登場 Out of the Blue)



 ただこの時期のエディンバラはエライ人出で、ホテル代が跳ね上がります。今年は行くのを決めたのが、1か月半ほど前と言うこともあり、通常期に私が泊まったホテルは約倍の値段が付いていました。早めに検討され、ホテルや交通手段を抑えることをお勧めいたします。

 2011年8月27-29日


コンサート関連写真 エディンバラ・インターナショナル・フェスティバル BBCSSO/マーラー交響曲第2番 

2011-08-29 21:35:39 | 旅行 海外
 昨夜のドナルド・ラニクルズ指揮BBCスコティッシュ交響楽団(BBCSSO)演奏によるマーラー交響曲第2番のコンサートの関連写真をアップします。

 ※コンサートの感想はこちら→

 会場のアッシャー・ホール外観。1914年竣工の歴史的建物。オペラハウスのようです。


 アッシャー・ホール内。白を基調にした壁、ステージ後ろのオルガンが、重厚な雰囲気を醸し出します。




 コンサート終了後。凄い拍手でした。


 前列は左からMeagan Miller(ソプラノ)、Karen Cargill(メゾ・ソプラノ)、Donald Runnicles(指揮)、Christopher Bell(合唱指揮)。


 Donald Runniclesもまずまずといった表情。


 夜のホールも昼間とは違った美しさがありました。


 2011年8月28日公演

セント・オールバンズ(セント・オルバンズ?)街歩き

2011-08-27 00:44:38 | 旅行 海外
 いろんな人から勧められたロンドン近郊の町セント・オールバンズ(St Albans)を訪ねました。今年1月に10マイルロードレース参加の際に(こちら→)、行ってはみたものの、散策する時間は取れなかったので、もう一度行きたいと思っていたところです。ロンドンの真北に位置し、ロンドン中心部から40キロ程度、電車ならセント・パンクラス駅から20-30分で着きます。私は自宅から車で30分弱かけて行きました。

【Verulamium Park(ヴェルラミアム公園)】
 セント・オールバンズの市民の憩いの場ヴェルラミアム公園の駐車場に車を停めたのでそこから観光スタート。日曜日の朝だったこともあり、犬の散歩に来た市民の人をちらほらと見かけるだけで、広大な緑の敷地を池に沿って歩くのは、なんとも贅沢かつ爽快な気分です。人の少ない緑が一杯の大きな公園を歩く時というのは、イギリスを一杯感じる一ときです。



セント・オールバンズは、ローマ支配の時はローマ人の町であったのですが、この公園内には、わずかにその際の市壁が残っています。さすがに、ハドリアヌスの壁(→こちら)と比べるとおもちゃのようですが、それでもローマ時代の壁が残っているのを見るのは、想像力を刺激してくれます。



【公園〜街の中心部へ】
公園から街の中心部に向けた街並みが雰囲気があって、素敵です。

例えば、公園の出入り口付近にひっそりと佇むパブ。気をつけていないと取り過ぎてしまいそうな古家ですが、イングランドの中でも一番古いパブの一つだそうです。なんてたって、あのオリバー・クロムエルが1泊したパブですから。

(表から見るとそれなりに大きいのですが・・・)


(パブの云われ)


町に向かう路地には、こじんまりとしているものの、綺麗に手入れがしていある家が立ち並び、コッツウオルズと言われれば、そのまま通りそうな道があります。連れが、高く伸びたひまわりに可愛い飾りを見つけました。

 

そして、その先には街一番の教会、セント・オルバンズ・カセドラル。日曜日の午前中でミサ中でしたので、中には入ってませが、外観だけでも壮観です。





(教会沿いの道)


【街中心部】
公園から街の中心部の入り口にはクロックタワーがそびえています。上まで上れるそうです。そして、メインストリートには、おしゃれなCafeやパブ、お店が軒を並べています。まだ開店前の店が多かったですが、歩いているだけでも楽しいです。喫茶店で、朝刊を広げる地元の老夫婦や若い人に交じって、紅茶を一杯頂きました。



【ワッフル・ハウス】
そして、最後は名物ワッフル・ハウスで。これは、公園の西側の外れにあります。何故か、ここだけ人で一杯でした。日曜日のお昼時ということもあってか、教会帰りの家族連れや観光客風の人たちが、席に着くのに行列を作っている程です。天気もよかったので、ガーデンテラスでの食事が楽しそう。ただ、我々は、早く着席できる屋内のテーブルに着きました。ワッフルはデザートしても、食事としてのメニューがあります。私は、その日のお薦めメニューである、スモークサーモンにワッフルという品を頂きました。食感の軽い、食べやすいワッフルでした。







多くの人が、「ちょっと手軽にイングランドの街を楽しみたいならセント・アルバンズがお勧め」というのが、よく分かりました。落ち着いていて、ちょっとお洒落で、雰囲気いい街です。まだの方は、是非、一度訪ねてみてください。


ワッフルハウスのHP→
2011年8月14日 訪問

スコットランド ハイランド旅行 (最終回) 魔の谷 グレンコー

2011-08-20 10:36:39 | 旅行 海外
 ジョコバイト号でフォート・ウイリアムに戻ると、復路便の出るグラスゴー国際空港まで再びルートA82に沿った100マイルのドライブになります。その途中に、予期しなかった素晴らしいスポットがありました。フォート・ウイリアムの南端にあるグレンコーと言う峡谷です。

 A82沿いにグレンコー・ビジター・センタに立ち寄ると、センタの裏手が見晴らし台になっていて、目前に峡谷が迫ってきます。生憎、お昼前後から雨が降り出した天気でしたが、靄のかかった山々の頂きや尾根は岩がむき出しとなっていて、長い年月をかけて水に削り取られたと思われる山筋が、荒々しく迫ってきます。映画「ブレーブハート」のロケに使われたというのも良く分かります。時間があれば、ビジターセンターの周辺にもFoot Pathが整備されているので、ハイキングが楽しめるようですが、今回は時間もないのでパス。A82のドライブに戻りました。

(ビジターセンター入り口)


(見晴らし台からの風景)






 それから数10キロはこのグレンコーの素晴らしい景観のど真ん中のドライブになります。こんな地球むき出しの風景は学生時代グレイハウンドバスで米国横断旅行をした際に、アリゾナ州、ニューメキシコ州、ネバタ州の砂漠や峡谷を見て以来で、ただただ感嘆するばかりです。所々に、見学用の駐車エリアがあるので、何度か車を停めてはその風景を堪能しました。

(疾走するオートバイが格好いい)


(天気が良ければ車のCMに使えそう)




 そして、この峡谷を抜けるとまた予期せぬ風景が飛び込んできました。山々はないのですが、見渡す限り、荒野とも呼べないような、岩と土と水だけがそこにある、地球という星の表面なのです。雨も降っていて見晴らしが良くないのが、かえってこの生命感のない、無機質な風景に不気味さを加えます。車の中の3名揃って、ただただ感嘆するばかりでした。

(車の中からの助手席の友人が撮ってくれた風景)








 フォート・ウイリアムを出て、3時間弱のドライブでグラスゴー国際空港へ到着。2日間にしては盛りだくさんに詰め込んだハイランドツアーでしたが、満足度120%の旅行となりました。

 2011年7月31日


※グレンコーのビジターセンターのHP→

スコットランド ハイランド旅行 (3) ウエスト・ハイランド鉄道ジャコバイト号に乗る

2011-08-18 17:37:02 | 旅行 海外
 2日目は、私としてはこの旅行のハイライトであるウエスト・ハイランド鉄道ジョコバイト号への乗車です。ウエスト・ハイランド鉄道は、フォート・ウイリアムとマレイグ間の68Kmの路線ですが、その山間や湖の風景の素晴らしさで有名です。そして風景だけでなく、ジャコバイト号と言う蒸気機関車が今でも走っており、鉄道ファンには憧れの列車として知られているそうです(「地球の歩き方 スコットランド」)。昨年、ロンドン近郊でのブルーベル鉄道の蒸気機関車体験ですっかり蒸気機関車の魅力にハマった私(こちら→)は、このイギリス一有名と言ってもいいこの機関車路線を経験してみたいと思っていました。



(入線したJacobite号)


(路線絵地図。1ポンド)


 夏の観光シーズンでもあり、列車は満員でした。蒸気機関車なので、スタートはゆっくり、ゆっくり、そして段々と加速していきます。車窓からは、如何にもハイランドというような山々が近づいて来るのが見えます。

(車内の様子)


(山々が近づいてきます)


 発車40分後ぐらいだったでしょうか、本路線の最大の山場のグレンフィナン高架橋(Glenfinnan Viaduct)に差し掛かります。この高架橋は高さ30m、長さ381mに及ぶ弧を描いており、映画「ハリーポッターと秘密の部屋」にも登場したそうです。橋が近づくと、その姿を写そうと観光客は一様に、座席やデッキの窓から頭とカメラを出して、待ち受けます。381mとは言ってもあっという間に通過してしまいますが、機関車の吐く白い蒸気、歴史を感じさせる橋、そしてバックの緑に彩られた山々が組み合わさった美しい風景は、網膜に焼きつくものでした。

(絵になる風景とはこのことだろう)




 橋を渡った後も、しばらく山間の風景が続き、そしてその後海(大西洋?)が見えてきます。マレイグまでは2時間弱かかりますが、風景を楽しんでいる間にあっという間に、到着します。

(山の間を潜り抜けるように走ります)




(トンネルに入ると車内は煙だらけ)


(海が見えてくると、終着駅はもうすぐです)






 マレイグはスカイ島へのフェリーが出る小さな港町です。町自体は10分も歩けば隅から隅まで歩けてしまうような規模です。なので、ここでは2時間後に折り返す汽車に乗るために、昼食休憩のみ。ただ、ここで入ったフィッシュ・マーケットと言うレストランは、とっても家族的な雰囲気のする感じの良いレストランで、頼んだクラムチャウダーのスープはホント美味しかったです。

(港の風景)


(これは美味しかった)


 そして、フォート・ウイリアムに戻るジャコバイト号に再び乗車。復路は往路ほどの興奮はありませんが、今一度、午前中の興奮を自分で確かめるように、車窓の風景をぼんやり眺めていました。

(復路は機関車は逆向きに走ります)


 2011年7月31日

 ※Jacobite号のホームページ

スコットランド ハイランド旅行 (2)A82ドライブとネヴィス・レインジ ウォーキング

2011-08-16 19:09:57 | 旅行 海外
 インヴァネスからネス湖を経由してフォート・ウイリアムまでは、A82という国道に沿って約100キロの道程ですが、このドライブコースの爽快さは素晴らしいです。まず、南北に渡って38キロの長さを持つネス湖畔のドライブすると、ネス湖南端の山あいの美しい町フォート・オーガスタスに到着します。更に進むと、今度はLoch Lochy(ロッチー湖?)が現れ、その湖畔をイングランドでは決して見ることのないような山脈を背景にドライブが楽しめます。

(Loch Lochy沿いのドライブ風景)


  Loch Lochyを通過し、フォート・ウイリアムまであとちょっとというところに、Spean Bridgeという絶景スポットがあり、一休み。高台になった展望台は、スコットランドの名峰ベン・ネヴィス(たぶん)が南方向に見渡せます。世界大戦の戦没者を祀った無名戦士の碑も立っていますが、こんないいところで祀ってもらえれば、今は亡き戦士たちも満足に違いありません。

(Spean Bridge展望台から)


(無名戦士記念碑)


 そして、フォート・ウイリアムの主ベン・ネヴィス山の見物へ。ベン・ネヴィスはイギリスで最も高い山。とは言っても、1334mですが・・・。今回の旅程では、登山の時間は無いので、隣のAonachMor山のスキー場ネヴィス・レインジのウオーキングコースでベン・ネヴィスを眺めることにしました。ゴンドラで山頂付近(650m)まで10分ちょっとで運んでくれます。

(イギリスには数少ないスキー場)


(高速ゴンドラです)


 ゴンドラから見るハイランドの山脈の風景は日本を思い起こさせるものでした。日本の北アルプスや南アルプスの急峻に較べれば、むしろまだ緩いかも。でも、この初めてだけど、見慣れた風景は、とっても懐かしい。ゴンドラを降りて、Finnisg-aigのウォーキングパスを歩くと20分程度で、ベン・ネヴィスが間近に迫り、フォート・ウイリアムの町も一望できる絶景スポットへ。手を大きく伸ばすと、体の毒素がいっぺんに吹き飛ぶような感覚に浸れます。

(手前の出っ張り部分まで歩きます)


(ウォーキングパス)




(展望エリアからフォート・ウイリアムの町を見下ろす)


(写真だと感じが分かりにくいですが、奥の山がベン ネヴィス)



 山を下りて、フォート・ウイリアムのホテルへチェックイン。近くのパブで食事をし、ホテルに戻ってバーで地元のベン・ネイヴィス蒸留所で製造されたシングルモルト ベン・ネヴィスを頂きました。至福の時間でした。

2011年7月30日

スコットランド ハイランド旅行 (1) ネス湖(Loch Ness)でネッシーを探す

2011-08-15 15:35:33 | 旅行 海外
 7月最後の週末にスコットランドのハイランド地方を旅行しました。私には珍しく、同僚2名と一緒の旅行です。ハイランド地方の都インバネスから、ネス湖、フォートウイリアムを経由して、グラスゴーまでを車で縦断する1泊2日の旅程を組みました。

 まずは、ヒースローから飛行機に1時間40分乗ってインバネスへ。空港で車を借りて、スタート。インバネスはハイランドの都で、マクベスのコーダー城とか立ち寄りたいスポットがあるのですが、スケジュールの都合上、ここは車の中から眺めるのみ。まっすぐ、ネス湖に向かいます。

(インバネス空港)


 ネス湖はインバネスから30分もかかりません。この日は、抜けるような青空で、気持ちのよいスタートです。まずは、ネス湖エキジビジョンセンターへ。ネス湖は小学生の時に、ネッシーの図鑑を見ては、伝説の怪獣の夢を膨らませていた自分にとっても一度は行きたい場所でした。このエキジビジョンセンターでは、ネス湖との形成から、ネッシー伝説の歩み、そして最新のネッシー研究成果などが、6つの各部屋で放映されるフィルムで紹介されます。残念ながら、科学的にはネッシーの存在の証明は難しいようです(あの有名な写真も偽物だったらしい)が、ネッシーは西暦565年にセント・コロンバの怪物退治から始まって、現代に至るまで様々な探検、探求が行われたことにロマンを感じます。

(マナーハウスを改造した建物です)


 エキジビジョンセンターの後は、ネス湖畔の廃城アーカート城へ。1230年の築城で、1296年にエドワード1世率いるイングランド軍に破壊されたとのことです。青空とネス湖を取り囲む山の木々の緑、そしてネス湖水の濃いグレーのコントラストが鮮やかです。タワーに上って、ネス湖を眺めると、静かな水面が彼方まで広がっています。持参した双眼鏡でネス湖探し。ただ、この日はあまりにも天気が良すぎて、どう見てみてそんな怪獣の気配はありませんでした。

(アーカート場とネス湖)




 





 湖畔まで降りると、思いのほか風が強く、小さい波が寄せては引いていきます。水はびっくりするような冷たさではありませんでしたが、ひんやり。ここでも双眼鏡で水面を追いましたが、残念ながらネッシーは発見できず。石をひっくり返すと、川かにのような小さな微生物が動いていましたが、全般的は、生命感の溢れるというようよりは、孤独、厳しさが似合う湖でした。



 アーカード城内も、草地の緑、城のグレー、空の青が美しいコントラストで、歩いていて楽しいです。当時の様子に思いを馳せると、まさに「夏草や 兵どもが 夢の跡」という句が場所こそ違え、ぴったりです。

 アーカード城を出て、次はネス湖畔沿いに車を走らせ、この日の目的地フォート・ウイリアムスへ向かいます。

(湖畔のドロムナドロケットで昼食)
 

(つづく)

北ウエールズ旅行 (3/3) スノードン山岳鉄道に乗る

2011-07-21 22:17:10 | 旅行 海外
 2日目はこの旅行のハイライト。スノードン山岳鉄道に乗ってウエールズ最高峰のスノードン山頂(1085m)へ行く予定。しかしながら、この日は全く天気に恵まれず、散々な日となりました。

 朝から躓いてました。シーズン中はとっても混みあうという話を聞いていたので、9:30発の列車を予約してあったのですが、1時間ぐらい前に私の携帯に電話がかかってきました。
 
 「9:30の列車は15名集まらなかったので運休になりました。10:00の列車に乗ってください」

とのこと。急ぐ旅ではなかったからいいものの、ギリギリの予定を組んでいたら、頭にくるでしょうね。

 泊まったカナーヴォンからスノードン山のふもとの町スランベリスまではバスで25分です。運休のおかげで多少時間の余裕が出来たので駅付近をぶらぶら。駅前には、50人ぐらいは入れるミニシアターがあって、30分おきにスノードン山岳鉄道の映画を上映していました。15分程度で、そのしくみ、行程、歴史を紹介してくれます。スノードン山頂までの約4.7マイル(7.5Km)を結び、2本の線路の間にもう一本歯車で廻る補助線路があって、高勾配を上るようになっています(ラック式鉄道というらしいです)。車両は一車両、それを蒸気機関車(便によってはディーゼル車)が押し上げます。この映画で、汽車への乗車体験と車窓からの絶景に期待感がますます膨らみます。


(こんなイメージです)
 

(駅周辺の様子)
 

 
 
 しかしながら、天気は曇り。山頂には雲が掛かっているのが見えたので、映画で見たような絶景は難しいだろうなとおもい乗車しました。車両は4人がけの向かい合った椅子に詰め込まれます。乗車率は100%。おじいさんおばあさんばっかりです。車両を押し上げる蒸気機関車の白煙がもくもくと上がります。自然と気分が浮き浮き高揚します。



 蒸気のシュッシュという音、線路と車輪の摩擦音、補助線路の歯車を噛む音が混ざりあい、何とも言えないリアル感です。時速は10キロぐらいでしょうか?風景の移り変わるスピード感は、自分が走っている時と同じような感じです。

 イングランドでは見ないような谷あいを流れる渓流や滝が目に入ります。ちょっと箱根の登山電車に似ているかもしれません。ただ、しばらく行くと木はなくなり、広い草地に岩が散在する広大な風景に。こうした風景にはもう驚きませんがいたるところに羊がいます。羊を見ていると、時間が止まるような気になるので不思議です。

 

 しかし、この風景もつかの間でした。10分ちょっと走ると、雲の中に列車はどんどん突っ込んでいき、視界がどんどん悪くなります。中間点に達する前には視界1mの靄の世界に突入。こうなると、0メートル地帯でも1000mの高地でも、どこにいても同じです。ゆっくりと走る列車の振動は心地よいですが、風景は全く楽しめなくなり、コトコト揺られウトウト。頂上に近づくほど、更に風も吹き荒れ、悪くなる一方。1時間弱で山頂に到着しましたが、視界50センチの中、吹き飛ばされるような風雨の中でうろうろするのは、生命の危険すら感じます。山頂レストハウスでおとなしくしていました。14年ぐらい前にスイスのユングラフヨッホへケーブル電車に乗ったときも似たような目に遭ったのを思い出した。どうも私は高いところには縁がないらしい。

(視界は殆ど0)


(終点につきましたが・・・)
 

(行き場のない観光客たち)


 30分後の折り返し汽車に再び乗って今度は下ります。天気がよければ下りは歩こうと思っていただけに、残念。帰りもやはり、中間地点を過ぎたぐらいで、やっと視界が開けてきて、ちょっとの谷あいの風景を楽しみました。

 

 

 残念ながら、メインイベントの満足度は30点以下。下界に下りてきても、冷たい雨が降り注ぎ、他のところに行く気も失せてて、バスでバンガーまで移動。予約した復路の電車を3時間も早めて帰路に着きました。

 ちょっと、不完全燃焼な週末旅行でございました。

 2011年7月17日