気温が下がってきていますので、バイクに乗るには良い季節になりました。ただ、夜間の試乗は少し肌寒いです。交通安全週間も終わりましたが、昼間は、乗り慣れていない車のドライバー、法律無視の自転車が怖いです。移動オービス等もあるので、事故や違反には要注意です。
車検と整備でお預かりです。国内仕様ノーマルです。エンジンオイル、オイルフィルター交換中です。
エアクリーナーは、純正コピー商品で、フィルターが違い、吸い込みが悪いので、次回交換時は、純正に戻した方が良いです。ダイヤフラムは、作動不良や回転は見られないので平気そうです。国内仕様なので、半分ほどしか開きませんし、負圧検知用の穴も小さいです。リターンスプリングは、同じです。
クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等は見られないので、全量交換のみです。
全量交換中です。スパークプラグは、NGK製JR8Cで、オーナーが交換済みですので、点検清掃のみです。
前後タイヤは、ダンロップ純正のホワイトレターです。空気圧が下がっていましたので、規定値に戻しました。気温が下がってくると内圧も下がるので、この時期は、乗る前にチェックした方が良いです。
フロントフォークのエア圧も気温で変わるので、要チェックです。
各フルードは、オーナーが交換済みですので、点検のみです。
前後キャリパーは、点検清掃のみです。
冷間時は、エンジン始動できるが、温間時(ガソリン給油時等)はエンジン始動困難ということなので、バッテリー点検です。電圧はとりあえず出ていますが、容量が低下しているので、交換です。
一応、バッテリー交換前のエンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。ステーターは、点検済みで問題は無く、電圧も出ているので、充電系は平気そうです。
バッテリー交換後のエンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。
予備のレギュレーター(中古)をお持込でしたので、充電電圧を測定してみました。現在使用中のレギュレーターの方が出力電圧が高かったので、交換はしていませんが、予備としては使用できると思います。今回交換した部品類です。電気配線も一部修正しました。
継続検査は、多摩陸事です。年式は古いですが、特に問題箇所は無いです。
最終チェックと試乗です。消耗部品交換と定期整備がメインですので、特に問題はないです。エアクリーナーの吸い込み不足が気になりますが純正に戻せば問題ないと思います。持病のエンジンオイル滲み(ステーターの配線の種類の問題)がありますが、メーカー対策前の年式なので、補修ができません。完全に止めるには、ステーター交換になりますが、オイル漏れのレベルでは無いので、そのままです。無事納車になりました。
2020.10.03 作業担当 ヤダ(矢田)