新聞で選挙事務のアルバイトが不足しているという記事を読んで、よっしゃ!米代稼ぐぞ
とばかりの応募してみました。
目出たく選挙管理委員会から委嘱状が届きました。「委嘱状」? たかだかアルバイトに?
うーむ役所の仕事をするというのは、そういうことかと変に納得しながら、いよいよ今日「第22回参議院議員通常選挙における札幌市中央区開票区開票事務従事」に携わってまいりました
昨日からの仕事であれば投票事務2日間で1万円を超えたのですが、そちらは既に打ち切りで、開票のみの3時間ということで、支給額は3900円でした。
票の仕分けなら高校生の時に郵便配達でハガキの仕分け経験があるので、問題ないだろうと思っていましたが、やはり初めてのことなのでなんとなくワクワクしながら、開票会場である中央体育館に行きました。
集められたアルバイト約200名。8時に弓道場に集められ係員から仕事の流れの説明があり、8時30分に開票場となる体育館に移動しました。
そこにはすでに投票会場から集められた投票箱がテーブル(卓球台)に乗せられ、私は比例代表を分類する方だったので、政党名が書かれた紙とその上に置かれたイチゴパックが用意されていました。
投票箱には厳重に3つの鍵がかけられ、後から持って来た鍵の入った袋には管理者の名前が書かれてありました。
なんて厳重なんだろう。よく外国では選挙と言っても不正が行われたり、暴動になったりするけれどここは日本、紳士的だなあと感じました。
9時5分前に選挙管理委員会からの挨拶、注意事項があり、9時の時報と同時に投票箱から用紙をテーブルの上に広げられ、一斉に開票が始まります。
しかし、テレビの時報と同時にスタートなのですが、その音声がスピーカーを通して会場に流れるのですが、NHKのニュースからは既に民主党、自民党の当確が報道されていました。
まだ一枚も投票用紙を開いていないのに
出口調査からテレビ局が当確を出してしまうのでしょうが、何となく違和感も感じます。
隣りの女性は何度も開票事務の経験があるそうで、色々教えてくれましたが、今回の作業に来ている人は概ね20代の人が多いようでしたが、私のような中年男性や女性もチラホラ。実際にこんなことをしなければ分らないこともあります。
最近は票の仕分けマシーンもできて、その機械を入れた自治体はもの凄いスピードで開票をされるようですが、札幌はまだ人海戦術。
とは言っても9時スタートから1時間で、選挙区、比例区でほぼ仕分けが終わり、その後は細かい仕分けとチェックをしていきますが、それでも10時30分には我々アルバイトは作業終了となりました。
選挙は年に1回あるかないかのものですが、長年積み重ねてきたノウハウが活かされており、イチゴパックに票を入れていくのもその一つ。
ただ、投票する側となると鉛筆で名前を書くと言う昔ながらの方法で、ホント下手クソな字だったり色んな人の名前がごっちゃになっていたり。隣りの女性が教えてくれた暴言のような事を書いた票というのは今回目にすることはありませんでしたが、白票も結構ありました。
私が分けている時には6:4で民主党だったのですが、帰宅して妻から「自民党が勝ってる」と知り、都市部と農村部の違いや北海道、本州との違いが出たのかな? と思いました。
実質2時間立ちっぱなしでちょっと疲れましたが、面白い経験ができました。
これで1週間分くらいの米が買える(笑)