バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

Bound 約30年ぶりのフルアルバム!

2017-10-06 | 音楽
80年代半ばに京都から登場。全国のライブシーンで熱く活躍しただけでなく、ソウル、ファンク、ブルースルーツのバンドでありながらテレビでも頻繁に楽曲が流れる!(フロムAやポカリスエットのCM)など強い印象を残した『バウンド』(88年解散)。

長く東京を拠点に活動していたフロントマンの古田光郷さんが京都に居を移したのを機に、27年ぶりの再結成を果たし現在まで精力的に活動を続けていたがとうとうフルアルバムがリリースされた。

『Beat Machine / Bound』



アルバム冒頭からガツンと掴まれます。ハッキリ言って新しいことなんて全くやってない。誤解を承知で言えば音楽としてはなんとも古臭い。あっと驚くような感性の爆発があるわけでもありません。
(すいません)
でもね!生きてんだ。ビートが。いきなり体温が上がるくらいに。
そして歌声が、メロデイや歌詞以上に雄弁に迫ってくるのだ。タマラんよ。コレは。


アルバム冒頭。古田さんの、ビートをリズムを自分の懐に抱き込むかのように抑えた歌い出しからグッときて、
目の前が開けるようなサビ部分では鼻の奥がツンとするくらいにビートを感じる。

そしてギターがイイ音してる。2曲目のイントロではこのギター欲しい!と思います。

ビート、ビートって言って馬鹿みたいだけど。この感じはそう簡単に出るものではありません。
とにかく全編から「生命力」を感じます。
生きて音楽やってるって本当に素晴らしいんだけど、その素晴らしさをこうやって形にできるのってなんて最高なんだろう。

聴くものを強引に元気づけるような手触りの音楽でもないし、もちろん有害応援ソングでなんかないんだけど
心や身体に力や潤いを与えてくれる生気に溢れています。

ソウルフルでファンキー!