バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

メイウェザー勝利、も楽しみました。

2015-05-04 | ボクシング
楽しみにしていた『メイウェザーvsパッキャオ』が終わってしまい
なんとなく脱力感。
広い意味では予想通りの結果だったけど楽しみました。

ちなみに、自分採点は4ポイント差でメイウェザー。
もう実現しないかも…とさえ思っていた試合だから、こうして異様な高揚感の中で観られただけで満足。

4Rのパッキャオの左には興奮しました。

しかし、アメリカ人とフィリピン人がアメリカで戦って場内がフィリピン人ボクサーへの応援一色ってのもアメリカらしかったというか…。

パッキャオ選手は十分に歴史的なボクサー、アジア初のメジャースポーツの世界的スーパースターとしての役目は全うしたと思うので身体的ダメージを蓄積させる前にここでキャリアを終えても良いのでは、と思いました。

試合前の会見で「アメリカで始めて試合をした日のことを思い出します」と語り始めたのにはグッときたな…。
2001年6月、ラスベガスでのビッグマッチの前座への代役出場。評価の高かったリーロ・レジャバをKOして世界タイトルを奪取した試合。
衛星生中継を観ていた僕もこの試合でパッキャオに出会ったのでした。

あれから14年。アジア人がアメリカでオールスポーツのナンバーワンスターに上り詰める場面をリアルタイムで目撃するという、信じがたい経験をさせてもらいました。
2009年のミゲール・コット戦前後までのアメリカ本土での圧倒的なスポーツヒーロー振りは本当に凄かった。

フライ級からスーパーウェルター級まで制したことは、日本人的に言えば白井義男さんや内藤大助選手が輪島功一さんの階級(わかり易く言えば竹原慎二選手のひとつ下の階級)まで世界王座を獲得して行ったということで、こうやって文字にしても本当に信じられない凄さだ。しかも階級を跨ぎながら当時の世界的名選手といわれたほとんどの選手と戦っている。

片や、誰にも触らせないような強さ、負ける姿が想像不可能な46戦全勝の悪役メイウェザー。
このふたりの待ちに待った対戦だったのだ。
だから試合結果がどうこうじゃなくて、確かに5年前に観たかったけど

実現して、観れて良かったと思いました。