昨年12月27日のブログに書いたのですが、日本プロボクシングの2010年度年間表彰が昨年末に発表になり無事に真っ当な結果が出ております。
『西岡利晃選手が年間MVP』!!次点が長谷川穂積選手。
選出した新聞記者さんたちの良識が働いたことに素直に安堵いたしました。
年間最高試合賞はあの『長谷川vsモンティエル戦』(モンティエル選手のKO勝ち)が選出されております。日本の世界チャンピオンが敗れた試合ながら、試合内容の高度さ歴史的意義で選ばれたようです。個人的には『西岡vsムンロー戦』以外にない!と思うのですが…あえて次点を選ぶならば長谷川選手が王者に返り咲いた試合よりも、敗れたモンティエル戦かな?と思っていたので十分に許容範囲です。
問題の、3カイキュー制覇カメダ選手のMVP受賞という茶番は回避できました(敢闘賞?)。
しかし…プロボクシングの3階級制覇、あるメディアで観たのですがこれまで何度か挑んだ選手がいたこの偉業、これまでは達成ならば『国民栄誉賞』も!という正真正銘の偉業であるのです。本当の3階級制覇ならば。
もちろん今回は、日本中のどこからもそんな声はまったく上がりませんでしたし、結局ボクシング界限定の年間MVPさえも受賞することはありませんでした。このことがカメダ選手の3階級制覇が真っ当なものと認識されていないことを顕著に表しています。弟カラオケ選手にいたっては現役の世界王者という肩書きを持ちながら年間表彰の対象外でした。結果?を残しても評価できないような試合や選手を認めている現状が果たして健全なものなのか?という問題は残りますが、まぁとりあえず良しとしましょう。
ボクシングファン以外にはあまり知られていないこの年間表彰、一般紙のスポーツ欄の片隅に結果が小さく載るだけのニュースヴァリューしかないようですが…権威を守るべき由緒正しいものなのです(MVP該当者なしの年も何度かあったほど)。
悪夢のシナリオが杞憂に終わりほっと一安心です。
西岡選手が遂に掴んだMVP、本当に嬉しい結果です。