バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

ファンキー・ニューオーリンズ!

2011-01-12 | 音楽

Joewalterrussell2nd 年末のバタバタで紹介し損ねていた昨年到着盤がこちら。
現在のニューオーリンズが誇るファンキー・トリオ『Joe Krown,Walter Wolfman Washington,Russell Batiste Jr』による新作『Triple Threat』です。
楽都と呼ばれる街で活躍する腕利きミュージシャンによるスーパーバンド、前作はライヴ盤でしたが今回は初のスタジオ録音盤。ライヴ活動も順調にやっているようで、セッションというよりはもうすっかりバンドと化しているようです。オルガンを中心としてファンキーなドラムスとイナタク洒落たギター(切れ味抜群)が織りなすニューオーリンズファンキー絵巻といった風情は非常に魅力的です。ウォルターが居ながら、インスト中心(12曲中7曲)という構成がなんとも挑戦的。個人的には歌モノ好きなので、このサウンドで歌中心だったら…と思わないでもないですが。そうなると各楽器が雄弁に歌っているこのサウンドは成り立たないのかな?とも思います。3人とも他での活動とはひと味違った演奏でこのバンドならではのサウンドを作っています。なんというかあの街の匂いがしますね。バッチリ楽しめます!

ゲイトマウス・ブラウンのバンドのメンバーとして知られ始め~今やニューオーリンズを代表するミュージシャンの1人として認知されている本作のリーダー、ジョー・クラウン。個人的にいろいろとお世話になった彼の活躍を遠く東京武蔵野からとても嬉しく眺めています。本当に良いプレイヤーです。このバンド、もしくはジョー・クラウン・オルガン・コンボで来日してくれないもんですかね…。本来行かないことにしている、2部入れ替え制のうえコストパフォーマンスの低い、嫌らしいハコにだって観に行きますよ!(そういえばその昔、渋谷ライヴインの入れ替え制には嫌悪感を感じなかったなぁ。)