バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

嗚呼、ラスベガス

2007-03-23 | ボクシング
昨夜(今朝)観たボクシングの試合、ラスベガスはマンダレイベイで行われたマルコ・アントニオ・バレラvsファン・マヌエル・マルケス戦は凄かった。
思わず眠気も吹っ飛んだ。スター選手同士のスーパーファイト。観客は終始腰を浮かせ気味に(遂には立ち上がり)観戦していた。
高度なテクニックと戦術、そして「ウソ!?」と思うような流れから繰り出されるコンビネーションブロウ。それを見せつけながらほぼフルラウンド激しく打ち合うのだから息つく暇もない。タフネスに驚き、コンビネーションの多彩さに溜め息。キャリア終盤にさしかかり最近は安全運転なアウトボクシング(アウトボクシングが全て安全運転というわけではない)を見せることも多いバレラ選手もこの日はマッチョぶりを遺憾なく発揮した。
試合は中盤バレラ選手が凄まじいカウンターでダウンを奪ったものの、全体的にリードしていたマルケス選手が判定で勝利をおさめた。やっぱり世界のトップレヴェルは違う!と思い知らされた。
しかし、このスーパーな両選手をマットに這わしたのがアジアの星マニー・パッキャオ選手だということの凄さを改めて実感。アジアンとしてなんだか誇らしいような気持ちになったものでした。

しかし、やっぱりラスベガス。金持ちどもの道楽地でのアトラクションとしてボクシングが存在することに、微妙な違和感を覚えるのは変わらないが、なんといってもボクシングのメジャーリーグ。そして我がニッポンを見れば~バラエティ番組もどきのボクシングしか受け入れられなくなってしまったという現状。偉大な現役世界王者、長谷川穂積選手が彼の地に行きたがるわけだ…としみじみ思う。Hasegawa_03_1
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