AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

AIの自動運転からエディターの壁と可能性(2)

2017-02-12 21:29:16 | メディアの一向一揆
以前NHK 「終わらない人 宮崎駿」でAIが作ったと言う不気味なCG提案に、巨匠宮崎監督は激怒していました。AIに取って代わってしまう職業は、自動運転やデータなど飛躍した画像認証等でなくなるであろう職業ですが、果たしてクリエーティブの世界で何処まで可能になるのでしょうか?「エイリアン」「プレデター」「グラディエーター」に「オデッセイ」と話題作を世に出してきた
リドリースコット監督の新作 ホラー映画が上映されます。(日本公開は未定)
ここで話題となったのが、予告編をあのIBMのワトソンに編集させて事です。
20世紀フォックスは、人工知能(AI)をテーマにした新作ホラー映画『Morgan』のトレーラーを、IBMの「Watson」に制作してもらった事です。
IBMの研究者らはまず、シーンに切り分けたホラー映画のトレーラー100本以上をWatsonに覚えさせました。Watsonは、各シーンの視覚要素や音声要素、構成を分析し、トレーラーに迫力をもたせる方法を学習したのです。その後、『Morgan』の本編90分を処理し、トレーラーに取り込むべきシーンを探しました。果たして編集されたものが、トレイラー(予告編)として成り立ったのでしょうか?






AIの自動運転からエディターの壁と可能性(1)

2017-02-11 22:31:58 | メディアの一向一揆
英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授の
同大学のカール・ベネディクト・フライ研究員とともに著した『雇用の未来—コンピューター化によって仕事は失われるのか』という論文は以前ご紹介」させて頂きました。


主な「消える職業」「なくなる仕事」の一覧を見て思いますことは、情報データーやカメラ認識
など今のAIのベース範囲でのなくなる仕事でありますことは確実でしょう。




グーグルが自動運転車で実現したいこと、Googleの自動運転車がどのように周囲を認識しているか、Google(Alphabet傘下のGoogle X)の自動運転車プログラムを率いるクリス・アームソン氏が退職したことでも判ることです。それは 「完全自動運転車計画は断念」したことでしょう。
クリス・アームソン氏が離脱した事も大きな要因となります。その代わり自動運転車開発部門を新会社名「ウェイモー(Waymo)」として分社化し他の自動車メーカーと協業していく方針です。自動運転車を売ることではなく、自動運転車を使ったタクシー的なサービス提供に舵をきる可能性が高いです。
突然ローカルな話となりますが、藤沢市でのロボットタクシーの実証実験も昨年終わり、このシステムが地域を救うインフラになる正しい方向だと言うことです。




Android Auto(アンドロイドオート)とは、Androidスマートフォンで行っていたことを車載の画面に表示して操作を車用に最適化してくれる、車載用のAndroidプラットフォームのことです。
Appleも「CarPlay」という同様のダッシュボードディスプレイに対応アプリを提供する機能をはじめており、たいていの自動車メーカーはAndroid AutoとCarPlayともに両方対応を表明しています。

Super Bowlのマイノリティ表現(5)

2017-02-10 21:09:08 | アイディアのIdentity
傲慢なトランプ大統領の誕生でSuper BowlのCMまでもが、「マイノリティ(移民の方々)」に立つ表現が目立った今回のベストテンはどうなるのでしょうか?VougeもNewYorkerも各々の視点でランキングしております。
YouTube AdBlitzでも投票をしていました。是非アクセスしてみてください。



https://www.youtube.com/user/adblitz

まだアップしていなかったCMも幾つか紹介しておきます。




Skittles は相変わらずの面白路線です。タグラインもいつもと同じです。




今回の Hyundaiは、ポーランドの米国陸軍ベースでの展開です。 選ばれた3名の兵士 女性兵士もおります。各々部屋に入りますと映し出されるSuperBowlの会場 そして360度カメラで彼らの家族達が写し出されました。




好き嫌いがありますが、ペプシマンと比べれば気持ち悪いですね。




「イージーライダー」監督は デニス・ホッパー、主演はピーター・フォンダパロディ化したのは、コーエン兄弟です。新モデル「AMG GT Cロードスター」です。タイトルは
「Easy Driver」です。

Super Bowlのマイノリティ表現(4)

2017-02-09 22:10:10 | アイディアのIdentity
スーパーボールをテレビも含めて凡そ1億人が観るとの事です。
オンエアー1回に5億6千万円 1秒数千万の計算となります。今回目立つのは、白人とマイノリティの分断をテーマに表現した今までにない広告表現から見えてくる企業の断固たる態度でもあります。





「私たちは、信じます。あなたが誰であろうと、どこ出身で、どんな人を愛し、
誰を崇拝するかに関わら 私たちは皆、同じ人類です。人種や信仰、性的嗜好に関わらず
人種や信仰、性的嗜好に関わらず『受け入れる(We Accept)』と、
世界はもっと美しくなる。」

『受け入れる(We Accept)』と言うメッセージ、米国を分断した胸元に刺さる強い企業態度でもあります。
エアビーアンドビーはアップル、フェイスブック、マイクロソフト、ツイッター社などと共にトランプの政策に反する提訴を行っています。2月6日現在、提訴には97社が参加しています。
何度も何度も大統領令と言う切り札を切ってくるこの傲慢な男に、いつ誰が「ビンゴ」と言うのでしょうか?この分断は世界へ暗い影を投げかけていく事でしょう。凡そ1914年の足音だけは避けてほしいものです。


Super Bowlのマイノリティ表現(3)

2017-02-08 14:50:25 | アイディアのIdentity




元来 米国と言う国は、凡そが英語を喋るだけの知識も無く、「自分たちが一番だ!」と言う
自分たちの立ち位置も解らない方々が多いのです。最近日本でも多くなった「全てを人のせいにする」神奈川県の障害者施設の殺人事件もそうです。こう言う輩が一番タチが悪いのです。
トランプが大統領になってから、このような愚かな白人達も多くなって行くでしょう。




米イリノイ州の教会内で、差別的な内容などの落書きをしたとして、憎悪犯罪(ヘイトクライム)と器物損壊の疑いで大学生の男2人が逮捕されたそうです。

2月4日土曜日、米ニューヨークの地下鉄車内の至るところに鉤十字やナチス礼賛の言葉が書かれていましたが、それを見た乗客たちは協力し、すべてを消したそうです。その場にいた27歳の弁護士、グレゴリー・ロックは、鉤十字が書きなぐられた地下鉄車内の様子をFacebookに綴り、写真とともに投稿したのです。








(https://www.buzzfeed.com/bfjapannews/nyc?utm_term=.ujVLoGmzG#.rpQovKDxK より引用させて頂きました。)


ロックのFacebook投稿は、30万回以上シェアされ、40万以上の「いいね!」されました。
ハーケンクロイツの意味も解らず騙る連中とそれに対抗する市民達、ヒットラーに「NO!」を突きつけた当時のアメリカは今も善良なニューヨーカー達に受け継げられているのです。コカコーラの「America the Beautiful 」が染み入ります。