AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

ドラマの立ち位置とは?(1)

2014-01-28 04:29:57 | 今そこにあるメディアのリスク






ドラマ「明日、ママがいない」が児童養護施設の団体などから内容改善を求められている問題で、日本テレビの大久保好男社長は27日、定例記者会見で「最後まで見ていただければ、私たちの意図が理解していただける」として放送は継続する意向を明らかにした。
スポンサーのCMもなく、代わりにACの広告に差し替えるとのことらしいです。
そんなに、野島伸司の脚色が凄すぎるのかとこの番組を観ましたが、児童福祉施設の親のいない子役達 特に主演の芦田愛菜を中心にドラマが進行していきます。それぞれの子供達の個性がそれぞれの家庭事情をもかまし出しております。「アラブの春」やウィキリークスまでも起こすSNSですが、このドラマの子供達と映画「悲しき口笛」の美空ひばりさんの、あの歌と桜木町を舞台にした、浮浪児たちの逞しさと優しさを感じました。例えば三上博史さんの台詞や誇張した演技は、この子供達の優しさを深く印象ずけるための台詞であるとも思います。高校教師、家なき子と問題作を世に出してきた野島さんですが、今回は子供達が相手を思う優しさがちゃんと見え隠れしていました。スポンサー様はCMを中止することはないと思います。良いと思うものは良いのです。こういった子供達が、身を寄せ合って社会の片隅で、心の希望の火を灯しているのですから。この事を知っただけで、善意の輪が私は広がると思います。勧善懲悪の絶対あり得ない「半沢直樹」とは対局にある今の社会問題を刳り出したとも思います。出演者 制作スタッフ 監督 プロデユーサーの皆様 頑張って下さいね。