半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『マルサの女』を観ました。

2023-01-28 04:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 税務所の調査官、板倉亮子は、小柄で顔がソバカスだらけの不美人だが、脱税を徹底的に調べるやり手だった。ある日、彼女は一軒のラブホテルに目をつけ、そこのオーナー権藤英樹が売り上げ金をごまかしているのではないかと調査を始める。権藤には息子の太郎と内縁の妻、杉野光子がいた。権藤は一筋縄ではいかない相手で、なかなか証拠も掴めない。そんな時、亮子は国税局査察部に抜擢された。彼らはマルサと呼ばれる摘発のプロである。マルサとしての調査経験を積んでいった亮子は、上司の花村と組んで権藤を調べることになった。
(MOVIEWALKERPRESSより)

 伊丹十三監督作品の一挙放送の3作目、1987年の作品です
なんだかんだ言って、伊丹十三監督作品で一番に挙げるとなると、この作品ですよね。翌年の日本アカデミー賞を総ナメしたのを覚えてます
久々に観始めて、やはり心待ちにしていたのは、あの音楽ですよね
最初は税務署の職員でしたね(すっかり忘れてました)。「つかみ」の事件は呆気ないザコ退治でしたが、その背後で、権藤とその一味が様々な悪行をしているのを「これでもか」という感じで見せてくれますね
その「巨大な敵」に対して、亮子もしっかりマルサに昇進して調査に入りますが、彼女一人ではなく、マルサ側も、大人数で徹底的に調べるという点が、当時、とってもリアルに感じました。
(亮子一人で戦うのであれば、それはエンタメとしてはいいと思いますが、あんな悪の組織相手だったら、簡単に消されてしまうのが現実かと・・・)
亮子と権藤の関係が絶妙ですよね。
権藤も、やってる事は悪なんだけど、一人息子の「父」という側面もあって、そこをしっかりとサポートしている亮子・・・この関係も見所の一つでした。
悪の組織正義の組織という構図の結末は爽快だったし、権藤亮子という構図は人間味があったし、良かったなぁ。
今の時代としてみると、やたらタバコ吸う人が多いし、千代田線みたいな車両が出てくるし、子供を親が思いっきり殴ってるし・・・時代も感じますね。
ちゅうことで、このまま「2」をみちゃいましょう・・・で85点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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