半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『アダマン号に乗って』を観ました。

2024-03-20 02:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 パリの中心地、セーヌ川のきらめく水面に照らされた木造建築の船に、今朝もひとり、またひとりと橋を渡ってやってくる。ここ<アダマン>はユニークなデイケアセンター。精神疾患のある人々を無料で迎え入れ、創造的な活動を通じて社会と再びつながりを持てるようサポートしている。
この船では誰もが表情豊か。即興のコンサートでフレンチロックを熱唱! ワークショップでは、色とりどりの絵を描き、カフェでレジ打ちをしてお客さんのお気に入りのカップにコーヒーを淹れる。
精神科医療の世界に押し寄せる「均一化」「非人間化」の波に抵抗して、共感的なメンタルケアを貫くこの場所をニコラ監督は「奇跡」だという。
<アダマン>の日々をそっと見つめる眼差しは、人々の語らう言葉や表情の奥に隠されたその人そのものに触れていく。そして、深刻な心の問題やトラウマを抱えた人々にも、素晴らしい創造性があり、お互いの違いを認め共に生きることの豊かさを観るものに伝えてくれる。
(公式サイトより)
 昨年のベルリン国際映画祭で最高賞(金熊賞)を受賞した・・・という話題だけで、この作品をチェックしてみました
いきなり、なんだか一人の男性が、飲み屋みたいな所で独唱してます。かなり長い尺で・・・ 
この人が主人公なのかな と思ったら、その後あまり出てこなくて・・・
次から次へと人が出て来ては、語ったり、何かを作ったり、踊ったり・・・
ここで、おバカな俺は、公式サイトを確認し、「なるほど、そういった施設なのか」と理解しました。最初から認識してればよかった
「ケアセンター」と聞くと、そこで働いている人は制服を着てて、その人が寄り添って(場合によっては、つきっきりで)相手の方に接する・・・というイメージがありますが、ココは違いますね。
そういった、見た目の「隔て」を全く感じません。テーブルで普通に隣に座って、対等に会話している。。。
やっている事も、結構自由なんですね。そんな各々の行動に、文句言ったり、距離をとろうとしたり・・・そんな人もいない・・・
ホントにそんな感じなの という驚きはあります。
(例えば、ガンコじじいがいたりとか、いつも対立する二人がいたりとか・・・)
なんだかNHKのヒューマンドキュメンタリーを観ている気がしました。映画的な要素は全く無い・・・
でも、こんな施設があるというのを知ることが貴重だし、そこの方針というのは、考えるところ、ありますよね
ちゅうことで、あの建物のデザインと立地場所がとっても素敵すぎ・・・で、70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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