半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『遠いところ』を観ました。

2024-03-30 03:30:00 | えいがかんしょうの部屋
沖縄県・コザ。
17歳のアオイは、夫のマサヤと幼い息子の健吾(ケンゴ)と3人で暮らし。
おばあに健吾を預け、生活のため友達の海音(ミオ)と朝までキャバクラで働くアオイだったが、 建築現場で働いていた夫のマサヤは不満を漏らし仕事を辞め、アオイの収入だけの生活は益々苦しくなっていく。
マサヤは新たな仕事を探そうともせず、いつしかアオイへ暴力を振るうようになっていた。
そんな中、キャバクラにガサ入れが入り、アオイは店で働けなくなる。
悪いことは重なり、マサヤが僅かな貯金を持ち出し、姿を消してしまう。仕方なく義母の由紀恵(ユキエ)の家で暮らし始め、昼間の仕事を探すアオイだったがうまくいかず、さらにマサヤが暴力事件を起こし逮捕されたと連絡が入り、多額の被害者への示談金が必要になる。切羽詰まったアオイは、キャバクラの店長からある仕事の誘いを受ける―
若くして母となった少女が、連鎖する貧困や暴力に抗おうともがく日々の中で たどり着いた未来とは。
(公式サイトより)

 すぐにキャバクラで働いていて、子供がいて、旦那もいる・・・というアオイの状況は分かりました。
生活も楽じゃないというのも、すぐに分かります。
ただ、その原因が「旦那マサヤがクズ」・・・これに尽きます
仕事はしないで、金はつかう、その金は、アオイの稼いだ金・・・アオイに正されても、逆ギレして、容赦なく暴力をふるう・・・
彼を正当化するようなネタもなし、同情するような過去も特になし(もしかしたら、育て方に何かあったのかも・・・ですが)。
ずっとソコに腹立ってましたが、次第に、彼に見切りをつけないアオイにも腹立ってきました
先々の事なんか見る余裕はない、目の前の生活、そして何と言っても、自分の子供を守る・・・これだけのために、アオイがどんどんと危険な状態になっているのが、やるせないです。
公式サイトを読んでいると、沖縄という場所のコトが書いていました。
「一人あたりの県民所得が最下位」「子供の相対的貧困率が28.9%」「非正規労働者が1位」・・・など。
そっか、この作品は、そんな沖縄の現状を表そうとしていたんですね。
どおりで、ラストまで観終わっても、ハッピーエンドになるような事が無くても、せめて、何か光が見えるものと期待しましたが、全くなかったし、解決もできてないですもんね。
・・・そう考えると、めちゃ重たい作品です
ちゅうことで、それにしても、旦那さえ切れば、もっと道はあったと思います・・・で、50点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『SISU 不死身の男』を観ました。

2024-03-29 21:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 1944年 第二次世界大戦末期、ソ連に侵攻され、ナチス・ドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。凍てつく荒野を旅する老兵アアタミ・コルピ(ヨルマ・トンミラ)は、愛犬ウッコを連れ、掘り当てた金塊を運ぶ途中でブルーノ・ヘルドルフ中尉(アクセル・ヘニー)率いるナチスの戦車隊に遭遇、金塊も命も狙われるハメに。アアタミが手にしているのは<ツルハシ1本>と<折れない心SISU>だけ。それでも戦場に落ちている武器と知恵をフル活用し、ナチス戦車隊相手に、機銃掃射を浴びても、地雷原に追い込まれても、縛り首にあっても、挙句の果てに戦闘機にツルハシ1本で食らいついても、絶対に死なない!それどころか、機関銃を撃ちまくる敵には埋めてあった地雷をぶん投げ、一撃で爆殺。戦場にたまたま落ちていた武器と知恵で次々とナチス軍を討ち破る。
彼こそはかつてソビエトとの冬戦争に参加し、家族を殺された報復として、たったひとりで300人ものソビエト兵を殺した<伝説の兵士>だった。
アアタミはいかにして戦い、そして生き抜くのか――。そしてアアタミの目的地とはー?
(公式サイトより)

 昨年の劇場公開時、ちょっと気になっていました
冒頭、SISUの意味がどーんと出ましたね
フィンランドに古くから伝わる言葉で、「厳しい状況で発揮されるしなやかな精神性、困難に立ち向かう勇敢さ、忍耐」という特別な精神力を表している。
最初に目にする老人の絵に、このSISUの意味・・・なんだか期待が膨らんでしまいました
日々、金をとって、愛犬とそれを売りに行く・・・そんな人なんだというのはすぐに分かりました。
で、道中に出くわしてしまった、ナチの連中・・・
最初は、老人に対しての「からかい」程度でしたよね。まあ、銃を持っての「からかい」は、冗談で済まないですけど・・・
ケラケラと笑いながらからかい続ける連中に、ちょっとずつ目の色が変わっていくアアタミ・・・そして、ついに「ブチッ」
そこから、たった一人で、ナチの連中を蹴散らしていきます
これが凄い、そしてエグい
サバイバルナイフで頭をぶっ刺し、地雷を踏ませて吹き飛ばし・・・強烈です
敵は、人間一人相手に、戦車を使ったり、強力な重火器を使ったりするんだけど、敵兵を盾にしたり、煙を立ち上げたりして、ジリジリ逃げまくる。
当然、無理があって、至る箇所に傷を負うんだけど、ボロボロになりながらも、自ら応急処置をして、立ち上がる・・・
まさに、冒頭にある、「SISU」を貫いています。
どんどんと死んでいく敵兵に対して、少しずつ身なりが綺麗になっていく様も、面白い
(顔はボロボロだけど)
シリーズ化希望しちゃおうかな
ちゅうことで、各章形式にしている点、サバイバル横スクロールアクションって感じ・・・で65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『空気殺人 ~TOXIC~』を観ました。

2024-03-29 03:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 安全なはずの『加湿器殺菌剤』は、私の子供と妻をゆっくりと殺している。
テフン(キム・サンギョン)は大学病院で救急救命室の医師をしている。ある日、息子・ミヌ(キム・ハオン)が意識を失い、病院に運び込まれる。最近体調がすぐれなかったミヌだったが、病院に運ばれたときには呼吸ができない状態になっていた。
診察の結果、肺が硬くなる“急性間質性肺炎”と判明する。息子に何もできないという絶望の最中、突然妻・ギルジュ(ソ・ヨンヒ)が同じ肺の病気で亡くなってしまう。
耐え難い現実に直面したテフンと義妹のヨンジュ(イ・ソンビン)は、ギルジュが突然病気になった事を不審に思い、調査を始める。
調査を始めてほどなくして、衝撃的な事実が明らかになる。原因は、日常的に使用している加湿器用の殺菌剤にあったのであった。
世界的な企業であるオーツー社は、自社製品に有害な化学物質が含まれていることを隠して、過去17年間販売してきたのだ。
オーツー社は「殺菌剤を加湿器に入れれば風邪に効く」と宣伝し、政府も日常的に使用できる安全性を認可していた為、商品はヒットしたが、殺菌剤を使用した多くの人々の命が危険にさらされることに。
テフンと多くの被害者たちは、真実を明らかにするためにオーツー社に立ち向かう。
(公式サイトより)

 今回は珍しく、冒頭の解説を観て鑑賞を決めていました。興味深い「実話」でしたから
まずは、この「実話」の発端となる事件発生までの流れ・・・そりゃあ、当事者(被害者)は、ワケ分からないですよね。なんで体調が急激に崩れるのか・・・
テフンが職業柄で気づいたから幸いだったけど、一般人であれば、こんな(被害者の)共通点なんて、分からないだろうに・・・
そして、オーツー社に訴えますが、オーツー社が・・・
もうね、演出なのか、実際そうだったのかは分かりかねますが、典型的な「悪の組織」ってのが色濃かったですね。
社長が、やり手の弁護士と、数人だけの密談をする。その会議室も、やたら薄暗くて・・・出てくるセリフも、企業を守ることしか考えていない・・・
内部で調査をしないどころか、被害者たちを批判する始末・・・
加えて、国の対応も酷かったですね
「その事案は、保健福祉部に」「いや、薬品だから、食品医薬品安全部へ」「いや、環境に関することだから、環境部だ」・・・などと、完全なタライ回し。
彼らに殺菌剤をバラまいたテフンの気持ちは理解できます
多数の被害者、そして粘り強い弁護士たちの協力で、何とか「それなりの」賠償を得ることができたものの、
最後の「95万人使用していて、23万人が・・・」という事実を知ると、完全に決着がつけられたとも思えない印象でした
ちゅうことで、悪い奴らから、「そうだ、みんなで食事しよう」という提案が衝撃過ぎ・・・で70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ロストケア』を観ました。

2024-03-24 17:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 早朝の民家で老人と訪問介護センターの所長の死体が発見された。捜査線上に浮かんだのは、センターで働く斯波宗典(松山ケンイチ)。だが、彼は介護家族に慕われる献身的な介護士だった。検事の大友秀美(長澤まさみ)は、斯波が勤めるその訪問介護センターが世話している老人の死亡率が異常に高く、彼が働き始めてからの自宅での死者が40人を超えることを突き止めた。
真実を明らかにするため、斯波と対峙する大友。すると斯波は、自分がしたことは『殺人』ではなく、『救い』だと主張した。その告白に戸惑う大友。彼は何故多くの老人を殺めたのか?そして彼が言う『救い』の真意とは何なのか?
被害者の家族を調査するうちに、社会的なサポートでは賄いきれない、介護家族の厳しい現実を知る大友。そして彼女は、法の正義のもと斯波の信念と向き合っていく。
(公式サイトより)

 この作品、昨年の公開時に劇場で観たかったのですが、近くでいいタイミングでやってなくて、断念してました
当然、その時に、この作品の物語を認識していましたので・・・
この作品、実話とまではいかないようですが、似たような事件はありましたよね・・・
冒頭の解説に書いてある通りなんです・・・もちろん、とっても「重たい」話です
斯波が起こした事件の背景たるもの・・・日本における「介護の現状」というものがのしかかってきますね。
行政では届かない部分であり、自分しか対応できないという現状、生活資金しかり、社会との適合しかり・・・
この苦しみが自身の経験で分かっている斯波なんで、ケアサービスという職業での彼は、相手に対して、本当に親身になってあげています。
・・・と同時に、その苦しみから解放させてあげる術も経験している・・・
なので、検事の大友の追求に関しても、決して動揺もしないし、彼の発する言葉に全くのブレが無い・・・それだけの経験をしているし、それだけの信念と覚悟をもって行動をしています。
対する大友、彼女も自分の職務として毅然としていますが、斯波が起こした事件の遺族の人たちの話を聞いたり、自らも祖母を世話している(といっていいかは微妙)立場でもあり、自分の中で何度も考えているのが、よーく分かります。
この2人の会話シーンは、こっちも真剣に耳を傾けてしまいましたもん。
松山ケンイチさん、長澤まさみさんの演技というのも、真剣になっちゃうだけの力がありました
結論が出ている「終わりました」という流れの作品ではありません。真剣に考えるだけの意味のある作品でした。
ちゅうことで、カミさんも、こういった職種なので、考えるモノがあったようです・・・で80点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ザ・ホエール』を観ました。

2024-03-24 05:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 恋人アランを亡くしたショックから、現実逃避するように過食を繰り返してきたチャーリー(ブレンダン・フレイザー)は、大学のオンライン講座で生計を立てている40代の教師。歩行器なしでは移動もままならないチャーリーは頑なに入院を拒み、アランの妹で唯一の親友でもある看護師リズ(ホン・チャウ)に頼っている。そんなある日、病状の悪化で自らの余命が幾ばくもないことを悟ったチャーリーは、離婚して以来長らく音信不通だった17歳の娘エリー(セイディー・シンク)との関係を修復しようと決意する。ところが家にやってきたエリーは、学校生活と家庭で多くのトラブルを抱え、心が荒みきっていた……。
(公式サイトより)

 かなり久々ですよね。B.フレイザーさん、この作品で復活・・・とっても話題になりました
チャーリーは、ただの大食漢ではないです。「過食症」ですよね。
そんな自分を変えようとはしていないですね。まあ、彼のあんなお仕事であれば、特段、不都合は無いのかな
自分が危ない状況と分かった彼、疎遠の娘・エリーと会いたいということで、久々の再会を果たすのですが、このエリー、かなりキテますね
人に毒しか吐かないし、節目節目に勝手に相手をスマホで撮影しちゃうし・・・何言っても聞かなくて、正直、とっても腹立ちました
そんな娘に、「財産全額渡すから」とか言って、つながりを持とうとしているチャーリー・・・
ここに感情移入するかと言われると、全然しない・・・と感じましたね
仕事は何とか一人でやってますが、その他はほぼほぼ何もできてないし、リズとかにも迷惑かけてばっかりじゃないですか。
余命が・・・という状況に置かれている点が重要なポイントなんですが、彼が求めていた「娘との絆」というのは、(自分の貯蓄を崩してでもょ)しっかり治療をして、一日でも長く一緒に居よう…という選択肢にならなかったのかなぁ
最終的にエリーも(父親を)愛しているという気持ちが、ぶわっと出てきたので良かったですが、ずっと気にかけてくれていたリズがなぁ・・・
自分が望みたいものに全てを捧げる・・・この選択が少し気になった作品でした。
ちゅうことで、血圧238-134って・・・想像できません・・・で70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『LOVE LIFE』を観ました。

2024-03-23 03:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 妙子(木村文乃)が暮らす部屋からは、集合住宅の中央にある広場が⼀望できる。向かいの棟には、再婚した夫・⼆郎(永山絢斗)の両親が住んでいる。小さな問題を抱えつつも、愛する夫と愛する息子・敬太とのかけがえのない幸せな日々。しかし、結婚して1年が経とうとするある日、夫婦を悲しい出来事が襲う。哀しみに打ち沈む妙⼦の前に⼀⼈の男が現れる。失踪した前の夫であり敬太の父親でもあるパク(砂田アトム)だった。再会を機に、ろう者であるパクの身の周りの世話をするようになる妙子。
一方、⼆郎は以前付き合っていた山崎(山崎紘菜)と会っていた。哀しみの先で、妙⼦はどんな「愛」を選択するのか、どんな「人生」を選択するのか……。
(公式サイトより)

 今回も予備知識ゼロで鑑賞開始です
二郎と妙子、そして息子の敬太・・・ごく普通の幸せそうな家庭に見えましたが、すぐに彼らの立場というのが分かりましたね。
再婚であること、敬太は前夫の子供であること、そして、二郎の両親が住んでいる家に暮らすという状況・・・
「幸せそうな」という最初の印象が、敬太の事件から、様変わりしていきました・・・
(それにしても、あのちっちゃい棺を見ただけで、俺はダメですねぇ・・・)
その様変わり、一気にじゃなくて、徐々に、じわじわと・・・
二郎の両親が心の底で思っていたこと・・・
二郎が気にかけていたこと・・・
そして、妙子が抱えていたこと・・・
唯一、個人的には、パクの存在が疑問たっぷりでしたね。彼に何があったのか、どうして逃げてしまったのか・・・
そこがあまり語られていなかったように思えます。悪い奴にも見えないし・・・(ドランク鈴木さんに少し似てますけど・・・)
彼の存在、二郎にとってみれば、「なんだよ」ってなりますよね。
妙子と手話でやりとりするから、内容分からないし、でも仕事上、お世話をしなければならない立場だし・・・
どんどんと心の亀裂が大きくなってきて、妙子のある決断もあって、物語の終着点が見えなくなってしまいました
外に散歩に出た二人の距離感を観る限り・・・やっぱりどうなるか分かりません
ちゅうことで、「進まないオセロ」・・・で、60点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女』を観ました。

2024-03-22 05:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 ワケあり荷物を届ける特殊配送会社「特送(とくそう)」。天才的なドライビング・テクニックを持つウナがある日引き受けた依頼。それは海外ヘの逃亡を図る賭博ブローカーと、その息子ソウォンを港まで運ぶにがすこと。しかし、思わぬアクシデントにより依頼人不在のまま、ソウォンと300億ウォンが入った貸金庫の鍵を抱えて追われる羽目に。貸金庫の鍵を狙う悪徳警官ヤクザ、冷酷非情サイコパスな殺し屋、さらには「脱北」の過去を持つウナを秘密裏に調査する国家情報院までをも巻き込んだ、命がけの追走劇カーチェイスが始まる──。
(公式サイトより)

 パーフェクト・ドライバーというタイトルで、パク・ソダムさんの凛々しい姿・・・これで食いつきました。
すぐに、「まんま、トランスポーターじゃん」と気づくことになります。
男性と女性の違い、アウディとBMWの違いというのに加えて、こちらの作品は、「特送」の会社が結構出てくるのが特徴ですかね。
社長は、タクシー会社のように、電話で注文とってるし、ウナとの会話はコメディとなってます
メカニック・アシフも、しっかり整備しているしね。。。
まあ、あんなカーチェイスされちゃあ、メカ整備というより、板金を中心にやったほうが早そうですけど
でもって、主人公、ウナのアクションは・・・楽しかったですねぇ。
ガムかんで、飄々と運転している彼女、とってもクールです。
(列車の前方を回り込むようなアクションがあったけど、あれ、結構凄いなぁ・・・と)
あちら(トランスポーター)と違って、決して新車じゃないってのも、なんだか「らしい」です
運ぶ「ブツ」が泣き虫の男の子、その男の子が重要なモノを持ってるということで、誘拐合戦をしている風に見えましたね。
ウナは、ドライバーとして優れているだけであったのに、途中から、しっかり体を使ったアクションをしているのは意外でした。ちょっと無理があるかなぁ。
最後もしっかり、生還しているし・・・これ、シリーズ化しそうな予感
ちゅうことで、「成功確率100%の女」ってのは、ちょっと言い過ぎ・・・で50点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ちひろさん』を観ました。

2024-03-22 02:30:00 | えいがかんしょうの部屋
ちひろ(有村架純)は、風俗嬢の仕事を辞めて、今は海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働いている。元・風俗嬢であることを隠そうとせず、ひょうひょうと生きるちひろ。彼女は、自分のことを色目で見る若い男たちも、ホームレスのおじいさんも、子どもも動物も・・・誰に対しても分け隔てなく接する。
そんなちひろの元に吸い寄せられるかのように集まる人々。彼らは皆、それぞれに孤独を抱えている。厳格な家族に息苦しさを覚え、学校の友達とも隔たりを感じる女子高生・オカジ(豊嶋花)。シングルマザーの元で、母親の愛情に飢える小学生・マコト(嶋田鉄太)。父親との確執を抱え続け、過去の父子関係に苦悩する青年・谷口(若葉竜也)。ちひろは、そんな彼らとご飯を食べ、言葉をかけ、それぞれがそれぞれの孤独と向き合い前に進んで行けるよう、時に優しく、時に強く、背中を押していく。
そしてちひろ自身も、幼い頃の家族との関係から、孤独を抱えたまま生きている。母親の死、勤務していた風俗店の元店長・内海(リリー・フランキー)との再会、入院している弁当屋の店長の妻・多恵(風吹ジュン)との交流・・・揺れ動く日々の中、この街での出会いを通して、ちひろもまた、自らの孤独と向き合い、少しずつ変わっていく。
これは、軽やかに、心のままに生きるちひろと、ちひろと出会う人々―彼らの孤独と癒しの小さな物語。
(公式サイトより)

 安田弘之さんの同名コミックを実写映画化したものだそうです
小さなお弁当屋さん「のこのこ弁当」の店頭に立つちひろさん、お弁当を買いに来た人と、会話に花を咲かせる・・・
お弁当屋さんに行く、帰る、道中にて出会う人(猫も)、自分から距離を縮めて、会話に花を咲かせる・・・
序盤のこのシーンの数々、観ているこっちも笑顔になっちゃいます。
これ、ちひろさんの性格とかもあるんでしょうけど、それ以上に、(有村)架純さんだから・・・というのが強すぎます
こんな人がお弁当屋さんの店頭にいたら、そりゃあ、毎日通っちゃいますよね
話そっちのけで、そんな魅力を堪能しちゃってましたが・・・
彼女に寄ってくる数名の人たちは、冒頭の解説の通り、それぞれ、悩みを抱えちゃってます。
そんな悩みを、深く聞いているワケではないんですが、ちひろさんは、笑顔で見守ってるって感じですね。
オカジとマコト、オカジとべっちんなど、ちひろさんを通じて知り合った仲で縁が生まれて、お互いを助け合ったりしているし・・・
そんな「陽」のエピソードが多いだけに、ちひろさん本人に「陰」の部分が垣間見れました(母親との話とか)。
でも、そこはあまり触れてくれませんでしたね。彼女のあの行動・性格の源は、あくまで、前の「チヒロさん」であり、多恵さんであった・・・という事なんでしょうけど。
ちゅうことで、法に触れるようなエピソードは無かったけど・・・ん、死体埋めた・・・で60点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ワース 命の値段』を観ました。

2024-03-20 18:41:40 | えいがかんしょうの部屋
 2001年9月11日、アメリカで同時多発テロが発生した。未曾有の大惨事の余波が広がる同月22日、政府は、被害者と遺族を救済するための補償基金プログラムを立ち上げる。プログラムを束ねる特別管理人の重職に就いたのは、ワシントンD.C.の弁護士ケン・ファインバーグ(マイケル・キートン)。調停のプロを自認するファインバーグは、独自の計算式に則って補償金額を算出する方針を打ち出すが、彼が率いるチームはさまざまな事情を抱える被害者遺族の喪失感や悲しみに接するうちに、いくつもの矛盾にぶち当たる。被害者遺族の対象者のうち80%の賛同を得ることを目標とするチームの作業は停滞する一方、プログラム反対派の活動は勢いづいていく。プログラム申請の最終期限、2003年12月22日が刻一刻と迫るなか、苦境に立たされたファインバーグが下した大きな決断とは……。
(公式サイトより)

 「実話」です。そう聞くと、ちょっと気合入れて再生ボタン押している俺がいます
最初の講義シーンで、今回の主人公であるケンの考え方がよーく分かりますね。タイトルにある「命の値段」はどう算出するのか・・・ってね
まもなく訪れた9.11のシーン、列車の中、周囲の客のスマホが一斉になりだして、騒ぎまくっているのに、ヘッドホンで音楽を聴いてて気が付かないケン、彼が気付くまでという短い描写なんだけど、静かな怖さがありましたね。
ここで、政府からの白羽の矢が立ったのがケン
救済基金を立ち上げるための特別管理人って、最初こそ良く分かりませんでしたが、コレ、物凄く大変な仕事ですよね。
過去例のない大規模テロによる、大勢の犠牲者。日数もたってなくて、まだまだ傷が癒えない遺族たち・・・
また、現場の救助活動によって、怪我をしたり、病にあってしまい、こちらも傷が癒えていない人たち・・・
彼らに対して、補償金額を計算し、提示するって・・・
同じ犠牲者のはずなのに、家族構成とか、その人の立場とかで、「命の値段」が算出される・・・
ケンやエイミーが必死に説明したところで、遺族の人達が納得できるワケないですよね
政府はケン任せにしちゃうし、企業側は、自分達に有利なプログラムに仕向けようとするし、たまったモンじゃないですよ
痛烈な批判をしていたチャールズに思わず弱音を吐いたケンですが、ここで「ハラをくくった」ような変化が出ましたね
一人一人、相手の話をしっかりと聞くようになったし、諦めず根気よく会話しているし・・・こんな大量の事案に対して、そんな行動とるって、どんだけ大変な事か、ド素人の俺でも分かりますよ
結果的に、企業側の言いなりにはならず、被害者達の賛同を得ることに成功したケン・・周囲のスタッフたちもそうだったけど、俺もガッツポーズしちゃいました
終幕前に、「実話」ということで、ケンとエイミーのその後の活動を紹介するところがありましたが、これ見て唖然としましたね。
2007年 バージニア工科大学銃乱射事件
2010年 BP社 メキシコ湾原油流出事故
2013年 ボストン・マラソン爆弾テロ事件
2016年 オーランド ナイトクラブ銃乱射事件
どれも、強烈な大事件ばっかりじゃないですか
それだけ、彼が頼りにされているんだろうけど、心労を想像すると、本当にすごいなぁ・・・と
ちゅうことで、この実話も知れて本当に良かった・・・で85点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メガドラミニレビュー(21/42)『ガンスターヒーローズ』

2024-03-20 08:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 2019年9月に発売された「メガドライブミニ」。
ここに収録されている42本のゲームを、「かじっていく」コーナーです
今回はやっと半分の21本目。1993年に発売された「ガンスターヒーローズ」です

 この作品もタイトルは記憶してますが、多分、やった事ないです

トレジャー製作との事で、ちょっと期待しちゃいますね

物語はあるみたいだけど、軽く飛ばして
自分をパワーアップしつつ、ひたすら進んでいく横スクロールアクション(+シューティング)です
キャラクターは地味目なのに、攻撃は派手です。結構爽快かも

中ボスらしき奴は、3D風に描かれていたし、上記の大ボスも、凝った動きしてて、見てて楽しいですね。
すっかりアクションゲームの腕が落ちているので、先に進めない自分は楽しくないですけど

俺のハマリ度
一言作りに「こだわり」を感じます。楽しい
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする