『レミニセンス』を観ました。

　都市が海に沈み、水に支配された世界で、「記憶潜入(レミニセンス)エージェント」として暗躍するニック(H.ジャックマン)に、検察から仕事が舞い込む。
新興勢力のギャング組織の男が瀕死の姿で発見され、その男の記憶に潜入し、ギャングの正体と目的を掴めという依頼だ。
記憶から映し出される事件のカギを握る謎の女メイ(R.ファーガソン)を追って、多くの人々の記憶潜入を試みるニック。
膨大な記憶と映像に翻弄されるニックは、やがて予測もしなかった陰謀へと巻き込まれていく・・・。
(公式サイトより)
　劇場公開時にも注目していたんですよねぇ・・・
まずは、この近未来世界の情景が刺激的でした。
温暖化の影響からか、水浸しの世界、完全に水没している場所と、(堤防みたいなものから守られ)かろうじて浸水している程度の街・・・夜景はネオンが水辺にも投影して、綺麗でした
(住んでいる人は、それどころじゃないでしょうけど)
そして、今回の物語の主軸ネタである「記憶潜入」という技術、これが超刺激的でしたね。
人の記憶を投影し、確認する。必要に応じて、言葉を投げかけて、記憶をリードする・・・それを記録する・・・
これが出来ちゃえば、記憶の「うやむや」という概念がなくなって、人との関係とか、犯罪とか、何もかも目の当たりで確認できちゃう。ある意味、怖いかも
最初こそ、ニックは、謎の美女、メイに一目ぼれしちゃって、ただただ翻弄されている感じに映りましたね。
H.ジャックマンとR.ファーガソンというと、忘れもしない「グレイテスト・ショーマン」でも共演してましたが、ココでも(才能だけど)一目ぼれしちゃってますから、印象が被りますよね
自分に課された仕事そっちのけで、メイを追ってばかりのニック、ワッツが可哀想ですよ
でも、仕事のほうにも、ちょこちょこメイが絡んでいるみたいで、複雑になってきました
この辺の展開は、おバカな俺には難しくて、何度も寝落ちしつつ、見直してましたよ
真相を掴むシーンは、なるほどねぇ・・・って感じです。記憶潜入を見越して、ニックに伝えていたんですねえ・・・
哀しいシーンなんだけど、幻想的で美しかった　
ワッツは未来を、ニックは過去を・・・それぞれの「幸福に向けての旅」は、良かったのかなぁ・・・
ちゅうことで、製作のJ.ノーランさんは、あのC.ノーランさんの弟・・・・どうりで複雑怪奇なワケだ・・・で、65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません