半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『Fukushima 50』を観ました。

2020-06-29 16:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 マグニチュード9.0、最大震度7という巨大地震が起こした想定外の大津波が、福島第一原子力発電所(イチエフ)を襲う。浸水により全電源を喪失したイチエフは、原子炉を冷やせない状況に陥った。このままではメルトダウンにより想像を絶する被害をもたらす。1・2号機当直長の伊崎ら現場作業員は、原発内に残り原子炉の制御に奔走する。全体指揮を執る吉田所長は部下たちを鼓舞しながらも、状況を把握しきれていない本店や官邸からの指示に怒りをあらわにする。しかし、現場の奮闘もむなしく事態は悪化の一途をたどり、近隣の人々は避難を余儀なくされてしまう。
官邸は、最悪の場合、被害範囲は東京を含む半径250㎞、その対象人口は約5,000万人にのぼると試算。それは東日本の壊滅を意味していた。
残された方法は“ベント”。いまだ世界で実施されたことのないこの手段は、作業員たちが体一つで原子炉内に突入し行う手作業。外部と遮断され何の情報もない中、ついに作戦は始まった。皆、避難所に残した家族を心配しながら―
(公式サイトより)

 昨年、劇場で予告編を観たときから、「この作品は絶対観なければならない」と心に決めていました。
・・・が、3月に公開された頃は、新型コロナの影響で、俺らもStayHome、更には、緊急事態宣言により、劇場も相次いで営業休止と・・・
諦めかけていましたが、昨今、やっと活動が緩和されて、更に、公開3か月後というのに、まだ上映している所があって、やっと、やっと、鑑賞することが出来ました
上映が始まってすぐに起こる大地震・・・伊崎さんを始め、現場作業員は、いわゆる「危機管理マニュアル」に沿って、冷静に行動していますし、吉田さんとのコンタクトもしっかりしています。
ただ、彼らが予想し、マニュアル化していた「危機」を、遥かに超える出来事が起こってしまったんですよね・・・30メートル超の津波、その津波により、浸水・停止してしまった自家発電機・・・
ここからは、現場、そして所長が、一丸となって、「人手」による状況把握、危機予測、そして危機拡大回避の行動をとっています。
俺のような素人でも、「放射線量が・・・」とかいう言葉にとても敏感により、知識を得ることになったものでしたが、彼らはそんな「怖さ(脅威)」を当然知っている中で、自ら絶望的な状況に身を投じている・・・
こういった事実(に基づく)シーンを、しっかり知る事、伝えることが重要・・・本当にそう思います
どうしても現場の人たちの物語ゆえ、離れたところにいる人たち・・・命令ばかり下す本部の人とか、ただただわめき散らしているだけに映る首相とか・・・かれらのシーンが歯痒くて、腹立たしくて仕方なくなります
しかし、あの日を少しでも体験した人たちは、福島原発以外で起こっている事を忘れていないと思います。至るところで、「想像以上の出来事」が起こったワケです
その経験を「今後」に少しでも生かしていく・・・そうするしかない・・・人間だってバカじゃないんだから
ちゅうことで、エンディングでちょっとだけ映った「記念写真」・・・熱くなりました・・・で75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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