お正月らしい話題は、と。
なぜか今頃になって電磁気学の整理が行われているみたいです。
そのためか何なのか、某ネット板で電流と電子の移動方向が逆だと話題に。
電子は負の電荷を持っています。電子の正体が分かったのは、多分、ブラウン管が発明された1897年あたり。レントゲンのX線(電磁波)の発見が1895年とのこと。ですから、電子ビームとか陰極線(CRTのCR)だと実感が湧きます。熱電子は金属を熱すると容易に空中に飛び出して、陽極で引っ張ると簡単に離脱する、真空管の原理がこれです。
家庭に引き込まれる電気は事情があって50Hzなどの交流になっていますが、電池は直流。ボルタ電池の発明は1800年とのことで、この実用電池の発明で電気実験が可能となったはずです。
ですから、電気実験と電子の発見には100年もの差があって、導線を流れる電流の正体は電子で負電荷なのに、電流の方向は逆になってしまいました。…普通はそんな解説がなされます。ちなみに、普通の電流で電子の流れる平均速度はごくゆっくりしていて、ところてんみたいな感じだそう…、この例え、通じます?。歯磨きチューブと言った方がナウいかも。
電子は普通の物質、つまり原子核よりもずっと軽いので、見えたとしてもチューブ歯磨きほどの迫力は無いと思います。
陽電子も反陽子もありますから、どちらが正か負かはあまり気にならないはずですけど、言葉にすれば面白いかも。陽子は陰子になって、電子は電子か。
そのネットではまずまず盛り上がっていましたが、文字にするとあまりにつまらないので、お終い。
で、早速訂正記事です。少し前にフランスの数学者ガロアの名前を挙げましたが、生きている時代を100年ほども勘違いしていました。今は文章は訂正しましたけど、見てしまった方には申し訳ありません。音楽で言うとベートーベンとブラームスの時代を混同してしまうくらいのとんでもない事態で、お恥ずかしいです。
まあ、私の専門の生物学にしても、実感のあるのはせいぜい小学生時代から現代までで、つまり今から50年ほど前までで、それ以前はいわゆる歴史です。
なので、私の勉強のために、数学上の人物とクラシック音楽の作曲家の時代を並べてみます。
日本の学校の西洋音楽史ではバッハ(1685-1750)が最初の方に出てきます。ニュートン(1643-1727)、ライプニッツ(1646-1716)と時代が重なります。フランス革命の少し前、我が国は江戸中期で、8代将軍の徳川吉宗(1684-1751)の時代。蘭学の流行初期がこの時代だそうで、しかし田沼意次(1719-1788)、平賀源内(1728-1780)は一時代後の人々。まあでも、当時のお江戸がすでに世界屈指の大都会であったことは何となく分かります。
次がオイラー(1707-1783)の時代で、ハイドン(1732-1809)やモーツアルト(1756-1791)と重なります。ハイドンは一般にはマイナーと思いますが、メロディーを聴けばどこかで聞いた感じがするはずですから、今でも受ける内容と思います。哲学ではカント(1724-1804)の時代。
そして、フランス革命(1789)を経て、ガロア(1811-1832)が来ます。史上最も偉大な数学者の一人とされるガウス(1777-1855)と同時代です。音楽はおそらく商用音楽の創始、ベートーベン(1770-1827)が突出していて、その後にクラシックファンの間では燦然(さんぜん)と輝く、シューベルト(1797-1828)、メンデルスゾーン(1809-1847)、シューマン(1810-1856)、ショパン(1810-1844)が来て、こちらもメロディーを聴いたら、ああ、この人の作曲なのかと思うはずです。
あけましておめでとうございます。
アイドルマスターはどれも少しずつ進行、と。
ゲーム機のアイドルマスターの新作が予定されていますが、内容発表はまだです。
ゲーム機関連では、PS5とXbox seriesXが年末までに発売予定。
仕事回りは相変わらず。学術書の翻訳作業が加わったくらいです。
2020年代って本年からなのかな。正月なので、今後10年のゲーム回りの展望みたいなのを無責任に述べたいと思います。
PS5等は出ますが、方々で言われているように、いわゆるクラウド化に向かうのは確実と思います。ゲーム機でもスマホゲームでも、昨今はオンライン要素が必須で、それならば最初からリモート接続と。
ゲーム店は半ばゲームセンターみたいになるのかも。気に入ったら自分の端末でもゲームできるようになるとか。
4Kテレビは普及期で、40~55型くらいが売れ筋と思います。それ以下はフルハイビジョンで、テレビでは小さいのはまだハーフハイビジョンというか720pみたいなのがあるようです。
今年の早々から8Kの普及機が発売されるはずで、どこまでどのように展開されるのかが一つの見所でしょう。フルハイビジョンの普及までには数年かかったので、類推すれば、よほどのことが無い限り、急速な展開は無いと思います。まずもって60型以上のテレビをどうやって普及させるかの工夫が必要でしょう。8K系の基礎技術は初期の実用水準までは完成しているようです。
コンテンツの配信方法も問題で、BDは技術的にはまだ余裕があるのですけど、それでも今もDVDほどは普及していないと思います。
ネットワークは家庭まで100Mbpsクラスの回線は容易に来るようになりました。しかし、インターネット系は混み出すとどんどん速度が落ちてしまいます。インフラの増強が必要なので、どうなるのか私にはあまり予想できないです。
VR系は少なくともPS5はがんばっていて、最近、音響関係をVR化するような記事が出ていました。いわゆるバイノーラルの発展系で、技術的には位相制御で、入出力のハイレゾ技術とともに今や現実的になってきたと思います。
理屈としてはホームシアターとかぶらないはずですが、一気に取りそろえると高価になるので、しばらくはにらみ合いというか、どちらが先に普及するか。
オーディオ雑誌に載っているような専用オーディオ部屋が広く普及するようには思えないので、何らかの工夫が必要と思います。
まあとにかく、現時点でも私の所では何とか4K/HDRでハイレゾオーディオを楽しんでいるわけで、これは10年前と比べても夢のような生活です。ただ、機材の配置はずっと昔の家具調テレビや家具調ステレオの時代とあまり変わらない感じ。この範囲で考えるのか、何かブレイクスルーが来るのか。