本日は知人と一緒に都内のコンサートホールへ行って、久しぶりにクラシック音楽の生演奏を聴きました。割と渋い選曲で、案の定私のようなじいさんが目立ちます。が、知人によると若い人も結構来ているように見えたそうで、多分、指揮者のファンだろうとのこと。日本人ではかなり有名な方でした。
明治期のウイーンの作曲家の作品で、いわゆる巨匠の大作ですから聞き慣れると聞き所が沢山あると思います。私の印象では長三和音から属七に移行して強調する手法の所で、まあこれは巨匠じゃ無いと恥ずかしくて出来ないような、歌舞伎で言うと六方みたいな感じで、現代劇でこれをやってもおそらく受けません。時はヨーロッパのいわゆる(十九)世紀末です。これ以上の繁栄はあるはずが無い、の世界。
その都内の主要駅を通過して、ものすごい人出です。私はかつての日本のバブル時代を思い出しましたよ。違うのは海外からの旅行客がこれでもか、といることです。楽しいのかな。まあ、賑わっている感じはします。
場所には記憶があり、表面的にはすっかり様変わりしているものの、通った道は同じ印象です。当時の下町の感じも良かったですが、私には今の方が良く見えます。
