ずっと先の将来では、ゲーム環境はクラウドになると言われていて、中身は多分ですが、地域の電話局の周りにサーバーを置く、フォグと呼ばれる体系に移って行くと思います。私書箱とか宅配ボックスみたいな発想で、ゲームセンターをハブ局の近くに持ってきたとも表現されます。
なぜか、つい最近になって回線速度が、特定の場合のみですが向上していて、(ストリーミング配信の) PS nowが快適だったりします。光ファイバーが我が家にやってきたのは10年ほど前で、回線の端末装置も変わっていませんから、サービスが向上したと言えます。
しかし、それにしてもワークステーションというか、目の前の装置は必要な訳で、その一つの回答がPS5です。
高速SSDが前提になっていて、頻繁な大量メモリ参照に対応しています。頻繁な書き換えは、現時点ではさすがに無理なので、仮想記憶のセット、仮想空間‐メインメモリ‐ハードディスク、の体系からハードディスクが離れてしまいました。
元々、CPUの直接の主記憶装置はいわゆるキャッシュで、今でも主記憶と呼ばれているSDRAMは、超高速でランダムアクセス可能な外部記憶みたいになっていました。つまり、SSDが主流になったので、メモリの階層が一段階上に来た、感じです。
ところで、キャッシュは意外にインテリジェントな装置ですから、逆に言うとCPUの外縁が広がった感じ、もします。データのパイプライン体系のことで、さらに現在のCPUは命令パイプラインも高度化していますから、そろそろコンピュータサイエンスの書き換えが必要な時代に来ているのか、と思います。