今日は電車に乗って市の図書館本館へ行ってきた。
以前この町に住んでいたときは買い物のついでに気軽に寄ってよく本を借りた。
しかし今住んでいる街には小さい分館しかなく、図書館へ寄って好みの本を見つけることは難しい。
わずかにある歌集は全部読んでしまった・
電車に乗ってと言うとなかなか行けないものだ。
借り出し期間は2週間で欲張って借りても全部読めなくなるので、今日はまた短歌関係の本のあるコーナーしか行かなかった。
そこで寺山修司の『月蝕書簡』を見つけたが・・・
『月蝕書簡』に集められたた歌は寺山が短歌を発表しなくなってからもひそかに作っていた歌である・
寺山自身はこれを発表するつもりはなかった。
本人が語るところによれば過去の歌の模倣が多く自分で納得していなかったかららしい。
それが寺山の死後劇団活動などの協力者であった田中未知によって25年ほどたって発表された。
私は寺山が公になることを望んでいなかった歌を読むことに抵抗を感じてこの歌集を読まないことにした。
だから『月蝕書簡』をぱらぱらとめくって両開きの2ページを視野に入れてすぐ閉じて本棚に戻し借りなかった。
塚本邦雄と小池光の歌集を借りた。
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