海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

おしろい花

2012-09-30 05:46:43 | 短歌

人影が優しく伸びてゆく宵におしろい花のつぼみがひらく

子供の頃の家の庭にはおしろい花があった。
結構好きな花だった。
近所の家にも線路沿いにも咲いていた。
そこは今のような金属のフェンスではなく古い枕木を組み合わせた柵だった・・今思い出した。
赤や黄色やその混じったもの
葉は柔らかそうで、ほうれん草の葉に似ている。
花は朝顔のミニチュアのよう。
要するに印象が柔らかい。
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向日葵

2012-09-29 05:21:56 | 短歌

ことさらに元気なことを期待されうなだれている向日葵の花
夏の陽の重き憂いを頭に受けて昼の向日葵うなだれて咲く

ひまわりはいつも太陽のほうを向いていて元気の象徴のような花だが、実際は結構うなだれていることが多いような気がする。
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鶏頭

2012-09-28 05:15:20 | 短歌

巡りくる鎮魂の夏 鶏頭の赤き脳(なづき)のごとき花咲く

墓地によく鶏頭が零れ咲いている。
墓花されることが多い花なので、種が飛んで墓地のあちこちに生えてくる、
最初は円錐形をしていて可憐なのだが成長すると花はまさに鶏頭のとさかにようになり、よく観察すると脳のように見えてきて不気味だ。
鶏頭の花・・・どうしてか戦争のイメージが浮かんでくる。
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落ち梅

2012-09-27 05:49:31 | 短歌

落ち梅の青さがしみる誰からも求められない寂しさもまた

六月ごろ道を歩いていると青梅が1個2個落ちていることがある。
どこかの庭の梅が花の咲いた後出来た梅の実が外の零れたのだ。
観賞用の梅の木で出来た身でも梅干は出来るのだろうか?
近所の庭を観察すると結構びっしりついている。
道に落ちてしまった梅は梅干になることもなく、誰からも省みられないで可哀想な気がする。
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露草

2012-09-26 05:43:18 | 小さい旅
露草が石垣の真ん中のやや右と左にとても小さく写っています。
探してみてください。
もっとアップで撮ればよかった。
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森野薬草園へ

2012-09-26 05:28:55 | 小さい旅
今年も行ってきた。
写真は裏山の奥の彼岸花。
写真が下手!
木漏れ日で陰の部分と陽の当たっている部分が混在し日の当たっている部分が白く写って、彼岸花が赤白まだらのように写ってしまった。

今年は裏山へ登る斜面の彼岸花が満開。
毎年にように行っているが一番綺麗だった。
去年たくさん花が咲いていた裏山を登りきった畑の奥の場所は日当りがいいのでまだこれからだった。
アスパラのように短い茎がぬっと生えていた。

薬草園の裏山の石垣や植えの薬草園には露草がたくさん咲いていた。
それが普通にお庭や公園で見かけるものより花がすごく小さい。
何と可憐なんだろう。


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詩仙堂

2012-09-24 19:22:33 | 小さい旅
今日は時間が取れたので急に詩仙堂へ。
ここも私のお気に入りの場所で毎年行きたい。
でも去年は介護のことで行けなかった。

詩仙堂の座敷に一人座って庭を見ると心が落ち着く。
その静かな空間を楽しみたい。
だからわざと紅葉の季節をはずす。
ザワザワと人のおしゃべりで騒々しい詩仙堂は嫌いだ。
10月ごろ行って庭の青紅葉を見て紅葉になったところは心で想像する。
ちゃんと鮮やかな赤が見える。

いつも急に老親関係の用事が入る。
だから行けるときにと思ってまだ少々暑いが行くことにしたのだった。
最後の急な坂道は年を取ったら行けないかもしれないと思った・・・2年前より坂がきついなと感じたから。
足はかなり鍛えているが、いつまで元気で行けるかしら。

詩仙堂が本当にすばらしいのは雪の積もった時かもしれない。
いつか行くのだ。
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涼しくなった

2012-09-22 05:30:06 | 日記
日中は30度くらいで、買い物に行って帰ってくると汗をかくが、随分とすごしやすくなった。
朝晩は冷たい風が入ってくる。
ああ、やっと夏が終る。
秋になったら少しは出かけたいと思っている。

ところでコーヒーの話。
夏はアイスコーヒーを飲む。
本当のコーヒー好きは夏でもホットだそうだが。
去年まではコーヒーのペットボトルを買っていた。
あまりおいしくはない。
今年はインスタントコーヒーのセットをいただいたので、それで自分で作ってみたらその方がおいしかった。
少量のお湯でコーヒーの粉を溶かし水を少し入れそれに氷を入れる。
濃い目に仕上げている。

今はアイスコーヒーは少し冷たすぎると感じ、まだホットではちょっと暑い。
ゆきあいのコーヒー。
朝はアイス、3時はホットにしている、
ホットのほうも1回分のドリップになっているコーヒーをいただいて今は飲んでいる。
コーヒー代が今年の夏はただだった。
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『モイラの裔』2

2012-09-20 05:49:13 | 歌評

金銀の籠など編まれゆく気配日いづる国の鸚鵡らのため

「日づる国」とはすぐわかる、あの聖徳太子が隋に送ったという「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙なきや。」の文から日本のこと。

では鸚鵡とは?
「誰かのいいなりになる人」の寓意。
いろいろ解釈が出来そうだが、一番連想するのは政治家、
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『モイラの裔 』松野志保

2012-09-18 19:27:20 | 歌評

海月(くらげ)光ほのかに満ちる波の際くろぐろとうずくまる原発

この歌集が刊行されたのは平成2年なので今から十年前ということになる。
今読めばどうしても東日本大震災の福島原発事故を思い出す。
大津波が原発を襲った瞬間垂直に何倍もの高さに立ち上がった波の映像が蘇る
10年前も原発は何かまがまがしいものを秘めた存在として作者は認識していたのだと思う。
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