海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

法事

2011-01-31 11:42:38 | 日記

昨日は実家の母の法事で静岡まで行ってきた。
名古屋地方は雪マークがついていたので新幹線が遅れないか心配だった。

新大阪の表示では15分遅れ。
出発は提示でも米原~名古屋間を減速するのでその分の遅れ。
滋賀県から関が原辺りまで綺麗な雪景色だった。
遅れは少し縮まって静岡到着は4分遅れだった。

当日に新幹線に乗り、ひかりは1時間に1本しかないので、ぎりぎりの時間につく。
法事が12時からで、着くのが11:31.
お寺は市内でタクシーで6分ほど。
4分遅れでも法事の10分前には着いて、お花は選んでいる暇はなく近くの花屋で既成のものをぱっと買って何とか間に合った。

法事が終って駅前ビルのお寿司屋で握り寿司を堪能した。
ネタはまあまあ新鮮で値段も高くないので、お墓参りに行くたびにここに寄る。
息子二人がよく食べて飲んで・・・予算オーバーだった。
少食の私も握り寿司だけは別腹のようで、ランチセット10カン以外に5カン好きなものを注文した(晩御飯は食べなくてよかった)
大阪で食べれないネタは生シラスと生の桜海老。
うなるほどおいしいものでもないが、珍しいのでよく食べる。
後は遠洋漁業の基地が焼津などにあるのでマグロがおいしい。

法事が終りほっとした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ひとさらい」「てんとろり」

2011-01-28 15:24:43 | 日記

26日に梅田のジュンク堂で探したのだが、なかった。
「えーーえんとくちから」は前とおなじくあったけれど。

24日に発売だからまだ店頭には並ばないのか?
それとも置かれないのかわからない。

近所の書店で取り寄せを頼むにしても、発売日から余り近いと検索にかからないことがあったので、もうしばらくしてから頼んでみよう。

早く読みたいな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美術館

2011-01-27 23:15:51 | 短歌

はじめからおまえに顔はなかつたとトルソーに告ぐ窓のない部屋

これ以上そがるることのない体さらして眠る黒きトルソー

青銅のししむら重くまとひたる碌山の裸婦立ち上がらむとす

自画像はだれもが暗き顔をして卒業制作展に並びぬ

ターバンを巻いた少女に見つめられ額縁の中の世界に入る

ルノアールの金髪の美女絵の中の光の粒を浴びて微笑む

シャガールの恋人たちは抱きあひミモザの花と夜空に浮かぶ

酔ひどれてユトリロの描く白き壁愛されぬ子の記憶を埋めて

ゴーギャンの褐色の美女は密林の樹の根のごとき足を伸ばせり

ひたすらに進むほかなし草原に魁夷の描く一本の道

霧深き群青の森さまよへば魁夷の白馬われを見つむる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桃とエノコロ草

2011-01-25 11:47:46 | 短歌



 知らぬまに見えない痣のふえてゆく商店街の店先の桃

 春まではここには何も建ちませんえのころ草のなびく空き地に


1首目はとある専門誌に三人の選者から取られていた。
単純に嬉しい~

この歌は暗喩で、外的なことや性的なことや表面的な価値観でじろじろ眺められ品定めされ傷ついていく若い女性のことを詠った。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歌が生まれた

2011-01-24 14:41:35 | 短歌

今日を一くぎりとして歌が詠えるのではないか・・・そんな気がしていた。

朝、歩道橋を歩いていた時、一首歌が浮かんだ。

駄作だけど・・

心を素直にして歌の種を探していこう。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

静かに

2011-01-24 10:38:56 | 日記

今日はいったんは今日発売の笹井宏之さんの歌集を探しに京都の三月書房まで行こうかと思ったけれど・・・どうしてかいつものように元気よく飛び出すエネルギーが湧いてこない。

家人が短い時間外出して帰って中途半端ということもあるだろう。
でも一番大きいのは気持ちが内側に向っているからだろう。


今日は笹井宏之さんのご命日。

そして100年前大逆事件で幸徳秋水たちが処刑された日でもある。

幸徳秋水に近いところにいた堺利彦の活動を『売文社』に焦点を当てて膨大な資料を集めまとめた渾身の作『パンとペン』の作者 黒岩比佐子さん(11月にこの本を刊行を見届けてすぐ急逝された)のことも偲ばれる。

亡くなられたた方々に思いを馳せたい気持ちが強く、遠出する気分にならないのだろう。

笹井宏之さんの本は26日に梅田に出たときに探してみよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

えいえんに

2011-01-24 06:43:42 | 歌評
 
 眠ったままいきますね 冬、いくばくかの小麦を麻の袋につめて

本当にこの歌のように逝ってしまわれた。
今はその小麦で作ったパンを世界中の人に配っているのでしょう。
優しさの味と詩の香りのするパンを。

挽歌というほどのものでもないですが、笹井宏之さんにささげます。
 
 えいえんとくちからだせばえいえんにえんをつないであなたのことば

 優しさのことばの種をまいてゆく雪より白い小鳥になって
 
 優しさの波は同心円だから、それがあなたの海のかたち

 かなしみをあなたの歌ですくいとる青色がきえすきとおるまで

 きょうという日、世界の樹から実が落ちる それぞれの樹の「あなた」の服に
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歌が詠えない

2011-01-22 22:26:47 | 短歌

今・・宏之さんの歌を鑑賞していると言葉が自然に出てくる。
頭がすっかり歌評モードになっているらしく、ちっとも歌が詠えないのである。
まったく詠えないのではなく、ある特別な歌は浮かんできたのだけど。。

歌がしばらく詠えない状態でも前みたいに焦らず、そのうち詠うモードになるさとノンビリ構えている。
まあ・・・しばらくすれば2,3首浮かんでまた1週間も間があいてという感じ。
だから相変わらず寡作!

2月には詠うモードになれますように。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笹井宏之さんの歌6

2011-01-22 09:10:25 | 歌評

眠らないただ一本の樹になってあなたのワンピースに実を落とす

これは宏之さんの歌の中では有名なもの、多くの人が取り上げている。
前に書いた屋根の歌と共通しているものがある。
屋根も樹も動かず、あたなに気がつかれずとも、ずっとあなたを見守っている。
これは宏之さんが家で過ごすことが多かったことと関係があるかもしれない。
布団の中だけが安心できる場所・・・その場所にどっしりと立つ樹となり、屋根となって、ご家族や他の大事な人に愛を注いでいたのだろう。

「眠らない」・・・・・・・・・昼も夜も・・いつでもずっと

「ただ一本の樹となって」・・・世界で一番あなたを愛している

「あなたのワンピースに」・・・ワンピースはあなたの全身をくるむ一枚の布
               ジーンズをはいたあなたの横に実を落とすのではなく
               あなたそのものに私の<実>を

「実を落とす」・・・・・・・・樹(私)は命をかけて花を咲かせ実をつける。
               その一番大事なものをあなたにささげる、黙って

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笹井宏之さんの歌5

2011-01-21 12:59:48 | 歌評

美しい名前のひとがゆっくりと砲丸投げの姿勢にはいる

この歌を読んだ時,超スローモーションの砲丸投げの映像が浮かんできた。
そのくせ私は砲丸投げのフォ-ムをちゃんと知らなかったのだ。
最初に腕を曲げて砲丸を持ち、肩の横に置き静止してから腕を伸ばして砲丸を飛ばす。
投げるのではないそうだ・・・独特のフォームである。

砲丸投げ・円盤投げも・・もとはギリシャでの競技らしい。
ギリシャの建物の壁のレリーフを写真でで見たことがある。

美しい名前の人は私は女性を想像してしまった。
だからその人物は白いひだがたくさんはいったギリシャの衣服を着ている。
オリンピックのギリシャ神殿での点火式の時の服装である。
美しい名前の人は姿も美しい。
優雅なフォームで砲丸投げ体勢に入る。


この歌は暗喩だと思うので、砲丸投げに宏之さんがいったいどんな含意を持たせたのか私には読み取れない。
歌から連想したイメージを書くだけである。
ただ美しい世界だな~と思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする