海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

果物の歌

2009-12-30 14:12:17 | 短歌

夕ぐれのテーブルにある寂しさにうつすら濡るる青葡萄の実

雌鹿の瞳のやうな葡萄の実濡れたるままに皿にしずもる

複眼の眼をして我を見つめたりテーブルの上の夜の葡萄は

ラ・フランスの香りが部屋にあふれ過ぎ秋の夜長の読書は終わり

両腕でわが身抱える形して西洋梨は熟す日を待つ

知らぬまにつけられた痣広がつて茶色に腐る箱入りの桃

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年末のご挨拶

2009-12-30 11:56:41 | 日記
このブログにきてくださったり、覗いてくださった皆さん、ありがとうございました。
ブログを通じて有意義なお話ができたことをとても喜んでおります。
短歌のことと私のお出かけ記録のようなブログですが、来年もよろしくお願いします。
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2009『クリスマスの約束』

2009-12-28 14:07:14 | 同窓会
今年の『クリスマスの約束』はサプライズだよと聞いていた。
おととい録画を見た。
20組位の歌手たちが会場に集まってそれぞれの曲をみなで一緒に歌う・・22分50秒。
これがいつもとは全然違う『クリスマスの約束』だった・
歌い終わったときどの歌手たちも達成感でいっぱいで、お互い握手をしたり抱きついたり涙を流したり。
なにより小田さんがいっぱい泣いていた。
長年抱いていたことが実現したのだもの。

番組でそこに至るまでの打ち合わせ・練習の経過を流したので、忙しい中で時間を作り意見でぶつかったりしながら、本番の22::50を詠い終えたのだから。

しかし・・これは会場で見たらその一体感が観客に伝わってすばらしく感動しただろう。
でもTVで見ていると薄い膜を透かして外の風景としてそれを見ているので、そこまでも一体感はなくその場にいるほどは感動できなかった・・残念ながら。

TV画面では会場の雰囲気ではなく映像と音楽で感動していくので、
20組のコーラスが一緒に歌っていることに感動するが、TV画面で聞くと小田さんのソロを聞くよりも音楽的には劣るので小田さんの歌をいっぱい聞いたほうが感動したかもしれない。

ところでTV番組の構成。
まず小田さんのソロが1曲、その後「いきものがかり」など3人のアーティストが出てきて、一緒に歌を歌った。
その次はあの22:50の企画の始まりからアーティストたちが引き受けてくれて、一緒に議論してとドキュメンタリー場面。
そして本番が終わり、その後の舞台裏のアーティストたちの様子、打ち上げの模様などで終った。

小田さんのソロのシーンはほとんどなかったのだけど。
編集でそうなっただけで収録では小田さんはもっとたくさんソロで歌を歌ったのかな?
それともCMを飛ばしながら見ていたので、新しい機械の操作によく慣れていなくて飛ばしすぎて私が見ていないシーンもあったのかしら?
もう一度じっくり見てみなければと思いつつ年末で忙しいので、それがする暇が取りにくい。
会場へ行けた幸運な方・・・また教えてくださいね。


もしタイムスリップして会場に行けて小田さんの歌を聞けたら・・どんなに心癒されるだろう。。
そして明日を生きる勇気をもらえるだろう。。
私の哀しみを癒す場所へ行きたくても・・年末だからどこへも行けない。。



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2009-12-28 11:44:21 | 同窓会
小田和正の夢を見た。
と行っても小田さんが出てくるような夢ではなくて、小田さんのゆかりの地を訪ねようとしている夢。

それは東京の神保町。何で神保町やねん!
これは少し前古本のことがあるところで話題に出て、来年東京へ行ったら寄ってみようと思っていたからこの町が夢に出てきたのだった。
そこへ行こうと電車に乗ろうとしているのだが、本当にこの電車でいいのか悩んでいて、結局電車にも乗らなかった・・という夢だった。

数日前小田さんの『クリスマスの約束』の録画を見たのでそれも影響している。
『クリスマスの約束』については別項で。

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一本の樹

2009-12-28 08:55:54 | 短歌
 真っ直ぐに君の悲しみ吸ひて立つ一本の樹に我はなりたし
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SALA

2009-12-27 12:34:14 | 日記
シャンプー・リンス・ヘヤーパックはSALAを使っている
名前が沙羅だからではないのだが、使ってみてさらっと(→ウッ!駄洒落)しているので気にいっている。
でも最初手にしたとき買ってみようかという気になったのは、やっぱり名前がサラだったからかもしれない。
お値段は普及品よりはほんの少しだけ高め。
実は少し前は他のシャンプーを使ってみた。
それと解るほどは違わないが、やっぱりSALAのほうがなんとなく気持ちがいいかな。

今日ボディシャンプーが切れそうで探していたらSALAのボディシャンプーがあった。
値段は他のと変わらない。
それで買ってしまった。
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千羽鶴

2009-12-27 07:00:58 | 短歌

 こぼれ落つる君の命をとどめむと今日も明日も千羽鶴折る

ずっと前に作った歌だが今まで載せられなかった。
初句の表現が<読んだ人>に抵抗があるだろうと思って。。
私は毎日鶴を折る。
1年たったら千羽になる。
何年か続けている。
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休業宣言!

2009-12-25 15:18:18 | 短歌
今年はなぜか慢性スランプだった。
歌を詠うにはまずイメージが浮かばなければいけない。言葉を考えるのはその次。
ところがそのイメージが前みたいに浮かばないのだ。
こればっかりは頭で考えてひねり出でるというものではない。

ゆったりとした気分になりにくいからかと考えた。
義父母のことはかなりのストレスになっている。
認知症が少しづつ進む義父と性格的にしんどい義母。
それ以外に家庭内のいろいろ。

昨日思い切って1ケ月歌を考えるのをやめてみるのもいいなと思い立った。
どうしても課題があって考えなければいけないもの1首だけは残して。
皮肉なものでそう決めたら力が抜けたのだろうか、歌集を読んでいたら歌が浮かんだ。
嬉しい~
しかしここでまた『詠わねば』の心理に戻ってしまっては元の木阿弥。
やっぱり気持ちは1ケ月休むのだ。
自然に浮かぶのはよしとしよう。

新聞歌壇も専門誌もうまく浮かばないときでも、無理やり引っ張り出して、あるいは無理やり考えて休むなく出していた。
しかしこれは休んでも自由なものだ。
ある程度の自分で納得できるレベルの歌が出来ないときは休むことにした。
たまに載ると嬉しいのは事実で、ついまた載って欲しいと変な欲が出る。
これらに載ることが真の実力ではない、あくまで勉強の一つの手段にすぎないのに、それがいつか目的になってしまう。
こういうのに力が入りすぎていたのを自由にしたら、楽になれそうな気がする。

お休みだ~
1ケ月歌を作っちゃけませんと禁止されたら、しばらくして歌が溢れてくるかも甘い?
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メリークリスマス!

2009-12-24 10:53:53 | 短歌

 クリスマス一緒に過ごすのは君と出会った日から決めていたんだ

 君の手に輝く星を置きたくてそっと入った宝石の店

 地の星の輝きを増すイブの夜に君の眸も青く輝く

 息と息段々白く重なって君抱き寄せるクリスマスイブ


ウーーン、まったくベタな甘い歌。
二年前のクリスマスイブに即興で歌ったもの。
でもこれを読んで心が暖かくなった。
心には時々木枯らしが吹きすさぶけれど、クリスマスくらい夢を見たいものね。
今はこんな幼い恋の歌が詠えるかな?
そんな心を取り戻したいクリスマスの日
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続き

2009-12-24 10:25:22 | 日記
寺山修司は有名人であり、特別なオーラを持った人で、女性にももてた。
当然彼の周辺には女性たちがいた。
この本を読む限り・・田中未知は一番深く寺山修司を愛し、一緒に行動していた時期自分の人生を彼に捧げていたと言ってもいいだろう。
それなのにこれは本人が本で書いていることだが、皆に不思議がられたが嫉妬の感情はなかったという。
普通の男女の関係では勿論ないのだろう。
私は田中未知のほうが寺山修司の<母>のような気がしてきた。
しかしそれは母子、あるいは夢を持った男に女が下の位置から尽くすといった構図ではなく、共に劇団活動を生きた対等なものだろうが。
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