海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

君のいぬ秋

2011-10-31 05:23:56 | 短歌

何もかも散りゆく秋よ見上ぐればかなしき青の空に薄雲

寂しさの極まるところおそ秋の岬の海の沖の藍色

君を呼ぶ声こだまするこの森の翼折られた闇鳥われは

待つほどに胸処流るる秋水の瀬音の高くいづくへと行く

流れ出る川なき湖のさざなみの岸辺に寄せて君のいぬ秋
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街道をゆく2

2011-10-29 15:30:54 | 小さい旅
最初に読んだ巻は竹内街道や葛城の古道のことなどが書いてあった。
どちらも奈良の古い街道である。
それで本の内容は大和朝廷成立以前の歴史が中心。
葛城氏や鴨という地名を残した氏族など。
この辺りの歴史はまだ確定していないのでロマンを掻き立てる。
私の好きな時代だ。

今度は字の大きい本を予約し今日取ってきた。
ワイド版と会ったので高齢者用の大文字を想像していたが、それほどは大きくはなく楽に読める大きさだった。
内容は十津川街道。
このたびの台風で大きな被害を受けて、未だにせきとめ湖の決壊の心配にさらされている地域である。
十津川温泉には学生時代泊まったきりだが、あのバス道が十津川街道だろうか?
本当に山の中である。
十津川の手前の五条は古い町並みが残っている雰囲気のいい町で2回行った。
珍しい大山蓮華の花が咲いているお寺があった・
また行きたいな。
ここで天誅組が決起して、わずかな期間独立政権?を建てた。
当然この巻は幕末の天誅組の歴史中心の内容となる。
楽しみ~
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2011-10-27 12:41:08 | 短歌


かつて田でありし名残を葬りて葛の葉はなほ谷へと伸びる

長き恨みはらさむごとく葛の葉は廃駅の壁に蔓伸ばしたり

立ち尽くす夏の日ありき紅のたちあほひ咲く一本道に

身のうちの夏の微熱を冷ますまで月光浴びて立ちてをりたし

からみたる蔓を登りて蟻たちはのうぜんかづらの蜜に群がる

この筆のやうなるものが突然に炎の彼岸花となり咲く
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薄雲

2011-10-26 20:03:17 | 短歌


薄雲の空に流れて消えゆけばまさをに染まる秋の哀しみ
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ほんまかいな!

2011-10-24 12:59:26 | 日記

「新庄監督?
横浜球団についてTBSホールディングス(HD)と、売却先の携帯電話向けソーシャルゲームサイト「Mobage(モバゲー)」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)は、球団譲渡について28日に正式発表する予定。新庄氏はすでにDeNA社側と複数回におよぶ面接を重ねており・・」とネットに記事。
だれでも「ほんまかいな!」と叫びまっせ!
新庄は今はインドネシアに住んで絵を描いたり悠々自適の生活だそう。
「1年ならやってもいい」と言っていたらしい。
あの奇想天外のパフォーマンスの数々で日米の野球界を湧かせてくれた。
1年くらいなら監督なるものを経験して自由気ままにチーム選手を動かして、「ああおもろかった、、ほな、さいなら」ってやるのもいいかなと思っているのかもしれない。
新オーナー会社も1年なら成績は二の次にして観客を集めるのに新庄ならいいかと、両者の思惑が一致して?・・新庄監督誕生となるのかどうか。

ところで我がタイガースはCSシリーズ進出もならず、真弓監督は解任。。
別にいいやん、真弓監督で。
ほかに誰がいるねん?
と思っていたら和田コーチが有力だそうだ。
梨田氏という報道もあったが。。
和田監督でしばらくやって駄目なら阪神も新庄を監督にします?
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コンサート

2011-10-24 08:34:45 | 日記
昨日はN響のメンバーによる金管楽器の演奏会(5名)のチケットがあると友人に誘われ奈良まで行ってきた。
金管楽器といえばトランペット・トロンボーン・ホルン・チェーバなど・・この中であらかじめ知っていたのがトランペットとトロンボーンくらい。
トークはリーダー格らしいトランペット奏者が勤めた。
前から見ると短髪なのに後ろは尻尾のように長くしてくくってある。
綾小路きみまろに髪型がそっくり、顔も似ている、体型はきみまろをもっと太らせたような、これも似ている!
慣れているのだろう、飄々としたしゃべり方で笑わしてくれた。
クラシックもどこかで聞いたことのあるような曲があった。
後は『篤姫』のテーマ曲・「ゴッドファ-ザー」の「愛のテーマ」など。
音楽の振興のためなのだろう、会場は県のホールでチケット代も高くない。
観客は全部は埋まっていなかった。
金管楽器のコンサートは初めてで、それなりに楽しかった。
初めて知ったこと・・金管楽器の中には息の中の水蒸気が水になってたまるのですね。
曲が終るとそのたびに部分をはずして水を捨てている。
結構大変だ。

午後からの会場でその前に昼を食べた。
和食のランチで値段も安かった。
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六条御息所 葵~榊

2011-10-22 05:13:12 | 短歌


ひとり寝る枕ゆ流れゆく髪は冷たき黒き河となりぬる

われならぬわれの声聞くぬばだまの闇に流るる黒髪の束

かすかなる記憶の底ゆ立ち上る知らぬ香りをわが袖にきく

うつそみゆあこがれいづる魂をとどめる君の言の葉の欲し

光なす都を離(か)れて野々宮の笹の音に泣く去らぬ思ひを

野々宮のささめく笹の音聞けば去りにし人の影ぞ恋しき
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街道をゆく1

2011-10-20 15:04:04 | 日記
図書館で予約した「街道を行く」が来たので今日取りに行ってきた。
文庫本だった・・・文庫本の字のサイズは小さくてちょっと辛い。
少し読む分にはいいが、根を詰めると眼性疲労を起こす。
HPでリストを調べた時『ワイド版』もあってそれなら字が大きいがこれは老齢者向きで今度は字が大きすぎると思って普通のにしたのだが。。
次の予約は試しにワイド版にしてみようかな、どちらが読みやすいか比べてみよう。

さて『街道をゆく1』は資料では甲州街道そのほかとなっていたが、手に取って見ると他にもたくさん街道が入っている。
最初の街道は近江地方!
最初の文章は・・「近江というこのあわあわとした国名を口ずさむだけでもう、私には詩がはじまっているほど、この国が好きである。
京や大和がモダン墓地のようなコンクリートの風景にコチコチに固められつつあるいま、近江の国はなお、雨の日は雨のふるさとであり、粉雪の降る日は川や湖までが粉雪のふるさとであるよう、においをのこしている。」と始まる。

段々と近江の国の魅力に取り付かれている私はこの感覚がよくわかるな~
『街道をゆく』は昭和46年に連載が始まっているので、この文が書かれたのもこの年だろうか?
それから40年を経ても尚近江の国はこの文章の風情を残していることに感激した。
勿論随分開発されてはきているが、風土のにおいを失ってはいない。
『街道をゆく』は単なる紀行文ではなく、その地の古代からの歴史に思いを馳せるところから始まっている。
古代の歴史も好きな私としては読んでいてワクワくする。

ところで近頃歴史の好きな女性のことを歴女『レキジョ』というらしいが嫌いな言葉だ。
何より語感が悪い。
歴史のロマンの欠片も感じられない「ジョ」という濁音がいけない。
しかしこれをもう一つの女性を表す流行語「ガール」に置き換えても最悪だ。
「歴ガール」・・ウウ。。
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加藤和彦

2011-10-18 18:22:54 | 日記

昨日16日放送の加藤和彦特集の番組をビデオに撮ってあったのを見た。
そう・・・二年前の10月16日加藤和彦は自殺したのだった。。
あれからもう2年も経ってしまった。。
周辺に居た親しい人たちの話を拾いかなり丁寧に加藤和彦の一生をたどった番組だった。
加藤和彦ってあの時代の男性にしてはものすごくお洒落でダンディな人だった・・とはじめて認識した。
私は曲が好きでもそれを歌っている歌手のファンになることはほとんどないので、加藤和彦のこともそれほどよくは知らなかった。
あの『おひさま』で陽子の旦那になった俳優が進行役で、スタジオには遺品の服や靴がいっぱいディスプレイされていた。
どれもとても上等で最先端を行くデザインのもの。
加藤和彦の「もの」に対するこだわりは相当なものだったという。
作詞家の安井かずみと結婚して、よく旅行に行った。
最高のホテル、最高の食事、最高のものを買い、最高のシチュエーションで。
その経験を糧として安井かずみは詩を紡ぎだした。
芸術家同士として最高のパートナーだったろう。
安井かずみが亡くなってからの彼の人生は・・・もう輝かなかった。

『イムジン河』は私にとって特別な歌・

遥かなる時を流れていく水をたたへて遠しイムジン河は

「イムジン河」聞けばはるかに蘇る確かにありし青春の日々

「イムジン河」つくりし人の訃報聞くはるばる来る秋の夜長に

今はもう自由の空の鳥となり飛んでいくのか加藤和彦

これは加藤和彦が亡くなった時即席で作った歌で、いい出来ともいえずしまってあったのをひっぱり出してきた。
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街道をゆく 司馬遼太郎

2011-10-17 14:43:15 | 日記
私は多分書籍の『街道を行く』は読んでいないと思う。
それでも『街道を行く』という言葉が頭にしっかり残っているのはNHKの『街道を行く』を見ていたからだろう。
江戸時代の町並みの残っている町は海辺の町は海路の要所、そして内陸部の町はたいてい街道沿いにあり、本陣・脇本陣・大商人の屋敷などが残っている。
街道沿いでないのは城下町の一部の町だけ。
古い町並みが好きな私は知らず知らずのうちに街道の町を訪ね歩いたことになる。
ただし私は街道の点としての宿場町などを訪れただけ、線としての街道は歩いていない。
しかし街道は好きで、NHKBCの『テクテク街道歩き』はとても好きな番組だった。
宿場町と町の間の街道そのものの風景を楽しむことが出来たから。
急に『街道をゆく』を文章で読みたくなって図書館で予約をした。
本は司馬遼太郎の逝去により43巻で終った。
司馬遼太郎がもっと長生きしたら巻はどこまで続いたのだろう?
私の読書のペースで行くととても気の長い話だが、当分の楽しみが出来た。
中には私の訪れた場所もたくさんあるだろうから、文章の中で再訪したい。
最初だからと1巻目甲州街道?にしたが、次からは興味のあるもの、訪れたことのある街道の巻の順にしよう。
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