防災訓練

　

やや細きホースの先のあはき虹今日は防災訓練の日

訓練用なれば出るのはただの水消火器のホース斜めに握る

ミモザの追っかけ

毎年今ごろになると近所あるいはもう少し遠い所へミモザの花を見に出かける。
昨日はちょっと遠いところの丘の上へミモザを見に行った。
坂を上りそこが近づくとミモザの花の黄色が見えてくるのだが・・ボリュームが少ない。
ここはまだあまり咲いていないのか。
すぐ近くまで行って唖然とした・・花の数が少ない！
樹の半分は枯れた蔓植物でおおわれている。
この所為で花芽は影になり去年の半分ほどしか咲かなかったのだ。
樹の生命力も衰えているようだ。
ここは本当は２本あったのだが数年前の強風で１本は折れてしまった。
手入れをしてもらえる場所ではなく放置されているミモザなので・・その時に根も傷んでしまったのかもしれない。
もうここへミモザを見に来ることもないだろう・・とても悲しい。
ミモザはすぐに大きくなりそのせいで木質が柔らかく風で折れやすい。
公園などにあると人に害を及ぼしそうで危険だからある程度以上大きくなると切られてしまう。
今まで好きで見に行っていたミモザの木が一体何本切られてしまったか。。
もう残すところ数か所しかない。。それもいつかは。。

最近洋風の家にはミモザの木が植えられている場合が多い。
最近の園芸種は黄色の色が濃く葉を隠すほどびっしりと花が咲く…華やかだが私が長年追いかけてきたミモザではない。
私の好きなのは繊細な葉と黄色い花とが半々で風に揺れている大きな樹だ。
４０～５０年前はこういうミモザが公園いよく植えられていた・・あの大久野島と同じような種類が。。。

介護認定調査

昨日は今日は午後から義母の介護認定調査だった・
こういう調査の場合・・お年寄りの常としていいところを見せようと普段できにくいことも「できます！」と言いがち。
義母は人一番この意識が強く「あんなこと言わなければいいのにと」思うことがいくつかあった。
義母は重力に逆流して静脈から心臓へ血液を送る力が衰えて足がひどくむくむのでその予防の弾性ストッキングをはいている。
昨日に限ってきついから今日は脱いだといっていたのでその時は気に留めなかったのだが、、
調査の質問で「爪は自分で切れますか？」に「手の爪は切っています。足の爪は切りにくいからいつもは切らないけれど昨日頑張って切りました」と
やおら靴下を脱いで爪を切った跡を調査員に見せた。
弾性ストッキングは日中は絶対履いておかなければいけないのに脱いでいたのはこのためだったのか！
まあ本当に色々と・・

鞦韆

春の陽にほどかるる日は鞦韆の揺れの余韻に身をまかせゐる

３．１１万葉集

クリスマスローズのごとくうなだれて風吹く季節乗り越えむとす（これは私の歌）

昨夜『３，１１万葉集』という番組を見た。
震災後その思いを短歌の中に出して詠い続けている人たちのことを取り上げている。
カルチャーで歌を教えている歌人もいれば震災後初めて歌を詠始めた人もいる。
純粋に歌として読むとき、すごく素晴らしい歌たちとは思わないのだけど・・・震災を経験しそこに住む人でなければ詠えない歌がそこにあった。
何より苦しい思いを吐き出せるツールとして短歌があるということだ。
ただ番組を見終わってぐっとくるほどの感想ではなかったのは何故だろう？
登場する歌を読む人たちが多過ぎたということか・

三月は忙しい

人間ドックを利用すればいろいろの検査が１日あるいは２日で済む。
しかし市の検診を利用して無料あるいは５００円程度で済まそうと思うと個別の検査を個別の医院で受けることになり非常に回数は多くなる。
最初受診し、１週間後に結果を聞きに行くので一つの医院につき２回行くことが多い。
市の検診は誕生日月とその翌日に受診することになっている。
そこで２ケ月のうちにすべての検診を受診するには結構スケジュールを考えなければいけない。
２ケ月で合計８回ほどである。
私の場合は３月と４月・・一番出かけたい季節なんだけど。。
今年は３月の初めに叔母の法事・４月の初めに義父の３回忌もあり・・・気分的に忙しいのだ。
三月には子宮がんと骨密度検査をすでに受け・これから歯科検診、これに臨時で皮膚科の受診が入った・
顔にいぼができて液体窒素の治療を受けた・・今日は２週間後に見せに来なさいと言われ行く日である。
春うらら～本当はどこかへ行きたいなぁ～

森

うぶすなの社の奥の森深く祭囃子の呼び起こす闇

真昼間の草の吐息に弄られて深山の道を分け入りてゆく

森深く蛭の雨降り逃げまどふ高野聖の白き足首　

禁断の森に入れば父に似たる門番すでに姿消したり

ばらばらと赤き椿の落ちる夜森はをみなの血の夢の中

性愛は森にある井戸汲めばまた満ちゆく水を中にたたへる

明石海峡大橋

そこだけが深い緑の海の色明石海峡大橋の影

大橋の影はひとつの帯のごと波に揺られて海峡を渡る

タンカーも小さき船も吾の前を西へと進む大橋の下

幾万の腕を伸ばして大橋を支えるトラスをデッキより見る

わだつみの女神の首にネックレスかけて輝く夜の大橋

孫文のゆかりを今に移情閣ミントグリーンの色にたたずむ

ターナー美術展そのほか

美術展はいろいろ行きたいと思うのだけど、これも思うようには行けない。
しかし神戸市立博物館でしているターナー展だけは見たかった。
昨日は暖かく天気も良くやっと行ってきた。
ターナーは風景画家として有名だ。
私が思っていたよりは水彩画が多かった。
私も水彩画をしているのでとても興味深かった。

美術展を早く見終わり、次に行ってみたかった元町高架下商店街（モトコー）のかなり西の方のエリアへ。
この辺りバッタ屋や中古のワープロをまだ売っていたり、ウルトラマンの大きな像がある中古のおもちゃ？の店などチープな雰囲気でたまにＴＶで取り上げらていつか行ってみたかった。
元町からどんどん西へ行ってみたがほとんどシャッターが閉まっていた。
歩いている人もおしゃれな神戸の町のイメージとは全く違って、黒の作業服風のジャンバーを着ているおじさんばかり、
お目当てのおもちゃ？骨董？の店はここかなと思うけれどしまっいた。
床から天井までスニーカーで埋め尽くされている店は見つかったが。
元町へ帰っていくとき気がついた、ここは１２時から開く店がほとんどだったのだ。
私が行ったのは１１時半ごろだから・・お昼を食べてまた行く元気はなく次の目的地へ。

天気がいいしこんな機会はめったにないので舞子まで行って来た。
昨日の海はきれいだった、本当に久しぶり♪
海を見ていると日頃の嫌なことを忘れる・
海も好きだが明石海峡大橋も好き。
あの薄いコンポーズグリーンの色がいい。
橋のあの圧倒的なボリュームの色を決めるのはむつかしいと思うが、色を決めた人は偉かったなと思う。
神戸らしくおしゃれで洋館のイメージがどこかにする。
トラスの集合体の形も魅力的。

連作

短歌の神様・・特に連作の神様は年に１～２回しか降りて来てくださらない・
こればっかりはいつ降りてこられるかわからない。
さあ、今日は連作を作りましょうと思ってみてもダメなのである。
それで連作は提出が必要な時が来るまでずっと前に用意しておかなければいけない。

結社用の連作を提出してまだ１ケ月も経っていないけれど・・さあ、１年後のための連作と・・作る下準備にかかろうと思って、まずはテーマを探す。
しかしこれもなかなか浮かばない。
何首か作るのではなく広がりのあるテーマでないとね。。
きちっとしたテーマがないように見える作品もあるけれど・・私の場合テーマをイメージしないと最初のとっかかりがないというか・・歌が浮かんでこない。
いくつか候補を考えたがこれ！というのがなかったが・・昨日テーマが浮かんで７首くらい浮かんだ。
私の場合こういう風に一度に５～７首浮かぶテーマでないと連作までもって行けない。
最初のこのバードルが一番高くてあとはテーマの幅を広げて行ってなんとか数を増やす。
あとからいい歌ができれば差し替えて行って、推敲もして・・・
昨日は最初のハードルを越えてテーマが見つかったのでうれしかったなぁ～