海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

白彼岸花

2012-10-30 22:07:23 | 短歌

堤には観光客を呼ぶために植えられてゆく白彼岸花

奈良県明日香村の稲淵は棚田の彼岸花でとても有名になってしまった。
とてもびやかな古代そのものを思わせる棚田に彼岸花が咲いている光景は圧巻である。
昔は農業の必要上畦に植えられていた彼岸花も観光客を楽しませるために手入れされ増やしているのだろう。
棚田の上の土手には白やクリーム色の彼岸花が植えられている。
ここ数年のことだと思う。
なんかね・・・人工的なのがあらわになって私の好みから言う興が覚めるのだけど。。。
彼岸花はあくまで野に咲く花がいい。
とにかくザワザワと人が多くなってもう行く気がしない!
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薬草園

2012-10-29 08:22:30 | 短歌

雑草と秋の日差しを分け合ひて薬草園に露草の咲く

雑草に半ば埋もれて薬草の名札はありぬ裏山の道

梢より秋蝉の声ふりそそぐ裏山の上の古き庵に

森野薬草園の裏山の上には薬草園がある。
植物園のように整ったものではなく雑草と薬草が共存している。
これはそういう考えでそうしているのか、人出が足りないだけなのかは知らない。
同じように日差しを受けて葉を茂らせたり花を咲かせている雑草や薬草を見ると穏やかな気持ちになる。
薬草も元は同じ山の草だった。
ただ人間の役に立つ成分を持っているから薬草といわれているだけなのだ。

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君のいぬ秋

2012-10-29 05:14:55 | 短歌

何もかも散りゆく秋よ見上ぐればかなしき青の空に薄雲

寂しさの極まるところおそ秋の岬の海の沖の藍色

君を呼ぶ声こだまするこの森の翼折られた闇鳥われは

待つほどに胸処流るる秋水の瀬音の高くいづくへと行く

流れ出る川なき湖のさざなみの岸辺に寄せて君のいぬ秋
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2012-10-28 13:08:54 | 小さい旅
はるかな時の波が打ち寄せる渚で

気まぐれな神の手に掬われた

砂粒のあなたとわたし

海の香りに共鳴して砂粒はかすかに震えた

気まぐれな神の手が傾いて

あなたは海に還ってしまった

わたしもいつか海に還ったら

またあなたに会えるだろうか
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きみごろも

2012-10-28 05:36:52 | 短歌

大宇陀の菓子きみごろも一口で真白き泡は口に溶けたり

卵白を細かく泡立てたお菓子でとても軽く、口に入れるとさっと溶ける。
外側は卵黄でくるまれているので外が黄色で中が真っ白。
去年森野薬草園へ彼岸花を見に行った時に買った。
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カンナ

2012-10-26 08:36:10 | 短歌

何もかも忘れたくなる夏が来てめくれるように咲く赤カンナ

カンナといえば立ち葵や矢車草などと同じく子供の頃にある当たり前の風景の中にある花。
カンナは線路の土手にも咲いていたような。
桜やバラのようにすっきりと咲いた所を愛でるような花ではなく、なんだかだらだらと咲いていくような花の形。
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水彩絵の具

2012-10-25 11:30:08 | 短歌

淡色を重ねて陰を深くする水彩絵の具のような片恋

私は水彩画を書いている。
水彩絵の具には不透明水彩絵の具・アクリル絵の具・透明水彩絵の具がある。
不透明水彩は学校で使ったような絵の具、マットな感じになる。
アクリル絵の具はさらにマットな感じ字で塗ってすぐに乾く。
水で溶けるのに油絵に近い質感を出すことが出来る。ポスターを描くときにも向いている

透明水彩は文字とおり透明で色が綺麗だが一色を画用紙に塗ったときは薄い。
それに同じ色や違う色を何回も重ねて描いていくと陰影ができて立体感を出し、あるいは微妙なグラデーションをつけて絵に深みが出る。
それを淡い片思いの気持ちを重ねて行くうちに深くなる思いの比喩に使った。

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梅田

2012-10-24 21:07:12 | 日記
今日は晩秋に着るニットのジャケットかカーディガンを探しに梅田へ。
阪急百貨店の二期増築のプレオープンの日。
買い物カードを持ってる人には招待状が来たらしい。
私は年会費のある百貨店カードは解約してしまった。
こういうのは最初は年会費が要らなかったのに、向こうの都合でビザがつき年会費が取られるようになる。
なんか割り切れない。
それで年会費の要らない阪神のカードしか持っていないのだ。
これで阪急でも割引になるから普段はこれ1枚で十分。

10時半に梅田についてみれば阪急百貨店前野広いコンコースは行列!
2つ折れに人が並んで粛々とデパートの入り口から入っていく。
殺気だった感じではない。
それを横目に見て阪神百貨店へ。
ガラガラかと思ったらいつもとおりの客数だった。
昼ごろもう一度行ったらいつもより客が多い。
阪急からの客が流れてきているらしい。
前の大阪駅上の商業施設と同様、新しいところに客が集まると相乗効果で既存のデパートの客も増えるようだ。
しかしその後の客の争奪戦は激しいだろうな。
いづれにしてもめったに服やお菓子を買わなくなった私には関係ない話である。

お昼はお蕎麦を食べ、茶屋町のジュンク堂に行ってみた。
いつも短歌コーナーに直行する。
ああ、あった!歌集『窓、その他』内山晶太
これで取り寄せを頼まなくてもいい。

濃いローズピンクの襟付きカーディガンを買った。
ブルー系やベージュやグレー形が多い私には珍しい、
たまには明るい色をと思って。
私に似合う赤は(好きなだけか?)青みがかった系統。
だからローズピンク系・・この色はグレーやベージュやブルーグレーやモノトーンに合う。
でもオレンジ系グリーン系も最近はたまに買う。
暖色系は似合わないと思っていたけれどそうでもないみたい。
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お百度参り

2012-10-22 11:36:38 | 短歌

拝殿に深く頭を垂れじっと立つ人の横顔夕陽が照らす

私なら飽きてしまうな百年の春も真冬も緑だけの楠

人々に追い越されつつ老人はゆっくりゆっくりお百度を踏む

百度石巡ればやがて思い切る願いは叶うきっと叶う 

店先に鍋は出されて参道の客を呼び込むおでんの匂い
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絵が完成!

2012-10-20 14:38:56 | 日記
5日ほど前に書いていた絵が完成した!
義父の入院・葬儀・法事で途中で中断し、描き始めてから1年かかって完成した♪
とても嬉しい♪

ヨーロッパの田舎の農家風の建物の壁の絵。
古びた壁の様子はかなりよく再現して描けたと思う。
しかしこれはヨーロッパではなくフィリッピンのどこからしい、
フィリッピンの写真家の写真集から描いた絵だから。
フィリッピンはスペインの植民地だったことがあるからスペイン風の建物も残っているのだろう。
何枚か気に入ってコピーした写真はどれもヨーロッパのどこかの建物と思ってしまう。

亀のような歩みでも絵を描く生活が戻ってきた。
今度はどれを描こうか。
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