海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

水彩画

2009-09-30 19:39:36 | 日記
今日は月2回の水彩画のお稽古の日。
梅田まで出ている。
子供の頃から絵は好きだった。
一応大学時代は美術部・・といっても指導する先生もいないようなクラブだった。

カルチャーの水彩画に入ったのはもう11年前。
その頃はさっとしたスケッチ風の絵が描きたいと思っていた。
今は古い建物の絵が多く、何色も塗り重ねた油絵っぽい描き方になっている。
ヨーロッパの古いレンガの壁が一番描きたい素材。

水彩画の仲間は仲がよく、お稽古の後の喫茶店でのおしゃべりも楽しみ。
それでも年長の人が多いので体調のせいで辞める人、先生の指導に不満で辞める人・・11年で随分人が入れ替わった。
今でも残ってりる人は絵を上手になりたいと強く思うというより、人間関係が楽しいからと思っている人ばかりだ。
私も水彩画は短歌ほどのめりこんではいない。
楽しければいいという感じ。

それでも去年が60号(タタミ1枚)の大作に挑戦する機会があり頑張った。
しかし時間も費用も神経もすごく使ったので・・・もう描くことはないだろう。

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2009-09-29 14:52:02 | 短歌

海からの風が桟敷を通り過ぎほろり崩れるミルク金時

沈黙の夏のまひるま教会のイエスを照らす硝子絵の赤

命まで透き通る夜に再びを生きむと白き身をそらす蝉

午後四時の夕陽は電車の窓を抜け私のまぶた容赦なく射る

すがりつくものを見つけるまでの日を風に揺らるる朝顔の蔓

置き去りの不安ちらちら店の前チワワはじつと飼ひ主を待つ
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ジム

2009-09-28 07:36:34 | 日記
3週間振りにやっとジムへ行ってきた。
9月の第2週は忙しくて、第3週は風邪、第4週は用心して行かなかった。
おとといの夕方私が『ジム友』と呼んでいる人に駅の近くで会った。
ジム友は私より少し年上の男性である。
気さくな性格で黙々と一人トレーニングして誰とも話さずまた帰っていた私が始めて話ができた人。
誰にでも同じ態度で親しみやすいのが好感を持っている。
これが特定の人・・若い人・美人とかだけに話をする人だったら、もし私がその対象になっていてもやや居心地の悪さがあるだろう。

ジム友「どうしてたの~ また来いよ~」
といわれて俄然やる気に

週末は息子が来るので生活のリズムが狂うのだが、合い間に少しだけジムへ行った。
最近ではこのジム友以外にも話をする人が増えた。
どういうわけか男性ばかりなのだけど・・・こちらはボーイフレンドと呼んでいる。
私の行く時間帯で同じように会う人は男性が多いからだ。
それと男性のほうが毎日来ている人が多いみたい。
私は他の用事もあり週1回しか行けない。
今は1回づつ料金を払うやり方に変えて助かっている。
月払いの会員のときはもったいないと思っていた。
もうその会費は払えない。
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擬人法

2009-09-27 09:39:32 | 短歌
私は擬人法の歌を時々詠うほうだ。
擬人法をあまり極端に使うと歌の品が落ちる。
また凝った擬人法を思いつくと作者は得意になるが、気がつかないうちに独りよがりとなり、読む人からするとしらけた気分になる。
擬人法をどの程度でとどめるかが難しいのだ。

今月はたまたま擬人法を使った歌が2首掲載された。

 御破算といわれるたびに整列し走る準備のそろばんの珠

 微分解く少年たちの横顔を窓から覗く青の紫陽花
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石榴

2009-09-27 07:48:35 | 短歌
そのかみの血肉に似たる石榴食み仏世を生くる鬼子母神はも

石榴の実食めば思ほゆ月ごとに血流す性のをみななりしを

夕焼けの茜の色を父として石榴が孕む幾百の子ら


石榴の実が真っ赤に熟れてきている。
石榴といえばどうしても鬼子母神の伝説を連想してしまうので、石榴の実の割れたのを見るとかなりグロテスクなイメージを抱いてしまう。
釈迦に帰依した後も昔食べていた人間の子供の味が忘れられずに、石榴の実を食べていたという伝説。
確かにぱっくり割れたざくろの実の中身は真っ赤な粘液質に種が包まれていて、人体の内部を想像してしまう。
女性の情念そのもののように見えてくる。
そして石榴の実は夕陽によく似合う。
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コシノヒロコ

2009-09-26 09:42:40 | 日記

短歌の話題ばかり続いたのでたまには週刊誌的話題など。
外交デビューした鳩山首相夫人の服はコシノヒロコだそうだ。
かなりインパクトのあるデザイン性のある服。
幸夫人は小柄なので、それでもインパクトを出すにはあのくらいはっきりとしたデザインがあるほうがいいのかもしれない。
バルーンのスカートなど年齢から言えば可愛らしいが、華やかな可愛いイメージで、社交の場ではよかった。

私はずーーと前にコシノヒロコの服を見たきりだ。
愛想のないくらいシンプルな服が好きな私にはコシノヒロコの服はデザイン過剰に見えて。
その頃はちょっと大阪っぽい泥臭い感じがして、オバサンの服のイメージがした。
言っちゃーー悪いが、コシノヒロコのインパクトのある顔からのイメージで、洗練された服というイメージが湧いてこなかった。
でもそれから数十年・・・また感じが変わってきたのだろう。

HPを覗いてみたら着物のイメージをアレンジしたような日本と西洋を融合させたような服が多かった。
プレタポルテ用のショーでの服なので奇抜なのが多かった。


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スキップ

2009-09-25 11:16:42 | 短歌
今日はある短歌専門誌発売の日・・・毎月取り寄せを頼んでいるので美容院の後本屋へ寄った。
いつも家まで待てずに店を出たとたん投稿欄を見てしまう。
波があるから2ケ月載らないことがざら。
今月は4首応募で3首載っている。
今までで最高の確率。
それも評をいただけたのが2首も。

嬉しくてスキップして家まで帰った
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2009-09-25 08:31:26 | 短歌
鬼ならば喰らはむものを人ゆゑに裏切りし君を殺めもせずに
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大阪のうどん

2009-09-24 06:39:20 | 短歌

浪速だし讃岐は麺の腰だっせ尾張きしめん喉越しが売り

かつぶしに利尻のこぶのものすごうええ出汁出てる浪速のうどん

お揚げさん含めば甘うてやわらかやけつねうどんはほんまうまいで

どこが目でどこが口やとおちょくっておかめうどんは福笑いやな

駅前の店で出された鴨なんばこら鶏やでとぼやいて食うた



うどんといえば讃岐うどんを想像するくらいそちらのほうが有名になってしまった。確かに讃岐のうどんは腰があっておいしい。
この連休は讃岐の各うどん屋は行列だったようだ。
しかし!、うどんといえばかつては大阪だった。
大阪ののうどんは出しや具とのハーモニー。
この連作は大阪弁でひらめいて楽しんで詠んだもの。
こういう歌もまた詠ってみたいものだ。
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彼岸花

2009-09-22 13:01:13 | 短歌
 
遊女の声の華やぐ港町ともる灯りに秋風の吹く

故郷の野辺に咲くらむ彼岸花同じ緋色の長襦袢着る

故郷に帰りたくても帰れない遊女の髪に咲く彼岸花

彼岸花たどりてゆかむ故郷の父母の家夢の中なら

遊女墓小さき寺の片隅に置かれてさびし彼岸花咲く


彼岸花の季節だ。
普通なら彼岸花を見にどこかへ行っているのにその元気はまだない。
また彼岸花に対峙するにはそれに見合うだけの情念がたまっている時でないとその気にならない。
病後なのでそれもたまっていない。

近くを散歩したら土手に少しはあるだろう。
今年はそれで我慢しておこう。

彼岸花・・どうしても死者を連想する



写真は去年行った大宇陀の薬草園の裏山。
彼岸花があると知らず行ったのにその風景に圧倒された。
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