海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

青鷺

2020-04-30 10:29:10 | 短歌

仙人のやうな顔して青鷺も他者を喰らひて生きてゆくもの
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文房具8

2020-04-27 09:31:17 | 短歌


紙と紙はさみて銀に鎮もりぬゼムクリップのちさき渦巻
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花水木

2020-04-24 10:51:15 | 短歌

真白なる文字なき手紙開くごと花水木咲く天を見つめて

花水木が盛りだ、
ピンクの花も可愛いが、白の花水木の清楚で一途な感じが好きだ、
いつも天をあおいで何かを待っているみたいだ
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文房具7

2020-04-21 12:11:26 | 短歌


あと一歩足りない言葉を突きつけるペーパーナイフで紙を切るごと
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花蕊

2020-04-18 15:28:03 | 短歌

薄紅の桜の蕊が地に落ちて静かに終わる今日の埋葬


随分前に作った歌。
桜の花びらが散るのは風流だけど、赤い花しべが降るのは何か不穏だ。
そんなイメージを詠った歌。
ああ、何か今の世界を詠っているみたいだ。
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文房具6

2020-04-15 15:00:42 | 短歌


消しゴムの声が聞こえる「外側が汚れていても中身はきれい」
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桜月夜

2020-04-12 09:33:14 | 短歌

生まれざる子の羽根ひとつ花びらに混じり散るらむ桜月夜に
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文房具5

2020-04-09 08:31:16 | 短歌

文鎮に逆らふやうに立ち上がる巻かれてゐたる白紙の端
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文房具4

2020-04-06 08:32:38 | 短歌

完璧な円を描いて極まれりコンパスの足の紙上の恍惚

コンパスで綺麗な円が描けると気持ちがいい。
それはまるでバレリーナが片足を高く上げ速く回転しているようだ。
うまく踊れたときのバレリーナの恍惚がコンパスにもあるようだ。。
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文房具3

2020-04-03 12:05:51 | 短歌

われにしか見えぬ形を探し出す雲型定規の穴の中から
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