27日の続き。
博物館から四条に出て高島屋に入っている蕎麦屋で昼食。
天せいろ。
蕎麦の味は平均より上。
しかしいつも当麻寺の味と比べるので、あれに勝るものはない。
先日TVで阿闍梨餅の原料の丹波産大納言が今年は不作で、他の産地では餡の味が落ちてしまうので苦肉の策として水曜日だけ生産・販売をやめるとの報道。
店主が出てきて「ほかの産地ではあきません」と言い切るのに京都の和菓子屋の伝統と矜持を見ました。
それで京都へ行ったから阿闍梨餅を買ってみようと思いました。
多分高島屋にあったのを記憶していました。
ばら売りもしていたので3個だけ買いました。
たくさん買ったら皆食べてしまうから。
1個の値段が安いのでびっくり、これであのこだわりなんですね。
それから詩仙堂へ。
詩仙堂へ入る前に上の五大神社のベンチでペットボトルのお茶と一緒に1個食べました。
餡は甘さを押さえて、皮はもっちリ・・回転焼きを製造方法は似ているもののまったく別物、上品さすが京都。
1個は軽く食べられるほどの大きさでこだわりの餡は甘さは抑えてありました。
甘いもの好きの人なら何個でも食べてしまいそうです。
詩仙堂は山吹とシャガと白い藤が咲いていました・
私は京都ではここだけが好きだったのだけど・・この日は今までほど感性が刺激されず。
多分海北友松の圧倒的な存在感に満たされていて、他のものの入り込む余地がなかったのでしょう。
そしてあの千年桜の訴えて来るものに比べたらどんな天才庭師が作った庭でも叶わないと思ったのでした。
又兵衛桜・千年桜は私の心を離れません。