昨日は羽生選手の金メダルで心が浮き立っていたのだけれど、昨日付けのメールを今日開いたら以前東京の同窓会で会ったことがある同窓生(男性)が2月初めに亡くなったとの知らせでした。
特別親しい人ではないけれど、同窓会で顔を合わせている人については特別の仲間意識があります。
彼は多分子供のころの予防注射からC型肝炎に感染し、段々それが進行し肝硬変そして肝ガンを発症し治療を続けていました。
肝硬変が進行したので数年早く早期退職しその後は悔いなく生きようと思ったのでしょう。
年に何回も海外旅行し、それも長期滞在型。
特にハワイは1~2ケ月滞在していました。
東京の家と軽井沢にもマンションを買い、そこでの別荘生活も楽しみました。
家庭菜園を楽しみ別荘仲間との家族ぐるみの交流、もちろん東京でも高校・大学の友人たちと仲良く交流しました。
彼はブログをやってました。
多分彼自身からアドレスを聞いたのでしょう、私は時々はブログを覗いていました。
海外旅行の記事は詳細にわたっていて、旅行に行けない私にはまぶしすぎて大抵はパスでした。
日常の記事の方を読んでいました。
肝硬変肝ガンのことについては隠し通すというのではなくたまにさらっと触れていました。
HNの世界に現実の彼を知っている人間がコメントをつけるべきではないと思っていたから覗くのみでした。
肝硬変は肝機能を維持する注射を定期的にし、肝ガンの方は抗がん剤をカテーテルで注入する手術を4ケ月に1回
していました。
治療は効果はあるがしばらく経つとまたガンがぶり返すので治療を繰り返します。
それでも退院して元気を取り戻すと海外旅行に行ったり本当に前向きの生き方をしていました。
9月の記事を最後に投稿が途絶えて心配していました。
おととしの同窓会は出席の予定でしたがインフルエンザで欠席。
去年も出席に予定でしたが、検査入院しているからと欠席(これは検査入院ではなかったのかもしれません)
まだまだ生きるつもりだったでしょうが、容体が急変したのでしょう。
一週間前には親しい友人とラインのやり取りをしていたそうですから。
私もしばらく同窓会に出席できない時期があり、彼と会ったのはずいぶん前です。
それなのにこの悲しさと寂しさは。。
同時代の人は特別なんですね。
これからも頻繁に否応なしにこういうことを経験するのが年を取るということなのだろうと思います。
それでも彼が前向きに生きたように、未来に悲しみが待っていても私たちも一日一日を大事に生きていかなければいけません。