万年筆の青のインクの乾く間が昭和の時の速度でありき
ふれてみよと風にささやく山桜うすくれなゐの花芯さらして
自らの放つかをりに酔ひしれて桜さくらは芯まで揺るる
春の夜にあくがれいづる魂の行き尽くところ桜なるべし
呪をはらむもの生まれくる春なれや美しき吐息の匂ふ花闇
散りゆける桜の幹を抱きしめて我もいきたし花闇の果て
たれか呼ぶ声聞こえたる心地して桜花びら浴びにゆく夜
パンドラの箱よりいずる姿なきもののうごめく春の花闇
桜を愛でて幻想の世界に浸りたいが、今年はそれどころではない。
早く収束しますように。
気がつかず毎日前を過ぎていた交差点角の電話ボックス
50年以上前に設置されただろう電話ボックス。
大きな交差点にあるがまるで存在していないかのようだ。
それでも災害時には大きな役割を果たすのかもしれない。
人材は裏の世界も必要でうけ子かけ子をリクルートする
闇バイトを募集する闇サイトがあるそうだ。
うけ子やかけ子はプロもいるし、またそういう<仕事>とあまり知らず応募してしまう人もいるらしい。
段々とバイトのターゲットが高校生くらいと若くなっているそうだ。
割りのいいアルバイトと思ってしてしまう若い人もいるのだろう。
女子高生が接客業に走るのと同じ感覚か。
怖いな。
念入りに二日に渡る詐欺電話残念でした収穫なくて
いつもよく話しているから見破れる娘をかたる詐欺はないのだ
よく考えると詐欺電話がかかってくるのは息子をかたるるものばかりで娘は聞いたことがない。
娘はよく連絡を取っているから初めから見破れる。
なんか息子しかいない親の悲哀も感じるな。。
この事件から1年後、これと同じ手口で同じ市の70代女性が詐欺にあったとニュースで。
同じ犯人だと思う。
もちろん息子をかたっていた。
それからうちへの電話は息子の名前をちゃんと言っていた。
これは表札を見ればわかるし、いくらでも調べる手段はあるのだろう。
そして息子の居る家庭だけに電話をかけて来る。
近所でも何人も同じような電話がかかった、すべて息子と名乗っていた。
保証人になってお金がいるんだとニセの息子は訴えてくる
次の日の8時ごろ<本当の息子>に電話した。
「今どこ?」
「今大阪市内の仕事に向かうところ」それではよくなってきたのだと思った。
夕方<ニセの息子>から電話。
体調の話のあと「実は友人の株を買う保証人になって、友人が失敗した、お金が500万いる」
ここで偽とピンときた息子はそれなりに貯金を持っているしお金のことで親に頼むことはない・
夫が「アンタ誰・?」と言うと電話はぷつんと切れた。
すぐに<本当の息子>に電話して昨日も今日も電話していないことを確かめた。
ついに来たオレオレ詐欺が我が家にも扁桃腺で声が違うと
ある日の夕食時<息子>から電話がかかってきた
応対したのは夫。
扁桃腺で声がおかしいのだという。
「どこの医療機関に言ったらいいかな」と聞く。
ここがいいだろうと答え、明日行くようにと言ってその日は終わった。
続く
華やかに国立競技場の式 自殺者の記憶忘れ去られて
国立競技場が完成し、その完成式が行われたのはいつだったか。
しかし建設中に一人の若者が自殺したことを一体どれだけの人が覚えているのか。
まだ新入社員に近い若い男性だった。
競技場は最初の案が途中で不採用になり、大幅に工期が遅れたのを無理して間に合わせようと、現場には相当な無理を押し付けていた。
その中で上司にパワハラの強い圧力を受け、労働時間も過酷で、工期の問題でも追い詰めらたのだろう・・自殺してしまった。
当時はマスコミも報道していたが、今や忘れられ華やかな完成式の報道となった。
しかし私は忘れない。
こんな犠牲があって完成した競技場だったこと。
若い息子を亡くした親の悲嘆はいかばかりか。
せめて忘れないで欲しい。
競技場ができる前にこんなことがあったことを。
オリンピックが1年延期されることになったら、競技場を工期通り完成するためにパワハラを受け亡くなってしまった命は何だったのか!
来年のオリンピックへ盛り上がる道筋作り『いだてん』終わる
作ったのが去年なので「来年のオリンピック」になっている。
この歌を作った時は7月からのオリンピックが果たして開催されるのか心配しなければいけないことになろうとは思ってもみなかった。